
背筋を伸ばし、凛とした感じで座っている益子さんに、まずは完成作品への素直な感想を聞いてみた。すると、ちょっとはにかみながらも答えてくれた。
「えっとですね、演技は大丈夫かなって。人ではない役をやったものですから。人間っぽくならないようにすると単調にやるので、演技が下手に見えてしまうんですよ。表現を冷たくするとどうしても淡々となってしまうので、そちらの方が心配でした。率直な感想といえばまずそこでした。」
ではその答えは?
「自分的な反省はいつもたくさんするので・・・そこは言いたくないんですけど(笑)。とりあえずオッケーでした。もっと人間ぽくなくても良かったんだとか、こうすれば人間っぽくなったんだとかは色々思ったりしたんですけど。」
撮影からこの取材までほぼ一年位になる。
「もうそんなに経っちゃうんですね。早い。」
劇場公開からも5ヶ月ほど経っている。
「特にその後は見返したりしてないんですが、やはり憶えているものでまだ全然(記憶は)鮮明です。逆にそんなに時間が経っていることにビックリした位です。」
猛と琴美の前に現れる黒いボディスーツの女。
「こんな夜は飛びきりいい男と愛を語り合いたいのだけれど・・・」
そしてマスクを装着してチェーンソーリザードへ。
役どころとしては志郎(V3)の秘書から怪人へと変化していき、楽しそうに弾けた雰囲気だったが、その辺りは実際どうだったのだろう。
「そうですね。役柄的にも仮面ライダーたちと戦うことが楽しいということを表現したかったこともありました。ただ自分的にもちょっと楽しいというか(笑)。悪役とかはだいたいそうなんですけど、普段言わないような事がセリフになっていたりするので、言ってて楽しいんですよ(笑)。」
と、本当に楽しそうな笑顔がこぼれる。
「いろいろと楽しませて頂きました(笑)。」
秘書から怪人パートへは順撮り?
「ではないですね。怪人があって秘書、そしてまた怪人やって。一番初めは・・・階段から降りてくるところですよね。人の方が演じやすいのにそこからだったので、結構緊張しながら入ったのを憶えています。」







