photo そうだ! 年末は撮影が立て込んでて大変だったと聴いたけれど、お正月は実家に帰れたのかしら? そもそも撮影は年内に終わったの?
「うん。成人式までお休みをもらって。今年、成人式だったんですよー」
しっかりしているから忘れちゃっていたけど、美香ちゃんはまだ20歳だったんだ! 成人式の着物姿も見たかったなぁ、きっと綺麗だったんだろうな。
「51話のスペシャル版のアフレコだけ1月に持ち越したんだけど、あとの撮影はアップしたんです。いや〜、大変でしたもう、12月は忙しくて。でも、忙しさの中にいい緊張感があったから、いいシーンが撮れたんだと思います。忙しい中で別れのシーンとか撮ったんですよ。だから、あの緊張感は必要だったと思うんですよ。あとは、肌荒れが画面で目立たなければいいなって(笑)」
やっぱりお肌に出ちゃうくらい大変だったんだ。
「そうなんですよ。睡眠時間も短くなっちゃって、1日3時間くらいでした。もう空き時間に寝る! お肌には睡眠が一番! お昼休みになったらさっさとご飯食べて、寝る。出番までガーッ!って寝て。でもね、みんな元気でね。疲れた疲れた、って言いながらも飲みに行ったりして。それも楽しかった」
やっぱりパワーが違うのかな? 今度は、苺がそのかわいい唇の奥に消えていった。みるみる美香ちゃんの顔は笑顔に。おいしいのね?


「5人揃って出かけたりしたの?」
「最後のほうは、もう家の近いもの同士で飲みに行ったりとか。あたしだったらイエローのでひさん(小泉朋英)と家が近いから、「ご飯食べていこう」って言って食べて帰ったりとか。あと、向こうだったらレッド(永井マサル)、ブルー(城戸裕次)、グリーン(倉貫匡弘)の3人で行ったみたいですね」
え? 今”でひさん”って言った? みんなあだ名があるのね。折角だからほかのメンバーのあだ名も教えてもらっちゃおう。
「永井くんは”マグ”。マグワイヤー選手の”マグ”。寝るときに着ているTシャツがマグワイヤーなんだって。”でひ”は小泉さんが自分で決めたんです。「でひと呼んでくれ」って、面白い人ですよね。彼は一番面白いんですよ。城戸くんは”ゆうちゃん”。ゆうちゃんはくだらないギャグが多すぎて。全然外見と合わないですよね。ホント、くだらないですよ。でも、なんか笑っちゃうんですよね。例を挙げろっていわれると難しいんですけど、しれっとした顔で言うんですよ。倉貫くんは”クラ”。ゆうちゃんのギャグには、クラとかあたしとかでひさんが大受けで「はっはっは、親父ギャグさむっ!」とか言いながら、みんなで大笑い」
美香ちゃんはその大きなぱっちりとした目を、これでもかと言うほど細めて笑う。撮影の空き時間の様子が、浮かんでくるなぁ。ホントにとっても仲がいい5人なんだ。きっと、5人で飲んだりしたら大変な騒ぎになっちゃうんだろうな。参加できたらすっごい楽しいかも…。
「ただ、いつも飲むところは決まってて。それ以外だと大泉(撮影所のあるところ)に新しく出来た居酒屋とか。しばらくしたら、編集の千恵(洲崎千恵子)さんが「同じ居酒屋、ひばりにも出来たよ」って教えてくれて、ひばりヶ丘まで飲みに行ったりとかした」
おお! 5人と一緒に飲みに行けるうらやましい人がいた!
「洲崎さんとはよく飲みに行ったの?」
興味津々で聴くと、
「ああ、もうよく! ほとんど姉御ですから。編集なので年末は忙しくて、あたし達よりひどかったですよ。ひとりでやってて「時間無い、時間無い! 終わらない!」って言いながら」
とここでその千恵さんのものまねが入った。ふらふらした様子で、そうとう忙しかったらしい。
「お家がすごい近いのに、でも帰れなくて。朝に帰ってお風呂入ってすぐ来るとかしてました。「千恵さぁ〜ん」って声かけると「千恵さんね、忙しいのぉ」って。年上だけど、かわいいんですよ。フィルムで撮影したものをビデオにして編集する、とかってやってた」(この辺りは当ヒーローネットの『ザ・プロフェッショナル』をご参考頂きたい)
ほかには仲のいいスタッフはどんな人がいるのだろう? 番組スタッフからしたら、役者さんも仕事仲間のひとり、私たち一般人が物珍しく(失敬!)見てしまうのとは違い、普通に接するのだからたくさん友達になるんだろうな。私もいくらか役者さんのインタビューをさせてもらっているけど、それでもやっぱり緊張するもの。”お友達になる”なんて夢のような話だ。
「うんと、千恵さんと、脚本家の小林(靖子)さんと、照明さんとかも仲いいです。「なんだおめえは」とか言いながら(どうやらものまねらしい)「なんだって? もう帰るぞ」って照明さんが言い出すんですよ、そうするとみんな大爆笑で。撮影が長引くとみんなツライから、照明さんがそう言って現場を和ませてくれるんです。それで「よしがんばろう、もうちょっとだよ」ってなるんですよね。
スクリプターの成井さんという方と、お蕎麦が好きって言う話をして、一緒にお蕎麦屋さんに行ったこともあります」
 へえ〜、蕎麦好きとは初耳。
「結構いろんなお蕎麦屋へ行ったんですよ。中でもおいしかったのは神田ですね。車で連れて行ってもらったから良く憶えていないんですけど。それから、3回くらい行っちゃったのが上野駅の近くのお店で。あんまり綺麗なお店じゃないんですけど味が良くて、古い感じのお店です。そう言うところが好きで行っちゃうんですよね」
おいしいお蕎麦屋なら、私も1軒知っているぞ。ごく最近知り合いに教わったのだが、千代田線・国会議事堂駅のすぐ側にあるその店を美香ちゃんにもお教えした。
「おいしいですか? 今度行ってみよう。蕎麦好きにはたまらないですよ。麺類はほとんど好きなんですよ。でも、お蕎麦が一番好き」
そうそう、お蕎麦は体にもいいし、何より消化がいい。そして、最近は蕎麦だけでなく蕎麦茶も出してくれる店がある。これがまた、たまらなく香ばしくておいしいのだ。
「ん! 蕎麦茶と蕎麦湯ですよ! 蕎麦茶と蕎麦湯がおいしいところはお蕎麦もおいしいんですよ。あれも、たまらないですよね。よく、両方とも嫌いな人がいるんですけど、あれがおいしいところはお蕎麦もおいしいんだよって、言いたくなりますね」
かなりの”通”だね、美香ちゃん! まさか、つゆも付けずに食べてるのかな?
「そうですよ! 堅さですからね。蕎麦の命はだしと堅さですから」
おお! 間髪入れずにそんなに熱く答えてくれるなんて。これじゃぁ、お蕎麦の話は尽きないな。
ケーキをすっかり平らげたので、ちょっと銀座の街を歩いてみることにした。
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