「ジャカンジャにはすぐ慣れたんですけど、キャストとか周りに慣れるのがすごい大変でしたね、みんなテンションが高いから(笑)。同世代でも『アギト』の時とは違って『ハリケンジャー』はみんなもう「はじける!」っていう感じのオーラがすごくて。「元気〜?」って瞬(ハリケンレッド役塩谷瞬さん)が、「よゆぽん!」って奈央(ハリケンブルー役長澤奈央さん)が言っている中になかなか入れなくてf(^_^; 」と、ちょっとお姉さんの美緒さんには、いくら歳が近くても塩谷さんや長澤さんたちの“超ド級の元気パワー”に圧倒されてしまったようだ。まあ、あのパワーに即座に太刀打ちできる人は、そうはいないと思うが…。 「いつもテンションが高いから…なんで朝からそんなに元気なの?っていうくらい。メイクさんとかに「やっていけるかなぁ」って(笑)。だから七人揃ったお仕事とかはどうやって乗り切ろう?ってくらいに最初は思ってて。でも、『シュッシュッとTHE MOVIE』を撮り始めてから、だんだんうち解けてというか、合宿もあったし。あのころからだんだん「コイツは違う」(笑)、って私のほうの化けの皮もはがれてきて(笑)。JAEさんともいっぱい話をするようになって、アクション監督の竹田さんも、私が練習とかでみんなとワイワイやっているのを見て、最初の印象と違うってなったみたい(笑)。そしたら結構いじられるようになって…それまでは、メイクさんとかに「どうしよう…」って、なのに「美緒ちゃん、最初は入れない、付いていけないって言ってたのに、今もう中心にいるじゃん。いじられてるじゃん」って言われて「はい♪」って(笑)」 実は人見知りなだけで、慣れてしまえばもう本領発揮。ハリケンジャーの元気パワーに負けないくらいの強い個性を、じわじわと表に出してきたようだ。それはもちろん作品にだって現れている。そう、巨大化したり、いろいろな変装をしたり、黒こげになって顔中墨だらけになったりと、“巻の三十四 キノコと100点”では美緒さんならぬウェンディーヌはいじられまくり。しかも美緒さんはそれらを嫌がるどころか 「滅多にできないじゃないですか、顔に墨塗るとか巨大化するとか。無茶できるのも戦隊だからであって、すごい楽しかったし嬉しかったです(^o^)/」 と大喜び。まあ、その陰には「そういうギャップが必要じゃん」と、美緒さんをその気にさせた乗せ上手なスタッフの存在もあったようだが。 「もう、ノリノリで。自ら「もうちょっとここを汚してください」ってやっていたんです(笑)。やっぱり愛されたいっていうのもあるし、お茶目な部分とかコメディタッチの部分をやりたかったから」 と、ドロンジョに憧れていただけのことはある発言。だって、黒こげになって口から煙を吐くなって、まさにドロンジョの得意技でしょ? これなら今後どんな役をやるのか、ますます楽しみというものだ。 さて、『ハリケン』を無事に終えた美緒さんの、次なるお仕事はいろいろ決まりつつあるようだが、特撮ファンとして気になるのはやはり“VSシリーズ”のVシネマ。この3月には『忍風戦隊ハリケンジャー VS ガオレンジャー』のビデオが発売になるわけで、そこでも美緒さんはドロンジョよろしく、愛される悪役を演じている。となれば、来年も? と期待するのは当然のこと。 「“VSシリーズ”のVシネマが次回もあるといいですね」 と振ってみると 「もう! 絶対やってください!って言ってるんです。なんなら映画のほうにも出させてくださいって(笑)」 Vシネマも映画ももし制作されるなら、絶対に出演したいと言う美緒さん。その陰にはもちろんウェンディーヌに対する愛もあるのだろうが、それだけでなく、ご自身がVシネマで経験したことを次の『爆竜戦隊アバレンジャー』のキャストに伝えたいという思いもあるからなのだ。 「去年、ツエツエ(斉藤レイ)さんにお会いできたことが本当にすごい嬉しかったんで。本当にツエツエさんはプロというか、悪に徹した感じでイメージ通りに、細かいところまでツエツエでびっくりしました。髪の毛もただカツラを被るんじゃなくて、一度キューッとポニーテールに結んでから被るんですね。「何でですか?」って聞いたら、「目をつり上げたほうがツエツエらしいし、怖く見えるからいつもキューッとやるの」って。さらにメイクでキュッとするし。梓とふたりで「そうなんですか!」って。次の悪の方たちにもあたしたちが何か、こんな風にしたらいいよ、っていうのができたらいいなって思いつつ」 と思いを語る。が、その反面、『アバレンジャー』に対する本音もちらりと… 「でも、ちょっとクーッとなりますね。「がんばってね」って思う反面、まだ終わりたくないっていう自分たちの気持ちが大きくあって…。Vシネマで『ガオレンジャー』の方たちと共演した時に、本当に心から「がんばってね、応援しているよ」って言ってくれてたので「大人だね〜」って(笑)。でも、うちらはまだまだ本当に未熟で…」 と、次回作へのエールを送りたい気持ちに嘘はないけれど、そのためには自分たちは去らねばならない、そんな矛盾が彼女の心の中でまだ収まりがつかないでいるらしい。 さらに『ハリケン』を愛してやまない気持ちがこんな言葉になった。 「きっとVシネマとかでウェンディーヌをやっちゃうと、『アバレン』の人たちが羨ましくなって「もう1回、半年でもいいからやりたい」ってなると思いますね。 1年間楽しかったですね、いろんなことを勉強させてもらったし、…寂しい」 と、ちょっと涙声になった。大きな瞳も心なしか潤んでいるような…。 「1年間通っていたのに今は大泉(東映東京撮影所)に行くこともないですし、寂しいですね。スタッフとかも元気なのかな? 風邪引いてないかな?とか考えちゃう。あんなにいい作品に巡り会えたことはすごい宝物で、うれしいですね」 と、思いはまだまだ『ハリケン』から離れられない様子だった。 とはいえ、この2月には美緒さんのDVD『BLUE EYES』が発売となり、それに関するイベントも、そしてTVのお仕事もどんどんと決まっている。これからはウェンディーヌとは違った美緒さんをどんどん見せて欲しいと思う。 ![]() |
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