「皆さんいろんな趣味を持っておられたり、いろんな事をしているんでね。話を聞いてみると生き方や考え方が違うので、人間ってやっぱり十人十色でいろんな色合いを持ちながら、‘言葉’という共通のもので伝えあえるけれど、その現わす心は違うんだなと感じますね。やはりひとりひとり、人ってみんな違う生き物なんだなって。‘言葉’に含まれている、‘言葉’が出てくるその土壌というか、その心というかそういうものはみんな違うので、‘言葉’って温度があり体温があり思いがある」
なるほど‘言葉’ってとても奥が深いもの。あまりに当たり前に使っているこの‘言葉’。もっとその意味を噛みしめてみる必要があったんだ。
『ガオレンジャー』のナレーションも‘言葉’のひとつ。それについてもこんな素敵な思いを聞かせてくれた。
「そんな‘言葉’を言わせて頂いて、自分の中に、その‘言葉’の中に、ナレーションの中に、その時に何をどう思って、どうしたらいいのか、なるべく子供達に近いような、分かりやすいような、そんなところに居たいと思っております。‘言葉’って一度出たら戻ってきませんからね。だからいつも‘言葉’ってプレゼントだと思っています。‘言葉’はプレゼント。良いプレゼントを贈れたらいいなぁといつも思っています。パッと出たらそれっきり、ですからね。「これ、あげる」って言える良いプレゼントが出来たら一番良いですもんね」
その思いが『ガオレンジャー』の子供達に話しかけるようなナレーション、あの優しい口調に込められていた。
「でも、一方でね一生懸命、悪者と戦っている事があるわけで、それは例えば病気でもそうですよね。入院をして自分の中の悪いもの(病気)と戦っている人達にも、やがては自分が勝つんだと思って生きてもらわないと困るし、いつかは何かそういう人達を励ましたり出来たらいいなって思いますね」
優しさだけでなく、勇気や力をも与えてあげられる‘言葉’というプレゼントを、と考えている増岡さん。増岡さんはただのナレーターなんかじゃなくて、‘言葉’という必殺技を持ったヒーローだった。
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