串田アキラ・宮内タカユキ・MoJoが歌う『正義の兵(つわもの)リベリオン』!

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2017/10/24

串田アキラ・宮内タカユキ・MoJoが歌う『正義の兵(つわもの)リベリオン』!

現在絶賛放送中の『宇宙戦隊キュウレンジャー』。

全宇宙のほとんどを支配する悪の宇宙幕府が『ジャークマター』だ。そしてそれに抵抗しながらも追い詰められつつあるのが、正義のレジスタンス組織『リベリオン』である。

なーんて事はTHN読者には今更語る必要もあるまい。

キュウレンジャーたちもリベリオンの一員だが、リベリオンを構成する全ての戦士たちへの賛歌が誕生した!

『正義の兵(つわもの)リベリオン』である。

それを歌うのは数々の東映ヒーローソングを熱唱してきた三人の特ソン界の重鎮たち。巷では『魂の3兄弟』とも呼ばれる三人である。

串田アキラ(くしだ・あきら)さん、MoJo(もじょ)さん、宮内タカユキ(みやうち・たかゆき)さんのお三方が同時刻に同じスタジオに揃ってレコーディングするのも珍しい。

小雨パラつく曇天の夏のとある日。

スーパー戦隊御用達のこのスタジオには、八木ディレクターの他に作曲・編曲を担当したProject.Rの谷本貴義(たにもと・たかよし)兄も顔を見せていた。

あまりかしこまっているので、八木ディレクターに『先生、あなたはここに座るんです!』と中央のチェアを勧められ、直後にそのままブースの中へ挨拶へと。

ガラスの向こうに見える谷本兄に・・・(八木)『説教タイムだ(笑)』、(エンジニア)『あ〜自爆しちゃった(笑)』とほのぼの目線。谷本兄はどんな現場でも愛されてるね。

緊張もすっかり解け、いつもの爽やか笑顔で扉から出てきた谷本兄だったことは言うまでもない。

今回のレコーディングは珍しいマイクセッティングになっている。

一つのブースで、上から見るとトライアングルになるようにマイクが立っている。お互いの顔を見られるような状況だ。

サラッと声出しをして収録本番。

串田さんは胸前でコンパクトに腕を振りリズムをとる。MoJoさんは両手を振り上げたり、時に砲丸投げポーズのような姿でまるでストレッチをしているようだ。

そして宮内さんは紳士的に直立して『スック』と言う感じである。

ベテラン勢だけにサクサクと収録は進むが、合間に串田さんとMoJoさんが何やらお話している。

マイクが拾ったその会話は・・・

MoJo)『あ、パンダい~な~。

ネズミあげる。ハイ!交換成立!!

(串田)『(笑)』

聞いていたエンジニアも『女子高生の会話だな』と笑っていた。

ブースから出て来ても、

MoJo)『オレ跳ねてるよ!

クッシー(=串田さん)にパンダを貰って嬉しくなっちゃった!』

(串田)『ウサギにすれば良かったかな?』

MoJo)『跳ね過ぎちゃうって!』

(宮内)『・・・』

と、まだまだ楽しそう。

楽しい流れでそのままロビーへ行き、お三方に揃ってお話を聞いた。

―――たった今レコーディングを終えたところでの感想はいかがですか?

串田「やったな!という感じです。(笑み)

また三人で歌えて良かったな、というのが率直な気持ちです。」

MoJo「兄貴も言ったように、久しぶりに三人で歌える機会を与えてもらって良かったと思います。

楽しく歌うことができました。」

宮内「同じく久々に三人で歌えて嬉しかったです。」

(三人で顔を見合わせ微笑みながら頷く)

―――この三人で歌うのは『ボウケンジャー』での『伝説』以来10年振りになりますか?

串田「そうですね。『伝説』ですよね。」

MoJo「(これは)『遺作』になってしまうかもしれませんね・・・そんなことは

ないか!ハッハッハッ」

―――『伝説』の時も、今日のように三人揃ってブースに入ってのレコーディングだったのでしょうか?

串田「いや。

俺は一番最初に入ってソロを歌いましたね。」

MoJo「みんなで一緒に録ったところもあるし、その後にパラで録ったところもあり、色々なカタチでやりましたね。」

―――では今回は珍しい録り方での収録だったんですね。

串田「とても珍しいですね。

今回はこの曲だから!ということでその方がいい、ということですよね。」

MoJo「合唱曲だということで発注されたんです。

だから(マイクを見た時も)三人で入って一緒に歌うんだという気持ちでした。」

―――これまでの取材でも初めて見る景色でした。

MoJo「はいはいはい。」

串田「(この曲は)スリーコーラスあるから、最初は一人づつワンコーラスを歌うのかな?とも思ったんです。

そういう録り方もあるのかなと一瞬思ったのですが、まぁ開けてみないとわかりませんね。

実際のところ三人でのこういうやり方って滅多にないことなので、良かったのかなと思います。」

―――歌っている姿をお互いに見ながら歌うのは、どういう気持ちになるものですか?

MoJo「(笑)

実際は譜面を見ながら歌っているので、見つめあって歌っている訳ではないんですけどね。」

串田「頭は前を向いてますけど、目線は譜面に行っているので。」

―――でもなんとなく雰囲気は感じているんですよね。

串田&MoJo「もちろん、もちろん!」

宮内「(頷きながら)雰囲気は感じてましたよ。」

MoJo「俺、良~く(宮内さんを)見てたよ!」

宮内「(照)穴が空いたもの!」

MoJo「空いてたね(笑)」

串田「(笑)」

MoJo「あのね、譜面台に譜面を止めるグリップがあるんですよ。三枚譜面がある中で、串田さんのところにはパンダのグリップが二つもあるんです。なのに俺のところにはパンダがいない!

だから、自分のネズミのグリップと串田さんのパンダを交換してもらったんです。」

串田「(さらに笑)」

MoJo「そうしたら録音が調子よくなっちゃって!」

―――MoJoさんはパンダがお好きなんですか?

MoJo「いやなんか、一人でパンダが二つなんてズルいような気がしません?」

串田「(笑いをこらえながら)

だけど俺はクリップを使ってなかったからね。(笑涙)」

MoJo「でも優しいんですよ。

交換してくれたから。」

(笑い続ける串田さんは『このくだりカット、カット』と言うが、使わせて頂きました。)

MoJo「(串田さんを優しい眼差しで見ながら)よほどネズミが好きなんだよ。

ねっ!」

串田「(涙目で破顔)」

宮内「(2人を見て静かに微笑む)」

―――この歌はやがてカラオケに入るかもしれませんが、どんなところに気を配るとこの歌らしくなると思いますか?

串田「元気よく、潔く。

何かそういう感じもするのかな、と。

強い感じのイメージで歌ってみて下さい。」

MoJo「そうだね。

みんなで、連帯感を持って。」

串田「(我々)三人は個性があるのでなかなか揃わなかったけど、足並み揃えてですかね。

三人で歌えば楽しい曲になると思います。

みんなで肩を組みながらとかね。

まずは元気良くですね。」

宮内「(力強く頷く)」

―――この歌で大変だったところなどはありますか?

宮内「言葉を出すところに少々苦労がありましたね。

でもマイク前に立つと、(声を出すんだと)自分に言い聞かせながらできます。」

宮内さんは近年に大病を患ったものの、周囲も驚く回復力でこうして復帰しているのだ。)

MoJo「三人でやってるとステージにいるみたいな気分になるので、自然と歌いやすくなると思います。(笑み)」

宮内「(ウンウン)そうですね。」

MoJo「串田とMoJoと一緒だから『一緒にぶっちぎるぜ!』だよね。

(宮内さんに穏やかな視線)」

宮内「(力強く頷く)」

―――レコーディングはMoJoさんがリーダーシップをとっているのかな?という雰囲気でしたが?

MoJo「あ〜

一番ひょうきんなのが俺だからじゃないですかね。

固い録音はあまり好きではない・・・やっぱり楽しく録音したいですよね。だからだと思います。」

串田「(微笑み)」

―――今回は作曲をしたProject.Rの谷本貴義さんが同席でしたけど、安心しましたか?それとも緊張・・・

MoJo「(食い気味に)すっごい緊張しました!(真顔)」

串田&宮内「(笑)」

MoJo「大先生ですから。

デモテープを聞かせてもらったら、あまりにも音程が素晴らしく・・・」

(谷本貴義兄が後ろの方で笑いながら『機械で直してるから・・・』)

MoJo「あまりに知的な歌唱にね・・・』

串田「(でも)綺麗な声だったよ。」

MoJo「私たちは驚きました!

それで『どうしたものか!?』と串田さんと三時間くらい電話で話しました。」

串田「(イヤイヤと手を振りながら笑)」

MoJo「でも真面目な話、『どう歌おうか』とは相談しました。」

串田「(頷く)」

―――最初、谷本さんがブースでご挨拶をしている時、ディレクターは『説教タイムか?』と笑ってましたが。

MoJo「いや、それはいろいろあるんです。彼は・・・(音楽的なことはサッパリわからないTHN記者なので不甲斐なく割愛)・・・ですね。だから最初と違うところがある!

だからその場でやらせて頂きました。ワタクシは以前はスタジオミュージシャンでもあるので。(笑)」

とにかく柔軟な対応でブロフェッショナルな仕事をしたことだけ分かった記者)

MoJo「でも谷本さんの歌は初めて歌わせていただきましたが、素晴らしい歌でした。」

串田「(力強く頷く)」

宮内「やはり巨匠ですからね。(真顔で)

とても歌いやすかったです。」

MoJo「ステージで一緒になったら、今度は俺たちが三人揃って楽屋に挨拶に行かなくては!

『その節はお世話になりました』って。(笑)」

拙い文章だとなかなか伝えきれないのだが、真面目に谷本兄を高評価する雰囲気は伝わってきた)

―――また三人で歌うヒーローソングのオファーがあったら、どんな歌を歌ってみたいですか?

串田「今回の歌はマーチでしたので、次は三人でバラードを歌ってみたいですね。」

MoJo「あ、面白いね。」

宮内「(ウンウン)」

串田「まぁ当然オープニング曲では使ってもらえないと思うけど。

挿入歌でバラードが歌えるといいですね。

今までそういうのってないじゃない。」

MoJo「やっぱり谷本先生かな?」

串田「そう『今度はバラードを!』をって推してね!」

MoJo「三人でやるなら・・・串田さんがバラード、ミヤキン(宮内さん)は何がいい?」

宮内「ポップス!

ノリのいい奴ですね。

闘いの時に流れるようなアクション曲がいいです。」

MoJo「ロボソングとか?」

宮内「等身大で戦う時のテンポのいい歌などですね。」

MoJo「俺は・・・

三人でなきゃ歌えないような楽曲がいいです。

バラードでもポップスでもいいのですが、この三人でしか出来ないという楽曲に出会えたらいいと思います。

三人で歌うことに意味があると思うんです。」

―――それはまだまだ色々と聴きたいですね。

MoJo「串田さんが元気だから、俺なんか付いて行くのが大変ですよ(苦笑)。

今日だって串田さんは重い靴を履いてるんですよね(笑)。

俺なんかスゴい軽い靴なのに!」

串田「次また10年後?(笑)もうちょっと弱ってるわ!

でも、元気だけが取り柄だよ。

いつまでも長く歌うために元気でいないとね。

ずっと聴いてくれるお客さんがいるのに、ショボくなっちゃ悪いじゃないですか。

ま、やって出来るところまではやりたいんです。」

MoJo「今日も三人でブースに入っていて(串田さんを指差し)スゴいんだよ、

もう~なんでこんなに元気なんだろう?って。」

串田「ちょっとMoJoの方を向いて歌ってたかな!?(笑)」

MoJo「串田節がスゴいの!」

宮内「声が響くからね。」

MoJoの「な!

あそこ(ブースの中)で三人で歌ってたらうるさいと思うよ!

・・・いい汗かいたよね。」

串田&宮内「(ウンウン)」

串田「俺たちはやっぱり歌手だから、歌うことに意義があるんだよね。

やっぱりいつまでも歌い続けて、それを聴いてくれる人がずっといるのが一番だと思います。」

MoJo「そう、串田アキラ、MoJo、宮内タカユキと、ファンの方があってこそ歌い続けられるんです。

こんな機会も頂ける訳だし。」

串田「『伝説』に引き続きこの三人で歌えたことが、違うカタチで皆さんに聴いて頂けるので、とてもいい機会だったと思います。

宮内「この三人で歌えたことに喜んでいます。本当に感謝しています。」

ベテランアーティストが三人仲良くブースで歌う姿は、とてもほのぼのしたものがあった。しかしそこに漲る熱気は3倍どころか、共鳴しあってそれ以上になっていたであろうことは想像に難くない。

とはいえ収録を終えるとほのぼの過ぎる三人を目の当たりにし、いつしか『魂の三兄弟』と呼ばれるようになった理由を垣間見た気がする記者であった。

(写真に話題のパンダクリップあり)

『正義の兵(つわもの) リベリオン』
作詩:マイクスギヤマ
作曲:谷本貴義
作曲:谷本貴義
歌:串田アキラ・MoJo・宮内タカユキ


この歌は『宇宙戦隊キュウレンジャーサウンドスター2ソングコレクション

スーパースペースヒットチャンネル!』(品番COCX-40028)に収録で、日本コロムビアから絶賛発売中!

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