<今だから話せるこんな話>”思い出の名場面”という事であえて『カーレンジャー』の第32話を選ばせてもらったのですが、実はレッドレーサーの役作りにおいて影響を受けた、というか参考にさせてもらったヒーローが二人います。それは『宇宙刑事ギャバン』の大葉健二さん演じる一条寺烈と、 『超獣戦隊ライブマン』の嶋大介さん演じる天宮勇介なのです。一条寺烈は、派手なアクションはもちろんのこと、よく転んだり泣いたり笑ったりしながら成長していく姿に人間味溢れるヒーローを見、天宮勇介にはあの格好を…。恭介と似てるでしょ(冗談です。反省)。実は撮影が始まった頃にスタッフやJACの田邉智恵さんたちに、研究と参考のため戦隊シリーズのビデオを何十本も借りて見ていたのでした。 その中で勇介は比較的人間味があってとても好感が持て、そのキャラクターの良いところを吸収しようと思ったりもしたのです。 そうやって歴代のすばらしい19人のレッドに負けないように、又その誰でもない自分らしいレッドを作っていこうと胸に刻んで1年を送ったという訳です。 <最後に…パワレンの話> 『カーレンジャー』が終わった2年後(その間『星獣戦隊ギンガマン』や『燃えろ!ロボコン』にも出演させていただきましたが)、私は再びレッドレーサーに会う事となります。そう『パワーレンジャー ターボ』のレッドレンジャー・TJ(演:セルウィン・ウォード)の声の吹き 替えをさせてもらえる事となったのです。第18話、突然のレッド交代で正義感溢れる黒人青年TJが、レッドに選ばれたところからアフレコに参加。画面の彼はレッドレーサーのマスク、コスチュームを着ていました。彼が黒人で少し私に似ている事、いきなりコスチュームを着、マスクを脇にかかえていた事などに、レッドレーサーを他人に取られてしまったような気がして(苦笑)、とても心中は複雑でした。それでも再びレッドレーサーに出会え、現役の戦隊のひとりになれた事(笑)をとても嬉しく思っていました。 TJのイタズラ好きな所は、レッドレーサーのコミカルな動きと共通する部分があるようで、オリジナルの『カーレンジャー』の映像を頻繁に使っていたりします。更にはポルト(『カーレンジャー』のグラッチ)役で長嶝高士さんがいらっしゃっていて、とても懐かしく且つ楽しく演じる事が出来ました。 そして今もそのTJは、『電磁戦隊メガレンジャー』をベースにした『パワーレンジャー イン スペース』でブルーレンジャーとして活躍しています。『〜イン スペース』ではアルファ6役に『カーレンジャー』のダップ役・まるたまりさんが、シルバーレンジャー・ゼイン役には、『メガレンジャー』のメガブルー・並木瞬役の松風雅也さんも出演していますので、その楽しい雰囲気も伝わると思います。是非Checkしてくださいね。私自身、レッドからブルーとなったTJの演じ方の違いも楽しめると思いますよ。 これからもカッコ良く、楽しく、幸せになれる夢のあるヒーロー番組、思い出に残るような素敵な作品を作り続けて欲しいと思いますし、私自身も何かの形でまた参加出来たらなぁと、思う今日この頃です。 |
||
(c)TOEI |
|