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| 東映作品はその歴史が示すとおりたくさんあります。その中で一番のお気に入りは? と聞かれたら、みなさんはどの作品のどのエピソードを選びますか? 作品の数、エピソードの数だけみなさんそれぞれの熱い想いがあると思います。今回はこの方の熱い想いをうかがいました。 |
![]() ↑ギンガマンは変身前のコスチュームにも大いに特徴があり、キャラクターも個性的だった。(第十六章より) ![]() ↑この第15章では、リョウマとヒカルがストーリーの中心となる。 |
とは言っても、『ギンガマン』の中の一話を、と言われてもこれが難しい。なぜなら、『ギンガマン』は僕の中では、ある「おおまかな一つの事象」になってしまっているからです。 すでに色々な場で言ったり書いたりしているのですが、『ギンガマン』の作業は本当に密度の濃いものだった。そして長かった。終わることのない大河ドラマをやっている、という印象でした。本当に寝る時間以外は高寺Pとともに、生活のほぼすべてが『ギンガマン』のためにあった、と言ってもいい。ひたすら打ち合わせ、実務の日々で、末期にはもう「ギンガマンのことを考えているから僕は存在するのだ」という哲学者的心境ですらあった。今考えると非常に痛々しい。新人だったからなんでしょうね。すべてを受け容れなくてはならない、どんなしんどい状況に陥ってもそれは勉強だから仕方がない、と思っていましたから。今だったらどうしていたのでしょう。 まあ、そうは言ってもまだ三、四年前の話。思い出としてはまだ少し生暖かくて、触れるとひりひりするような感触がいまだある。だから、「この一本」というチョイスを求められると、ちょっと戸惑いをおぼえてしまうのです。 |
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