そして、彩乃ちゃんの得意なことといえば“料理!”。以前別の取材で「筑前煮を作ったら、お母さんが美味しいって喜んでくれた」と聞いた。和食もこなす実力派だ。「今自炊しているんですけど、料理大好きです! 音楽をかけながら料理してます。ゴーヤチャンプルが大好きで、自分で作るんですよ」 と、とても楽しそうに話す。本当に料理が好きなのだ。 「小さい頃、両親が仕事から帰ってくるのが遅かったんですよ。そのお陰で自分で料理してたんです。だから苦痛じゃないんですよね、料理するってことが」 『龍騎』撮影中に差し入れを作ったという噂も聞いたのだが、その真相は? 「差し入れというか、朝食に自分で作ったものを持ってきたんです。須賀さんが横にいたので「食べてみてよ」って、ゴーヤチャンプルだったんですけど勧めたら、「美味しい」って言ってくれて「嬉しい、やったー!」みたいな(^o^)」 彩乃ちゃんの料理の腕は須賀さんのお墨付きということだ。 最近はひとり暮らしで、インテリアにも趣味のものが増えているようだ。 「アジア雑貨が大好きで。インドの象とか牛が大好きなんですけど、今それの勉強をしててインドの本を読んだりしてるんです。アジアン雑貨を探しに買い物に行ったり」 なるほど、だからトークショーでの質問「ライダーになるのだったら、何がいいですか?」に「象」と答えたのか! 「本当に象が好きなので、ガネーシャになりたい! シヴァ神の息子のガネーシャになりたいよって(^o^)」 ガネーシャとは、象の頭に人間の体という姿をしてるインドの神様。インドの三大神・シヴァを父に、女神パールヴァティ(山の女神)を母に持つ。インド雑貨には、ガネーシャをモチーフにしたものが数多くあるので、比較的身近かも。 「今日のこれもインドの手作りピアスなんですよ。しかも買ったお店の名前が“ガネーシャ”っていうんですけど、すっごいガネーシャものがいっぱい売っているお店で、置物とかもすごい素敵で。このピアスも結構お気に入りなんですよね」 と、その耳元のピアスを見せてもらった。さらに小さい頃から鈴も好きだと言う。
「この間も鈴のピアスをしていたんですけど、リンリン耳元で音がするんで楽しくて、歩いちゃうんですよね。耳元で鈴の音がすると癒されるんですよ。歩いちゃいますね、散歩がてら。やっぱり体を動かすのが好きで(^o^)。『龍騎』のときはいつも体を動かしていたんで、それをやめないようにっていうのもあって、動くように動くようにって」健康には気を使うほう、健康マニアかも、と聞いていただけに納得。 「『龍騎』があった頃は毎日朝6時とか6時半撮影所集合で、5時起きとかを繰り返してたのが、いきなりぽっかり穴が空いちゃったって言う感じで。それはそれで、少し自分の時間が作れたりとかするんで、今はなんとなく慣れたかなって」 だからといって、いきなり朝寝坊になる、ということは無いそうだ。 それでも、やはり『龍騎』は終わってしまい、その半身とも言える優衣がいなくなってしまったのだから、彩乃ちゃんの心の中の戸惑いは計り知れないものだろう。 「終わったあとぽっかり穴が空いちゃったような気がしたんですけど、それはそれで自分の“卒業”だなって。いつまでも「優衣ちゃんがいないとダメ」って言う私だと成長して行かないと思うんですよ。そのぽっかり空いた分を埋めていくように、演技をもっともっとがんばってって」 と、気持ちを前向きにしている。彼女は“卒業”と言った。これはほかのキャストたちも同じだった。それだけ大きな1年だった。そして彩乃ちゃんはこの1年を再びふり返る。 「一言で言うと本当に宝なんですよね。宝と成長。一緒に成長して宝物になって。今後にどう活かしていくかは、きっと“卒業”を経てやっていくことだと思うんですよ。これからの新しい旅立ちみたいな、新しい世界で自分を試して行く。『龍騎』もきっとそうだったんですよ。始めはわかっていなかったので、自分を試すっていうとこから始まり、それがいっぱいいろんなことを学び自分を成長させていくことができたと思うので、次ももっと違う自分を出していく、というか成長していきたいです」 と、きっちり未来につなげている彩乃ちゃん。 今後のことについては 「演技をやったことが無かった私が、演技を知って、役者はこんなに楽しいんだ、こんな素晴らしい世界があるんだっていうのを知ったということもあるので、やっぱり私は“これ”というものを選んじゃ、まだ早いのかなって思ったんですよね。いろんなことに挑戦していろんな自分を出して行きたいと思うんです。ひとつのことに絞ってしまうと、それしか見えなくなってしまうと思うんですよ。だから、枝はいっぱいあると思うんで、いろんなところに手を出してみて、いろんなことを一生懸命やって。そして全部を中途半端に終わらせない、っていうのが私なんで、きっと最後の最後に自分の求めるものが見つかると思うんです。だから、全部に直球で行こうかなと(^o^)。“優衣ちゃん”は卒業で、次は“彩乃ちゃん”と呼ばれるようにがんばります」 しっかり笑顔で答えてくれた彩乃ちゃんは、『龍騎』最後の仕事となるトークショーステージへ、その小さな体に元気をいっぱい詰め込んで向かって行った。 「彩乃ちゃん! がんばって!」 ステージではファンからの多くの声援が、彩乃ちゃんを包んでいた。
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