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オンエア情報-ON AIR-

そんな真夏さんが役者になる具体的なきっかけは何だったのだろう。

「日大の付属の中学・高校だったんです。全然つながりはないのですけど、そこでの先輩に坂本九さんなどいらして。芸能会入りのきっかけはバンドボーイからだとか聞きかじったのを鵜呑みにしたんです(笑)。だから川崎のキャバレーに飛び込んで・・・」

なんと!学生ですよね?!

「ええ。そこでバンドボーイをして、高校を卒業したら専属シンガーになっていたり。こうなろうとしたのではないのになと思ってました。でもどんどん引き抜かれたりして、横浜で有名なシェルルーブというクラブの専属シンガーにまでなったんです。二十歳頃ですかね。その時にたまたまファンの方が、真船禎監督を連れてきて頂いたんです。最初は『僕は本当は役者をやりたかったんですよ。』『ふーん、頑張ってね。』といった会話でした。そこから三年経って、突然電話があったんですよ。当時、埼玉に実家があったんですけど、月に一回帰るか帰らないかといった感じだったんです。それがたまたま僕がいた時に電話が鳴って、直接僕が取ったんです。『明日来い。』と言われても意味が分からず、『明日説明するから。』ということで行ったら、五分で(レオの)役が決まりました(笑)。当時レオのオーディションに応募者が三千人だったらしいのですが、該当者ゼロだと。そんな時、真船監督が面白いのがいたということで電話を下さったらしいんです。」

今回のゴーオンジャーでは「奇跡」という単語がキーワードになっており、東次郎の最後のセリフも「なんだかんだ、奇跡ってのは起きるもんだなぁ、走輔。」である。真夏さんのデビューエピソードと重ねるとなかなか興味深い。

「(人の進む道は)アミダくじみたいなものですよね。あっちへ行って、こっちへ行って、色々な分岐点の重なりがあるんです。運があるとか無いとかという分け方ではなく、自分の意思に人の意思が重なって人生が変化していくのではないのですかね。今、自分が役者になっていることは事実です。自分自身や様々な人の力と、観て下さるファンの支持と時代の流れが上手く重なってこうなったのだと思います。でもまだ到達している訳ではないので、これからの僕もありますよ。」

「奇跡ってのは、起きるもんだなぁ。走輔」



さてそれでは、これからの真夏さんはどういった道を選んでいくのだろうか。

「最近は、文化伝承活動として民話の語りをやっています。各アーティストの参加を募って、尺八や三味線とかバイオリンなどの生演奏をつけてやっているんですよ。語りに音楽を付けて、オリジナルも書いて演っています。三歳児の僕が役者になるというストーリーを、男の子のような女優さんに演じてもらってます。僕が語りを入れて、現在と過去の会話劇のような感じです。民話をやって、創作をやってコンテンツを増やし・・・自分で歌も歌います。『星空のバラード』も歌ったり(笑)。これまで都内はもちろん、長野・岡山などでやってきて、今度は栃木へバスツアーで行きます。自分が今までやってきたもので、何か人が喜んでくれるものを組み立ててみたいなということでやってます。やりたいことがたくさんあるんですよ(笑)。」

終始、穏やかな表情でお話し下さった真夏さん。僕らのヒーローはまだまだ「奇跡」を起こしてくれそうなのである。