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| [はじめに…] 等身大ヒーローの代表格<仮面ライダー>は、私にとっても<ヒーローの代表格>です。 【profile】 すがはら・よしひと 4月12日生まれ。フリーランス・イラストレーター。『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』LDシリーズ(東映ビデオ)のジャケット、RAH220フィギュア・シリーズ(メディコム・トイ-タイムハウス)のパッケージ・イラストレーションを担当。(http://www2.odn.ne.jp/~cae35920/) |
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<作品解説> 放映:1971年4月3日〜1973年2月10日、全98話 一文字隼人・仮面ライダー2号/佐々木 剛 立花藤兵衛/小林昭二 滝 和也/千葉治郎 ゾル大佐/宮口二朗 ショッカーの声/納谷五朗 ナレーション/中江真司 |
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[実在感としてのリアリティー]昨年私は某雑誌のインタビューの中で、<幼少の頃、設定上のではないリアリティーに反応していた>と答えています。 作品『仮面ライダー』を語る時、まず最初に取り上げられるのが、模索としての紆余曲折です。主役であるヒーローのデザイン変更はもとより、キャスト・設定をそのままに主人公だけの入れ替えで1作品を制作・放映し続け、なによりひとつの作品を通じて実験、冒険、テコ入れによってこれだけ視聴率を巻き返した歴史を持つ番組は、そう多くはありません。中でも私は、シリーズ中盤を支えた<2号ライダー>は、この歴史的番組自体が生き物であったということの象徴的存在であると同時に、功労者であり立役者であったと思っています。 過渡期ゆえに彼が常に抱えた<未完成さ>、それが今イラストレーションを制作するうえで私がコダワリ続けている重要なファクターのひとつとなっていることは間違いありません。なんといってもアクション用のボコボコに凹んだラテックス製顎。シーンによってはそれが外れそうになっていたりして、当時の私の心をタチマチわしづかみにしました。改造人間であり、特殊スーツを着ている訳ではないのですから、コスチュームの乱れやホツレは、設定上としては有りえないはずで、<リアリティー>という観点から言えば、間違い無くマイナスのベクトルとなります。しかし、何故だか私はこの<設定上のではないリアリティー>というものに無意識に反応していたのです。それは今改めて考えてみると、テレビ画面の中のフィクション世界に、なんとか<実在感>を探していたのかも知れません。 |
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