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ただ今大好評放送中の『魔進戦隊キラメイジャー』では、エンディングにて『キラメイ音楽祭』を開催中。
毎回違う曲をお届けしている。
10月25日放送の第29話では、工藤美桜(くどう・みお)ちゃん演じる大治小夜/ キラメイピンクの歌うキャラソン『キセキをユメみる?』が披露された。
このレコーディングは、スーパー戦隊でもよく使われる都心の地下スタジオで、 まだ暑さの残る時期に行われた。
美桜ちゃんのレコーディング前には、同じスタジオで高取ヒデアキ(タカ)さん 率いるZETKIの演奏も収録されている。
もちろん作曲はタカさんで、作詩もタカさんである。編曲はZETKI重鎮の籠島裕 昌さんだ。
ZETKIが撤収作業に入って入る頃に美桜ちゃんが到着。
歌収録を前にミキサールームに揃ったのは、穴井ディレクターとコロムビアス タッフ、タカさん、籠島兄と、美桜ちゃんの歌声に興味津々なZETKIメンバーだ。
マイク前に立った美桜ちゃんは、拳を軽く握り腰あたりを指でトントン叩いてリズムを取る。
マイクテストを終えると穴井ディレクターのテンションは一気に上昇。
(穴井)「バラスーシイー!クリビツ テンギョー!
練習してるのが良く分かる!
でも口角上げめね。『私の歌を聴きなさい、私について来なさい!』って感じに も気をつけて。」
いわゆる業界用語は、この時代になかなか聞かないぞ。ちなみに、
『素晴らしい!ビックリ仰天!』
なのだが、さり気なく真面目なアドバイスをすることにも気を配っている。
(穴井D)『プリプロ(プリプロダクション/事前準備、仮録音)より格段にいいですよ! バラスーシイー!』
対して美桜ちゃんは素直に『ワ~オ ♪ 』と反応。
この2人の会話はどこかタイムスリップ感が漂うなぁ。
はしゃいでばかりもいられないのでレコーディングは進むが、皆それぞれに・・・
(タカさん)『演じる力が素晴らしい。センスいい!』
(ノブさん/ZETKI)『物語が見えてくる!いろんなキャラクターが見えてくる!』
(穴井D)『(カワイイッ)って心の声が出ちゃった。けど〈カッコいい〉を頂きました!』
と、ベタ誉め。
ちなみに2番の『美味しいお食事をして』で美桜ちゃんが想像したのは、背脂の浮いたラーメンらしい。
―――たった今このスタジオで収録が終わりましたが、率直な感想はいかがですか?
「やっと終わった~!(キラキラ笑顔)
歌はもちろん大好きなのですが、今日まで自分の歌に自信を持ったことはありませんでした。
みなさんに満足して頂ける歌が歌えるか?とドキドキしていたんです。
でも皆さんに沢山褒めてもらえて良かったです(照)
今は安心感で一杯ですね!」
―――工藤さんの歌声には、ミキサールームは大盛り上がりでしたからね。バラスーシイー!って。
「ホントですか!?
ウレシッ ♪ (キラキラ)
今日は『バラスーシイー!』が!・・・『業界用語がメッチャ出るじゃん!』って思いました(笑)」
―――この歌を初めて聴いた時は、どんな印象でしたか?
「とても小夜らしいな、って思いました。
(この曲は)ジャズじゃないですか。とにかくメチャメチャオシャレで、甘~い感じのイメージでした。
でもどこかミステリアスな感じがする歌にも思いましたね。」
―――今日は作詩・作曲の高取さんと編曲の籠島さんが同席でした。
お二人の前で歌う感じはいかがでしたか?
「ど緊張!(即答)
ど緊張でしたね。
やはりみなさんは頭の中でイメージして作ってらっしゃると思います。
そのイメージを超えられるか?とか、その前にイメージしてるところまで行ける か?とか・・・不安がありました。
―――この歌で苦労したり難しかったところなどはありますか?
「メッチャありますね。
リズムはちゃんと掴まなければいけませんが、言われた通り『前にリズムが走らないよう』に、ゆったり歌うことに気を付けなければならないですとか・・・
難しかったのはBメロで、音を伸ばして次の音の直前で音程を上げるところ。
1番の歌詩でいうと『理想へと 近づくたびに』の部分ですね。
そういうところが難しくて、『これって出来てんのかな?』と思いながら歌って ました。
この歌は難しいとこだらけです。」
―――逆にお気に入りや、心に残ったのはどこですか?
「皆さんに褒めて頂いた、
『経験がモノを言うの』とか『手繰り寄せるものなの』あたりのサビの最後が好きですね。
今日バンドの方の楽器を聴いて思ったのは、1番の『引っ込み思案な 自分を変えたくて』のギターです。
音が『エモい』と思いました。
そこを聴いてゾワ~ッてしましたね。(※鳥肌を表すような仕草)
『スゴいっ!』って思って好きなところです。」
―――この後にはラッバも入って、さらに演奏が厚くなるそうですよ。
「楽しみ~♪」
―――工藤さんは、今までのにレコーディングの経験はありますか?
「ありません。
もちろんCDになるのも初めてです。
CDデビューです!
もともとマイク前でヘッドホンを付けて歌うことは、小さい頃からの夢だったん です。
人生で一度はアイドルとかをしてみたいと思ってました。
子供の頃はメロンパンみたいな丸いモノを紙に書いて置き、イヤーマッフルを付けてアイドルのマネをしてました。
(※メロンパンみたいなモノ→ポップガード/マイク前にある、強い息によるポップノイズを抑える網のようなモノ、イヤーマッフル→ヘッドホン)
その何年後かに、自分がそうして歌うことになるとは思いませんでした(キラキラ)
初めてプリプロで歌った時は『ホンモノだ~っ!』って、メッチャ興奮しました (※頬を押さえて喜)」
―――工藤さんはカラオケには行かれますか?
その時はどんな歌を?
「行きます!
『いきものがかり』さんの『気まぐれロマンティック』とかですね。
あとは男性ですけど、Kさんの『Only Human』は、バラードでとても自分の声に 合います。これは自分が1番上手く歌えるバラードなので良く歌います。」
―――この歌がカラオケにあったら歌いますか?
「えーっ!? 自分で?・・・自分で歌うのか・・・(頭抱える)」
―――周りの友達が『歌って!歌って!』と言うかもしれませんよ。
「えーっ、歌う!
ノリノリで歌う ♪」
―――この歌がカラオケに入った時のワンポイントアドバイスをお願いします。
「とにかく小夜に成り切って歌って欲しいと思います。
私もアドバイスして頂いたことなんですけど、リラックスしてゆったり歌うことです。
それと『私の歌を聴きなさい!』って感じです(※両手で持ち上げポーズ)
あとは可愛らしいところは可愛らしく・・・『詮索は無しよ』辺りは自分も可愛く歌いました。
『お洒落して お買い物して』とか、2番はだいたい可愛らしさを意識して歌って います。」
―――この歌はライブで歌う機会があるかと思います。大聴衆の前で歌うことに なったらいかがでしょうか?
「ヒエ~これはまた$€%#☆(※何を言っているのやら?)
レコーディングでもとても
緊張したのですが、聴かれているのは分かっていても、人の目は直接感じません でした。
自分の世界に入って歌えます。
でもステージとなると、パフォーマンスをしながら歌わないとならないではない ですか!
想像つかないくらい緊張するんだと思います(苦笑)
今からドキドキですね。」
―――今後にまたスーパー戦隊で歌のオファーがあったら、どんな歌を歌ってみた いですか?
「今回は役が大人なので、オトナっぽい歌でした。
次は(キラメイグリーン/速見)瀬奈ちゃんみたいに、年相応な可愛らしい明る い歌・・・声優さんやアイドルが歌っているような歌を歌ってみたいですね。
逆に(キラメイブルー/押切)時雨クンのように、ネットリしっとりしたものも 好きなので、そういうのも良いです!」
アイドルのようなレコーディング現場に憧れていた美桜ちゃん。
子どもの頃に夢に描いた姿でそれが実現して、本当に嬉しそうであった。
収録後もその喜びが溢れるかのように、身振り手振りもバラエティーに富み、と てもそれを文字化出来ずに残念。
その歌声はテレビだけではなく、デビューCDでぜひ確かめて欲しい。
『キセキをユメみる?』
作詩・作曲/高取ヒデアキ
編曲/籠島裕昌
歌/大治小夜(工藤美桜)
演奏/ZETKI
この曲は『魔進戦隊キラメイジャー キャラクターソングアルバム』(品番COCX-
41353)に収録で、日本コロムビアから12月23日発売!