YOFFY&IMAJOと大石憲一郎が作り上げた『Searching for Truth』!

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2018/07/10

YOFFY&IMAJOと大石憲一郎が作り上げた『Searching for Truth』!

都心から西へ向かって駅から少し離れた住宅街。そこにそのスタジオはあった。
パッと見は一軒家だが、キチンと看板は出ている。スリッパに履き替えて階下へと降りると・・・壁一面にCDの飾られたロビーがあり、その奥には正に秘密基地のようなスタジオが鎮座していた。
ハイテク機材に囲まれているが、何か『警察』と言うより『快盗』のアジトのようにも見える。
は、置いといて。

そこにYOFFY(ヨフィー)兄とIMAJO(イマジョー)兄、Project.Rのリーダーである大石憲一郎(おおいし・けんいちろう)兄の三人が集っていた。
今日はここで『Searching for Truth』のトラックダウン作業をするのだ。

既に曲の大方は出来上がっているのだが、3人はそれぞれの担当を合体させるに当たって『こうしよう』『ああしよう』とスタジオエンジニアと共に呪文?を繰り出している。
(ムズカシクて文字化は早々に諦めました)

勝手に緊迫する記者だったが、いつの間にか作業は終了。
集合写真を撮ってからロビーでお話を聞いた。







―――
改めて今回の楽曲での担当を教えて下さい。




YOFFY
「(※自分を指し)作詩、作曲。(大石兄を指し)アレンジとプログラミング。
IMAJO兄を指し)『ターギー』。」

IMAJO
「ギターで~す!」




―――
その共同作業は、どういう順番で行われたのでしょうか?




YOFFY
「まず僕が『ラララ~』と簡単なメロディーでデモを作りました。
そしてそれを大石クンに渡して『これこれこういう風なアレンジにしたい』と伝えました。」


大石「意思を伝えられる訳ですね。」




―――
それは口頭ですか?




YOFFY
「色々と『こんな感じで』とリンクを貼ったメールだったりします。」

大石「そしてウチでマシーンを使って打ち込みでアレンジを作ってしまいます。」

YOFFY
「今回は早かったよね~」

大石「早かった!」

YOFFY
「と言うか、僕が曲を作ってからマスタリングまで、あっと言う間のスケジュールでしたからね。

大石「そこは今回は過去に無いような緊迫感でした。

そして僕の所で出来上がったものをジョー(※IMAJO兄のこと)とベースの田中っちに、録音するための素材と譜面を渡しました。
『この日までにお願いいします!』って。」


IMAJO
「(身を乗り出し)今朝までやってました!」

ギターに関しては、今回かなり音数が多かったんです。
運指(※楽器演奏での指の使い方)がギターっぽくない物が多くて・・・
僕の人差し指と小指が30cmくらい離れてるんじゃないかと思いました(笑)。1mくらいあるのかとも(さらに笑)。

もう最近ギターはほとんど自宅作業ですよね。ナマで録るのはドラムやベースくらいではないですか?」


YOFFY
「今回は色々と皆で集まることが不可能だったのでそうなりました。」

IMAJO
YOFFYは歌も家で録ってるんでしょ?」

YOFFY
「うん、うん。」




―――
みなさん個人作業なんですね?




大石「そうなんです!」

IMAJO
「今風ですよね。ハッハッハッ!」

大石「こういう作業だったら、何処に住んで居ても出来る訳です。」





―v――
すると今回の歌で、3人が顔を合わせたのは今日が初めてなのでは?





YOFFY
「(笑)顔を合わせたのはそうですね。」

大石「確かに!」

IMAJO
「データを全部メールで送るので、顔を合わす必要も無いんですね。」

YOFFY
「大石くんと電話で話したのも1回くらいで、あとはメールやLINEでしたね。」

大石「電話で1回話した・・・っけ・・・」

IMAJO
「今朝スタジオに来る前に、大石さんと電話で話しましたね。
『ギターソロの終わりをちょっと・・・』って、データをいじって送ったくらいですね。
僕も電話は1回。」





―――
時間を合わせて行動するのはある意味楽なのでは?





IMAJO
「そうなんですよね。そうなると(作業に)サジを投げちゃうこともあるんですよ。ゥワッハッハッハッ!」

大石「おいっ(笑)
今回YOFFYからもらった『こういうアレンジにしたい』と言うものが、いつもに比べて凄いギターサウンドでしたね。
バッキング(※伴奏)とかもいつもの何倍もギターが入っているのが良い!と言うことでしたし。」


YOFFY
「普通はサビのバックって、コードを『ジャ~ン!』って鳴らしてるんですけど、今回はずっとピロピロ弾いていて欲しいって(笑)。」

大石「普段だったらシンセでやってるような音をギターでやる、みたいな感じのことがアレンジのコンセプトにありました。
今回はギターに投げるところが凄く多かったですね。」

IMAJO
「全然大丈夫ですよ!
でも昨日の夜に送ると言っていたのに、今朝になっちゃいました(笑)。ゴメン!」





―――
1人で作業していると、終わりが見えないことはないですか?





IMAJO
「そうなんですよ~
ホントそうなんです!

普段ならもうOK出てるよな!ってモノを何十回もやり直したんです。
大事なところが見えなくなってくる感じです。」


YOFFY
「歌もそうでしたね。
完成テイクを録ってから一晩寝た上でやり直す、みたいな。」





―――
最終的なGOを出すのはどなたですか?





YOFFY
GOを出すのは自分でしかないんです。
もちろんデモがある程度まとまったところで、八木(ディレクター)さんや東映さんに聴いてもらいます。
そうして監修に回すんですけど、今回はレスポンスが悪くて(笑)。
(レスが)無いなら『やっちゃうよ!』って。」





―――
作詩や作曲をして、お気に入りや注目してもらいたいポイントはありますか?





YOFFY
「そもそもサイキックラバーにこのお話が来たって言うことは、『(特捜戦隊)デカレンジャー』をやっていたからだと思うんです。
『警察』ってデカレンジャーが最初ですよね。だから警察ドラマのスーパー戦隊ソングはパイオニアだと思っています(笑)。」

大石「アハハハッ」

IMAJO
「持ち上げたね~
自分を!(笑)」

YOFFY
「だから『パトレンジャー』にもそのテイストをちょっと残したいと思い・・・あえて『魂(ソウル)』とか『サイレン』と言う言葉を入れ込みました。
デカレンジャーを知ってる人にも、近い世界観を伝えられたらと思いました。」





―――
編曲の部分で、大石さんはいかがですか?





大石「今回は・・・むしろギターですよね。いつもに比べて全然ギターが多いです。
ギターが鳴り続けていることを、ずっと追いかけていて欲しいですね。」


YOFFY
「アハハハッ(同感)」


大石「それもそれで、一本のメロディーとして聴いて欲しいですよね。
A
メロの途中からBメロ、サビ、間奏と、ずーっと二本なり三本なりのギターが重なって・・・」

YOFFY
「もうこうなると作曲だよね。」


大石「そう、そう、そう!
裏メロディーでは無いけど、メロディーっぽい動きをしているところがあります。
そこが聴き処ですね。

僕が考えて譜面を作り『お願いします!』と(IMAJO兄に)渡すので、ギター(の立場)として考えたら『この指の動きはしない』と言うことになるんでしょう(笑)。

実は自分が弾けるレベルにする必要は無いんです。」


YOFFY
「ハハハハッ
IMAJO兄は)何でも弾けちゃうからね。」


大石「ま、無茶しても弾いてくれますから。」






―――
そんな感じで投げられたIMAJOさんは如何ですか?





IMAJO
「いやいや、楽しかったですよ。
自分では思いつかないようなフレーズだったりが来るんです。
ただ細かいところのニュアンスは自分で付けたりしますけど。

でも一箇所カポ(※カポタスト)付けてやったところはありました。」



大石/YOFFY「(笑いながらにそれぞれ)そうなんだ!)」


IMAJO
「そうじゃないと無理だなって(笑)。」

YOFFY
「ライブでどう演奏するか、今からチョー楽しみ!」





―――
特にギターで注目して欲しいところはありますか?





IMAJO
「そうですね・・・何だろう?
最近はあまり無かったリフものを久しぶりにやったところは楽しかったですね。
どアタマがギターで始まったりとかバンドっぽいサウンドと言うか。
ま、僕らはもともとバンドっぽいんですけど(笑)。
シンセ主体では無く、あくまでギターが主体のところですかね。
あとはこれを僕がパソコンの前で一生懸命・・・ってあまり思って欲しく無いですね(笑)。」

大石/YOFFY「(爆笑)」

IMAJO
「夢を壊しますね、そういうことじゃないんだけど・・・(モゴモゴ)。

そもそもレコーディングの思い出が、自宅でパソコンを見ながらという事が多過ぎるんです。
孤独な戦いですね・・・

そうだ。
今回はギターを何本か使って音色を変えているんです。
例えばAメロに入っているクリーンギターとどアタマのリフは全然音が違ったりしてます。
そんなところも聴いて貰えると嬉しいのですが・・・僕らは僅かな違いを一生懸
命やることが大事なんで(笑)。」





―――
今日はそれら個人作業の合体だった訳ですが、出来上がった瞬間の気持ちは如何でしたか?





大石「(笑)言ってしまえば、この三人は今まで色々とやって来た経験値がある訳ですよ。
積み上げて来たものがあるので、(ここまでに)やってる段階である程度見えています。

ディスカッションをメッチャやってる訳では無いのに、ここで『サイキックラバー』として出来上がるのは『安定感』ですよね。
ちゃんと出来た!って。」


(この話の間YOFFY兄とIMAJO兄はムフフと笑っている)





―――
そうなるとほぼ確認作業ですね。





YOFFY
「そうですね。
僕もハーモニーパートを考えるにしろ、全部データで打ち込んでいます。
『こことここを、こんな風にハモりたい』ので『ちゃんと音は合ってるかな?』
と言うやり取りを(大石兄と)します。
間違ってた所を添削してもらって(笑)、それからコーラスを入れたりします。


そもそも出だしからして、過去の(スーパー戦隊)挿入歌で無いサウンドをやりたかったんです。
そこで辿り着いたのが、こうしてギターを前面に押し出したサウンドだったんですよ。
コンセプト的にこのアクション曲・・・アクション曲?」


大石「アクション曲のイメージでやってたけどね(笑)。」

YOFFY
「そこら辺は『スワットモードで行きますから』のような明確なお話では無かったんです。
『パトレンジャー』の世界観で、激しめのアクションシーンでかけられるような楽曲が、って事でしたね。

『デカレンジャーアクション』を作った時の気持ちに、もう一度立ち返って派手な事をやりたいなと思いました。
特に今回はZETKIさんの楽曲とコントラストと言うか、対比をさせて成立する曲とも言われていました。
だからZETKIさんとの曲が聴きたくて高取でさんに電話したのですが『まだ全然出来てないよ!』って(笑)。

とりあえず僕らのデモを聴いてもらったら『大丈夫だよ。対比出来てるよ』とは言われて良かったですが。」





―――
こうなるとサイキックラバーとしては『警察戦隊』の自負もますます固まって来たのではないですか?





YOFFY
「どう考えてもルパン側では無いですね(笑)。」

大石「確かに、確かに。
ZETKI
とサイキックラバーのどっちが(警察サイドか)?って言ったらね!」

YOFFY
「そりゃそうだよ!」






――――
今後もルパパトで歌のオファーがあったら、絶対『警察をやってやるぜ!』
ですね。




YOFFY
「どうだろう?
警察か・・・国家権力か・・・?(と宙を見る)」




―――
それは快盗側の歌も歌ってみたいと言うことですか?





YOFFY
「歌詩を書いていて思ったのですが、名探偵みたいなことになってしまって(笑)
そこへ行かないように注意はしました。

だから警察でも無く快盗でも無い、名探偵的なポジションはありませんかね?(笑)

警察テーマの歌詩って意外と難しいんですよ。


IMAJO
「変な事書けないもんね!」
しかし『ハイウェイをブッ飛ばせ』なんかは・・・パトカーがハイウェイをブッ飛ばしてる時なんてロクな事がないもんね」

YOFFY
「(笑)まぁまぁまぁ。
サイレンがウイ~ンで、グワ~ン!って発進するイメージで。」

大石「合法的にブッ飛ばしてる訳でしょ(笑)。」

IMAJO
「『Chase&Run』とか『CLASH』とか雰囲気あって・・・」

大石「でもそれデカレンジャー的だよね。」

IMAJO
「そう『デカレンジャーアクション』を思い出した。」




―――IMAJO
さんはギターでの希望はありますか?



YOFFY
「高速ウクレレとか!?(笑)」

IMAJO
(笑顔でスルーして)「ライブとかでラクに弾けるヤツがいいな(笑)。」

YOFFY
「ヒャッハッハッ!」

IMAJO
「この間ライブをやって・・・もう途中でなんか疲れちゃって。」

大石「アッハハハハハ・・・」

IMAJO
「もう何か早いな~って。
・・・そうですね。
カッコいいやつ。本当の意味でカッコいい曲を弾きたいです。」


大石・YOFFY「何だよ!?

IMAJO
「何だろ、難しいですね。
『スゴーイ(棒読み)』みたいなのは、もうイイです。

ままま、何を持って『カッコいい』かは人によって違うんですけど。」


大石「頭を通して出てくるモノでは無く、肉体的に湧き出てくるモノ⁉」

IMAJO
「そうですね。そうカッコいいよね。」

大石「割とガッツリ構築したヤツだよね。」

IMAJO
「ま、難しいですね。
本能的な所から出て来るモノばかりやってたら飽きちゃうし。フフフ」

YOFFY
「楽曲だけ見ると・・・俺なんかダダダダディダ~~~~~~


と、楽曲について意見を交わすアーティストたちの話題は果てしなく続くのであった。
ボンクラ記者には何のことやら分からず、極めて楽しそうなことだけが伝わってきたことをご報告。

『Searching for Truth』
作詩・作曲:YOFFY
編曲:大石憲一郎(Project.R)
歌:サイキックラバー(Project.R)


この歌は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーミニアルバム3』(品番COCX-40389)に収録で、日本コロムビアから発売中!


(写真は、サングラス姿のYOFFY、デニムパーカーのIMAJO、グリーンジャケット姿の大石憲一郎の各氏)

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