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「太陽戦隊サンバルカン」('81)。左からバルシャーク、バルイーグル、バルパンサー。
「たまたま、『タキ塾』というのがありまして、当時は僕と名高達男さんしかいなかったんですが。そこでシゴかれて毎日シャシンを撮られている時に『京都へ行ってみないか。お前は剣道が強いから』と言われたんです。そして大川橋蔵さんのお付きをしているうちに、表現というものに興味を持ち出したんです。で、ひょんなことからオーディションを受けたら受かってしまったんです。もともとはパイロットになりたくてしょうがなかったんですけどね。そっちの勉強もしてたんですけど試験に落ちました(笑)。」
最初に受けたオーディションはドラマ「西部警察」、そして石原裕次郎さんから頂いた名前が「五代高之」。これは映画「栄光への5000キロ」('69)で主演の石原さんが演じたレーサーの役名である。
「『西部警察』でデビューした後の『サンバルカン』は、はじめて自分が主役となり、スタッフのチームワークの筆頭になってやったので、一番印象に残っていますね。」
ちなみにラッキーナンバーが5と7だという五代さん。「サンバルカン」はシリーズ5作目である。
飛羽高之が変身する2代目バルイーグルの剣技「飛羽返し」
最近の五代さんの活動の中に「五代塾」というものがあるが、どういったものなのだろう。
「お芝居の勉強です。
色々な事務所に入っている人たちにも教えています。プロダクションに入ってチャンスをもらって仕事を始めたのは良いんだけど基礎ができていない。そういう人たちに、知り合って良い子だったらリーズナブルに教えてあげようというボランティア感覚です。
僕らが若い頃にシゴかれた時は、心で感じろ!と言われました。心で感じて気持ちで動く、そして一番最後にセリフが乗っかってくるものなんだよと。(自分の)折り返し地点であるので、そういった事を少しでも後輩たちに伝えられればという気持ちはありますね。
けっこう厳しいですけど(笑)。
僕も先輩たちから色々と教えてもらいました。寺尾聰さんからも色々と教わりました・・・。食事をおごってもらった時に『自分が有名になったら先輩におごります!』と言った瞬間に寺尾さんは『俺におごらなくて良いんだよ。俺は俺で頑張るんだから、お前が一人前になったら自分の後輩たちにおごってあげなさい。僕から教わった事は後輩に伝えてあげなさい。それが先輩・後輩なんだよ。』と言うんです。『オオ、カッコイイ』と思いました。自分も五十になってそんな歳になってきたので、それをまた後輩に伝えているところです。若い人たちは『先輩!早く有名になって御馳走しますから』なんて言いますよ。その時僕は、先輩と同じセリフを言ってます(笑)。」
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「忍者戦隊カクレンジャー」('94)では、ニンジャホワイト・鶴姫の父親・白面郎として登場。(30話)
とはいえやはり過酷な現場だったのでは。
「仕事として作品を撮らなければと思うと、とてもハードな仕事かもしれません。でも、『この仕事を今やれているんだ』という考え方をした時には楽しくてしょうがないですよ。例えば自分の趣味の事をやってたら、楽しくて楽しくて何時間でも時間は過ぎていきますよね。それ位、ヒーローをやらせてもらえるのは楽しくてしょうがなかったですから。疲れたという思い出はないです(笑)。
危険な事が大好きでしたね。『西部警察』の影響もあったんでしょうか。爆発ドンドンで、何回も死にかけてますから(笑)。」
「『仮面の忍者 赤影』や『忍者部隊月光』なんかですかね。ヘルメットを買ってもらって、刀を背負って野原をシュシュシュと走ってました。田んぼでドロだらけになって帰って怒られてましたよ。」
では、最後にこれからの五代さんのビジョンを教えて頂こう。
「あくまで『五代塾』というものはベースにして、自分も勉強を続けていきます。
俳優は一生勉強ですから。
若い子たちと自分を合わせて、一緒に勉強しながら色々とチャレンジしていきたいと思います。」
そして爽やかに手を振ってアフレコへと戻っていくのだった。







