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東映作品はその歴史が示すとおりたくさんあります。その中で一番のお気に入りは? と聞かれたら、みなさんはどの作品のどのエピソードを選びますか? 作品の数、エピソードの数だけみなさんそれぞれの熱い想いがあると思います。今回はこの方の熱い想いをうかがいました。
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第四回・俳優 岸 祐二のチョイス

[はじめに]
  父・石ノ森章太郎の原作は、数多く東映特撮作品にしていただいていますが、やはりこの作品がすぐに浮かびました。ただ、子供のころの記憶なので曖昧な部分が多く、思い出のシーンは第1話にあると勘違いしてしまったくらいです。しかし、そのシーンの描写は鮮明に覚えています。幼い心にも焼き付くほど印象的だったと言うことでしょうか。

【profile】
おのでら・あきら 1968年10月25日生まれ。AB型。東京都出身。 ご存じ石ノ森章太郎氏の次男。大学を卒業後、石森プロに入社。石ノ森先生の片腕として活躍し、石ノ森先生亡き後は『燃えろ! ロボコン』より”スーパーバイザー”として作品に携わる。『仮面ライダークウガ』に引き続き、現在好評放映中の『仮面ライダーアギト』とヒット作を生み出している。



<作品解説>
放映:1973年2月17日〜1974年2月9日、全52話
風見志郎:宮内 洋
立花藤兵衛:小林昭二
珠 純子:小野ひずる
デストロンの首領の声:納谷悟朗
ナレーター:中江真司

第2話「ダブルライダーの遺言状」
 やはり原作者・石ノ森章太郎の息子ということは、『仮面ライダー』を見るにはかなり特殊な環境だったと言えます。正直なところ、普通の子供のように「きっと本物がいる」とは思えませんでした。結構、冷めた子供だったと思います。何せ番組の打ち合わせは、仕事場兼自宅でやってましたから。企画の平山 亨さんがライダーの造形物を持ってきたり、父も私にその感想を聞いたりしました。そんなわけで、普通の子供よりは今ひとつ、作品世界にのめり込めないところがありました。
 当時、私は幼稚園生、5歳でしたが結構覚えてます。ダブルライダーが好きでした。その前の初代『仮面ライダー』の放映は、残念ながら幼すぎて見た記憶がありません。それでも不思議と「ニセライダー」の回は記憶にあります。マフラーが違うだけですけれど「カッコイイなー」と、思っていました。でも、やはり一番印象に残っているのは、ダブルライダーが死んだ(と思われた)シーンですね。
『仮面ライダーV3』の第2話でした。第1話との前後編の構成で、第1話で風見志郎がV3に改造され、最後のほうでV3となって現れる。そして第2話は、その続きから始まるわけですが、V3を最初に見たときは「変だなぁ、あの顔」と思いました。仮面ライダーを見慣れてましたから。「変なライダー」という印象も覚えているんです。



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