そしてここで横塚さんが、とっておきの秘話を教えてくれた。
「岳美はテトム役で残っていたのに、本人知らなくて、テトム用の書類を渡したら「私、これですか」ってキッと睨まれて」
「あ! 怒ってたよね、私も聞こえてた、その声」
とレイさん。岳美さんは壁越しでも通る声で怒っていた訳だ。ツエツエがやりたい! って気持ちが本当に強かったようだ。
「本当ですか?」
細長いスプーンを口にくわえたまま、目をぱちくりさせる岳美さん、青天の霹靂(へきれき)というか、寝耳に水というか、鳩に豆鉄砲って感じだ。
岳美さんの迫力に押された横塚さんはツエツエ用の書類も差し出し、急遽増えた岳美さんのために椅子も増やして、オーディションを受けさせてくれたのだ。
「えーー! そうなんですか! 知らなかった!」
またまた、鳩が豆鉄砲の岳美さん。
「私、ツエツエだと思ってオーディションに行ってたんですけど…。でも、一説によるとホワイトのほうにも残っていたらしいんですよね。もしかしたら私も「麗しの白虎!」って言っていたかもしれない(笑)」
と、フルーツタワーソフトの綺麗なゼリーを口ではなく、鼻へ持っていき匂いを確かめながら言う。
「やらない、やらない。あー、匂いもかがない、かがない」
さすがにレイさんもあきれ顔だ。
「セーラー服も着てたかも♪」
嬉しそうな岳美さん。レイさんは絶句! それぞれが受かり、顔合わせで初めて会ったときは本当に嬉しかったという。
「お互い知ってて良かったよね。共演するシーンは無いけど、安心感があったよね、誰も知らないじゃなくて、知っている子がいてまた一緒にやれるぞって」
レイさんが続けた。
「結果的に今のメンバー、良いよね。いい人が集まったと思う。でも、たまに男の子達とは喧嘩したり、泣かされたりするけど」
岳美さんが言う、
「人生についてとかの話をした時に「お前はバカだ。どうのこうの」って責められて、私も最初は泣いちゃって、でも「私はなんでこんなに言われなきゃいけないんだろう」って思って「あんたらに言われたくないんだよう」って反撃して」
「そこで、また深まっていくのよね。結構プライベートな話しや相談とかも、あっけらかんと話してくれるし。オープンすぎる時もあるけど…」
岳美さんと共演シーンの多いガオレンジャーのメンバーとは、本当に兄弟のような雰囲気が出来ているようだ。では、レイさんと共演シーンが多い人といえば、この人、ヤバイバとはどうなんだろう?
「ヤバイバさんがすごくいい方なんで、やりやすいんですよ。すっごく助けてもらってます。中の人も面白いし、声を当てる人も、どちらも面白いセンスを持った人なので、ピッタリ合うんです。その動きと声と、私とも合わせてくれるし。本当に良い相棒がいて、ひとりで出るなんて不安があったりするんですけど。この後、ストーリー上、ちょっと仲間割れしちゃったりするんですけどね(笑)」
楽しそうにレイさんが教えてくれた。最近は‘コンビ’という雰囲気のツエツエとヤバイバだが、演じるほうもぴったり息があっているようだ。
「夫婦とかじゃないんですかね?」
おお! なかなか鋭い質問だ、岳美さん。
「ねぇ? なんなんでしょう? 私としては夫婦というか、チョット年下の…って勝手に思って、ずーっと一緒にいたっていうつもりでいるんですけどね。普段はね「ダーリン」って呼ぶんですよ。「ダーリン出番よ」とか。それくらいしっくり私たちは行ってますね」
なんともうらやましいシチュエーション! レイさんに「ダーリン♪」なんて甘い声で呼んでもらえる人は、世界広しといえども、ヤバイバを入れてもそう多くはないはず。くーーーっ! ヤバイバになりたい! と今思った方、BBSにカキコしておいてください。
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さて、テトムにはそんな‘ダーリン♪’は現れるのだろうか?
「う〜〜〜ん。それよりテトムは恋を知っているんでしょうか? テトムも恋愛したいですね」
テトムの本心なのか岳美さんの本心なのか?
「男性版の巫女さん、募集しますか? 私自らオーディションで。「匂い好き? どんな匂い好き?」って。私、匂いフェチなんで」
あ〜、だからさっきもゼリーをクンクン、していたわけだ。
「きゃっはっは(笑)。匂いで決まるんだ、こわ」
ちょっとツエツエっぽくレイさんが笑った。
「それで、肉厚で。むっちりしている人好きなんです。スリムでも筋肉があれば良いですけど、むっちり系ですね」
テトムファンの方、さあ、急いでカロリーを摂取しよう、肉厚になるように。
さて、ここでツエツエの衣装について聞いてみた。ちょっと隠し過ぎとも思えるツエツエのあの衣装、レイさんはどう思っているのか?
「前作までの悪役の衣装がすごい衣装でしたからね。だから、結構露出ジャンルかな? と思っていたら全然。でももし、そういう露出の多い衣装が来ても、やります! って言うつもりでしたよ。そのうち勝手に「ツエツエバトルバージョン」とか言って何か出来るんじゃないかな? あ、予算が…。でも、ヒーローネットをご覧になっている方たちの意見があったら、もしかしたら、一枚ずつとか、チョットずつスカート丈が短くなってきたりとか、するかも知れません(笑)。それを望んでくれればですけど」
しかしながら、ツエツエには別の楽しみもあるので、どちらかというとこちらを充実させてもらったほうが良いかも…。それは各話で「ツエツエを探せ」状態になるあの変装。
「初めはたまたま、監督が遊んだんですよね」
というレイさんに横塚さんの口から真実が語られる…
「監督というより、まあ、日笠(プロデューサー)さんが…」
「そうだったんだ(笑)! あれはあれで、私も楽しめるから♪」
な〜んだ、ちゃんとレイさんも楽しんでいるのなら、益々増やしてもらおう!
「杖野ツエ子。売店のおばさん。レイさんすごい似合うんですモン。本当に私最初、分からなかったですモン。あのおばちゃんがレイさんだって。アフレコでなんでレイさん立っているんだろうと思ったら、レイさん声合わせてるんでびっくり。でも、「んふ♪」でわかりますよ、あー、ツエツエだぁ、みたいな。」
岳美さん、変装もそっちへ行っちゃだめですよ。美術館へ潜入したときのボンテージとかに行かないと。
「それ、誉められてないよぉ」
ほら、レイさんもご立腹? そんでもってレイさん自ら嬉しいご提案、
「じゃあ、どんな姿になって欲しいか、読者の方にリクエストしてもらったら? 峰不二子バージョンとか。峰不二子は永遠のアイドルじゃない? 「ル、パ〜ン♪」って。子供の頃見て、やっぱり憧れのひとりだった。キューティーハニーとかも怒られながら見てましたね。いやらしいとかじゃなくて、カッコイイって、体の線とか含めてカッコイイというイメージが強いですね。憧れでした。それが今、自分がやっているかと思うと不思議。ちょっと遅咲きですけど、やってて良かったこの世界。続けてて良かったとホントに思う。この先どうなるのか、自分で自分が楽しみですね」
という訳で、リクエストはBBSへ。 |
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構成/すねやみえこ (c)2001 TV ASAHI・TOEI
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