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GP19登場のノコギリバンキ。「ギコギコ、ギーリギリ」

ゴーオンウイングスの二人もノコギリバンキと闘う。

自分のスタート地点に戻ってみる

午前中のアフレコが終わったところでお時間を頂く。早速、敵役としてしかも声の出演ということでの率直な感想から聞いてみた。
「面白いですね。自分が(サンバルカンを)演ってた時も怪人役の声優さんがたくさん来られていたんですけど『上手いなあ』と思ってたんですよ。でも今度は自分がやる番になってけっこう難しさも感じます。
セリフにあるところ以外の・・・アドリブですか。そこら辺を自分で考えて、監督に『面白いね』と言ってもらったりするのは楽しいですね。」

では五代さんにとっての声優、怪人声優とはどういったものなのだろうか。

「声優仕事をする時には全く違う俳優さんの声をやったりする訳です。そういう時には『声って本当に微妙な使い方によって全然意味が違ってくるんだな』と自分で痛いほど分かってきたのでとても勉強になりますね。
だから映像に帰った時でも、『自分で映像に映る、プラス自然なセリフ、プラスセリフのちょっとしたイントネーション』を考えながら言うと良い訳です。
今回怪人の声の仕事を頂いたんですけど、その時にはとにかく何でもいいから自分のスタートになった番組に関わってみたいと思ってお引き受けしました。何らかのカタチで関わって、原点に戻りたいと思ったのは五十(歳)を越えた時点ですね。
人生百として、五十といったら半分じゃないですか。もう折り返したものですから今一度原点に戻ろうと。」

そうして戦隊に戻ってきたということだが、アフレコの雰囲気などは当時と比べるとどうだろう。

「(スタジオの)場所事体が変わっていたのはショックでしたね。でも中の雰囲気は同じでした。」

そして遠くを見つめるように続ける。

「『そうだ、そうだこんな感じ』
マイクの前では『そうそう昔はああだったけど、今はこうなんだ』と。
しばらくするとまた『昔はこうだったな』と、甦ってくるんですよね。」

本当に懐かしそうな表情だ。

「『ゴーオンジャー!』と皆がそろえて言うじゃないですか。(サンバルカン)当時の三人はなかなか合わなかったんですよ。当時は三人ですけど今は五人。『ハイ、もう一回』となると大変だなと思いながら懐かしく見てましたね。」

今回はノコギリバンキとチェーンソーバンキとの2体が五代さんの担当だ。

「御覧になった皆さんがどう変化に気付いたか分かりませんが、ノコギリからチェーンソーにグレードアップしたように変えています。監督からどうしようかと言われたので、ちょっと低めにしようと。でも面白いですね。(監督も)同じ事を考えてるんです。スタジオの中で演技を考えてメモしてると、スピーカーから同じ事を言ってくるんです。同じところにいくんですよ(笑)。」

先輩レッドと現役レッド

チェーンソーバンキはGP20に登場。ノコギリバンキのパーツから大復活。

せっかくの再登場でもゴーオンジャーの敵ではなかった。

ゴーオンレッド・江角走輔役の古原靖久クンは、五代さんと同じ事務所の後輩である。

「はじめてスタジオに入った時に、一番先に飛んできたのは彼で『はじめまして!』と気持ちよく挨拶してくれました。ホッとしました(笑)。もし挨拶もできないヤツだったら『ちょっと待て!』と説教してやろうかと思ってたんですけど(笑)。もちろん他のメンバーも皆爽やかでしたよ。普通今の若者はけっこうダラダラしていて、スタジオで『お疲れ様でした』と言っても座ったまま『おつかれさまでしたー』って感じなんです。丁寧なんですけど。
でも一番最初のアフレコが終わって帰る時です。『お先に失礼します』と言った瞬間、かけ声もないのに全員『せーのっ』という感じでバッと立って気を付けで『お疲れ様でしたっ!』。
気持ち良いなと思いました。これだけチームワークができているんだと、嬉しかったですね。」

そんなヒーローなら、もはや倒されても本望かと。

「僕にできることがあれば、少しでも彼らのために力になれたらと思います。お世話になった東映さんのために、少しでもお役に立てるのなら何でもやろうと。声でも映像でも、呼ばれたら喜んで出てヒーローものを盛り立てていければと思っております。」