馬場良馬が近く公演のある舞台への意気込みを語る!

2020/02/10

馬場良馬が近く公演のある舞台への意気込みを語る!

馬場良馬(ばば・りょうま)さんがVシネ『宇宙刑事刑事シャリバン NEXTGENERATION』('14)で、
宇宙刑事エステバン/セイギ役を演じてから6年。

クールな年長キャラとして、ブルーバスター/岩崎リュウジ役を『特命戦隊ゴースターズ』('12)で演じてからは早8年。

そんな彼が、もうすぐ公演の始まる舞台『死の泉』で演じる役についての、意気込みを語ってくれた。
第二次世界大戦中のヨーロッパで、ナチスドイツの蛮行が人々を脅かす中での
ポーランド人・・・という繊細かつ難易度の高い役だ。

―――今日は、舞台『死の泉』の稽古場でお話を聞いています。

『ゴーバスターズ』からは久しぶりの今、最近はどういったお仕事が多いですか?

「映像ももちろん出演させて頂いていますが、基本は舞台を中心に活動しています。

先日は縁あって『ゴースターズ』で共演していた鈴木勝大と2人芝居(201912月)をやらせて頂きました。
2人でガッツリと築地でお芝居をやらせて頂いたんです。(当時の勝大クンはレッドバスター/桜田ヒロム役)

それもあって『ヒーローをやってからもう78年も経つんだ!』と感じ、懐かしい話をしました。
またその時には、(『ゴースターズ』で)共演していた松本寛也や小宮有紗も観に来てくれたんです。
(当時の寛也さんはビートバスター/陣マサト役、有紗ちゃんはイエローバスター/宇佐見ヨーコ役)
そして『あの当時は楽しかったね。あんなことや、こんなことがあったね。』と盛り上がったんです。
『やっぱりヒーローっていいなぁ、やってて良かったなぁ』と凄く感じられる出来事があったタイミングで、このお話を頂きました。

スタジオライフさんと東映ビデオさんの舞台プロジェクトというところで・・・
『死の泉』は皆川博子さん原作で、もともとスタジオライフさんが舞台をやっていたんです。
今回は4度目の再演になりますかね。

『ゴースターズ』を通して東映ビデオさんに可愛がって頂いたことの縁もあり、
今回はこの舞台への出演が決まりました。

ヒーローとして地球を守っていたのは1年間だったんですけど、僕が今も役者をやっていることへの
大きなターニングポイントでした。こうして何年経った今でも、目をかけて頂いているのはとても有り難いことだと思います。

そんなことを感じながら・・・生きています!
(キリッとした目つきでこちらを見てから、一間置いて爆笑。真面目な口調がチョット恥ずかしかったらしい)

―――この舞台には『ゴーバスターズ』の経験はどんな感じで生きていますか?

「そうですね、どうなんですかね・・・(しばし熟考)

『死の泉』は第二次世界大戦終わりの頃のドイツでのお話なんです。
だから凄く設定が難しいんです。
その当時の人の辛さや感情があるのでとても難しく・・・役者にとってはハードルの高い作品だと思います。

やはり『ゴーバスターズ』での1年間・・・『ファイナルライブツアー』や準備などを含めたら2年間、
岩崎リュウジという同じキャラクターを演じられた事だと思います。

2年間に渡り1人のキャラクターと向き合い構築出来たことが、その後(自分が)役者をやっていく上で、
『役になる』という事へのアプローチの仕方が助けられているのではないでしょうか。

今回はドラマが凄くあって、愛のある話です。
そして偏った愛なので、面白みのあるドラマだと思います。
その設定やキャラクターが難しかったりするのですが、そこは『ゴーバスターズ』で培った、
1年間キャラクターを演じることが出来た自信や、今までの経験を活かせたことからだと感じています。

青年フランツという役を演じさせて頂くのですが、そのフランツと向き合えていられればいいなと思います。」

―――この舞台で、一番楽しみなことや期待するところは何処ですか?

「この話はナチスドイツの話なので、やはり迫害があったりします。
ドイツ国家の中でアーリア人の帝国を作ることなどの設定は難しかったりするんです。
でもその(アーリア人)至上主義の帝国主義を作る感情だったり・・・今回の主人公のクラウスは、
音楽に対する美意識を持っています。ボーイソプラノが大好きなんですけど、
男の子は成長すると声変わりをしてしてしまうので、声変わりをさせないためにはどうするか。

その辺りを人間として倫理的に反することもやったりしてしまうんですよ。
そこは倫理的道徳的に外れているので、非難されることではあります。
でも人間の本能や感情を突き詰めて行くと、とても素直な欲求でもあります。
現在生きている人にも、それは良い悪いは別にして響くと思います。

そこについて自分の倫理感や・・・『道徳ってなんなんだろう?』ということを感じられるのではないでしょうか。
その辺りのリアリティを持ったキャラクターとして、ウソなく生きられて存在出来ればいいなと思っています。」

―――この舞台での『馬場さんご自身』の見どころはどこでしょう?

「戦時中のちょっと人が疲れて来たり廃れているところとか、希望を見出せない排他的になった世界から・・・
二部ではその15年後に西と東に分かれたドイツを復興させるところの『人間力』ですかね。
そこは人間が一番生きようとしている時代だと思います。

今は物が溢れている時代なので、なかなかそういった『必死に生きる』ことは無いと思います。
でもこの時代の人々が一生懸命生きている事は、素敵な事だと思います。

僕自身がヒーローをやっていた時も『一生懸命生きて、一生懸命地球を守る』ことの覚悟を学びました。
今回はこの作品で色々な人の思惑があり、サスペンスでドラマが大きく動いて行くのですが、全員が一生懸命生きています。

その『一生懸命』がキーワードなので、僕がこの舞台の中で『一生懸命』生きられれば、
観てくれるお客様にも何か届くのではないでしょうか。」

―――ご自分に対しての『ここを観ろ!』を一言に凝縮するとどうなりますか?

「青年フランツは、憎しみを抱えて生きている人間です。
その憎しみと・・・ナイフを持っているので、そのナイフ遣いですね。

僕の『憎しみ』と『ナイフ遣い』を観に来て下さい!(笑顔)」

久しぶりに顔を合わせた馬場さんは、この舞台での役にかける想いをたくさんお話してくれた。
それは一言一言を噛み締め、時には拳を握り熱いモノであった。
かと思えばくったくのない笑みを見せたりと、リョウマを演じていた頃の事を思い出させてくれたり・・・

既に以前の『死の泉』を観た事がある人もいるだろうが、今回の再演は我らのババリョーが参加しているから
更にグレードアップされているに違いない。
『憎しみ』と『ナイフ遣い』にも注目だ!

舞台『死の泉』公式

   http://www.studio-life.com/stage/shinoizumi2020/


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