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ほかの映像作品がそうであるように、東映作品もまた驚くほどたくさんの人達の手によって作り上げられています。その作り手達を知れば、自ずとその作品も見えてくるのではないでしょうか? そう考えると話を聞いてみたい人はたくさんいると思います。そこで、不肖未熟の身ではありますが、私が会員のみなさんに成り代わり、いろいろな方にお話を伺っていきます。今回はこの方にターゲットを合わせました。みなさんの聞きたいことが、少しでも聞き出せていると良いのですが・・・・。
(『忍風戦隊ハリケンジャー』ウェンディーヌ役) |
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まだ寒さは厳しいものの、その陽射しにどこか暖かさを感じた1月のとある日、『忍風戦隊ハリケンジャー』でお色気たっぷりの悪の幹部・ウェンディーヌを好演した福澄美緒さんにお話を伺おうと、銀座にご足労いただいた。まずはその美しい姿を写真に収めるべく銀座の街中へと出た。綺麗なだけでなくお茶目な面をみせてくれる美緒さんの写真を撮っていると、何やら交差点付近が騒がしくなっていた。近づいてみると“号外”と書かれた新聞が道行く人に手渡されている。びっくりして誌面を覗くと、そこには「貴乃花引退」の文字が。思わず美緒さんと顔を見合わせた。『ハリケンジャー』を卒業した美緒さんと、“横綱”を卒業(本当は引退だが)した貴乃花。ちょっとした親近感を感じるのはちょっと無理?さて、いくら陽射しが暖かく感じるとは言え、まだまだ肌寒い1月。そういつまでも外にいるのは申し訳ないので、早々に東映本社へ引き上げた。途中、甘いものがお好きという美緒さんにケーキを買った。 まずは基本的な質問から。 「ご出身は名古屋なんですね? 名古屋って個性的ですよね?」 「って言いますよね。でも、わからないんですよ、住んでいると(笑)。東京に来て言われるようになりました、“名古屋っぽい服装”とか“名古屋っぽい味覚”とか(笑)」 と、明るく答える美緒さんの前には先ほど買ったケーキがある。 「“名古屋っぽい味覚”! それって、あんこを缶ごと食べるってことですか? 大きいほうの缶ですか?」 と、私は事前にマネージャーさんに聞いていたネタを振った。するとちょっと照れながら、 「普通に189円くらいで売っているゆであずきの、甘いのを食べます(笑)。すっごい甘いんですよ、だからすっごい美味しいんです(^o^)。それを1日掛けてとか、テレビを見ながらとか、チョコチョコ食べて」 ゆであずきの缶を抱えて部屋でくつろぐ美緒さんを想像してみた。それはそれでやっぱり色っぽいかも(^o^)。さらになぜあんこを食べるようになったのか教えてくれた。 「名古屋って喫茶店でモーニングのコーヒーセットを頼むと、パンとサラダとゆで卵が付いてくるんですね。それで、テーブルには絶対ジャムとかが置いてあって、一緒にあんこも置いてあるんですよ。トーストの上にはあんこを付けて食べるんですけど、これって名古屋発祥なんですよ。おいしいですよ! 本当に。小さい頃からそれが当たり前だったんですよ」 ほ〜。ところ変われば、という感じで感心して聞き入っていると、パン+あんこにはさらなるバリエーションがあることがわかった。 「細長いパンにマーガリンとあんこが入っているのがあるじゃないですか……知りませんか? コッペパンみたいなので、それが名古屋では大量に置いてあったのに、東京ではあんまり売ってないんですよ。だから東京に来てからあんこだけでよく食べるようになりました」 あんこ入りパンが無いから、あんこだけ食べる? う〜ん、あんパンを大量に食べるよりはいいのかな? それにしてもとっても甘いのなら、美緒さんのナイスバディには大敵なのではないだろうか。 「太ったりはしない?」 と聞いてみると、やはり、 「太りますけどf(^_^; …あんこを食べるときはほかのものをセーブしたりとか。ちょっと偏食な生活かも知れない(笑)。でも、甘いものが食べたくなったら、チョコレートとかよりもあんこのほうがカロリーが少ないって聞いたから、それなら一石二鳥じゃん、って。でも、考えたら原料のところに「小豆、砂糖」って2番目に砂糖がきているくらいいっぱい入っているんで変わらないかも(笑)。それ以上にカロリーが多いかも?と思って、あんこを食べるときは食事をセーブするようになったんです」 と、かなりカロリーは気にしているもののあんこはやめられないようだ。そして、美緒さんの目の前のケーキはもちろん、小豆・大納言入り。抹茶クリームと大納言が粒ごと入ったクリーム、そしてクレープが何層にも重なり合っている、ほのかな甘さの和風クレープの“大納言クレープ”だ。もちろん、美緒さんは美味しそうにほおばっている。が、ゆであずきだけのほうが良かったかな? さて、次はお子さんの頃を伺ってみよう。もちろん、観ていたテレビ番組から。 「戦隊は観てなかったんですけど、『タイムボカン』を観てましたね。ドロンジョ様(タイムボカンシリーズ『ヤッターマン』に登場)とかが好きで」 と、実はこれは、後々の彼女の理想の女優像にも多大な影響を及ぼしているのだが、それは後ほど。さらに子供のころの様子を伺った。 「お転婆さんでしたね(笑)。落ち着きが無い子だったんで。小学校の授業、50分あるじゃないですか、ずっと座っていられないんですよ。それは高校にも繋がり(笑)先生にも怒られ。高校のときは先生から見えやすいところにっていうことで一番前の席に…、あたしだけ席替えが無かったんですよ(笑)」 完璧に先生にマークされていたようだ。 「小学生の頃はお人形さん遊びとか、レゴとか、トミカのパーキングとかが大好きでしたね。男の子っぽい遊びもしましたね、次女がそういうのが好きだったんで。うちは三人姉妹で私は末っ子なんです。長女が女の子っぽくて、次女がサバサした感じで。一緒に遊んでくれる次女の影響かなぁって。でもバービー人形とかも、うち20体くらいあってずっと取ってあるんです。それは母親が与えてくれるんですけど、自分的には細かい作業が好きで、お人形の服とかを自分で作ってたんですよ。でき上がったら母親にみせたりして」 結構家庭的? もしや料理も得意だったりして? 「料理もします。身の回りのことは小さい頃からすごいやりたがり屋さんだったので。小さい頃はおやつが野菜だったんですね。いつもキュウリとかにんじんとかをかぶりつきながら「何作ってるの? どうやって作るの?」って台所へ。お手伝いもしましたね。でも、母親も自分でやらなきゃっていうタイプだったんで「あっちに行ってなさい」って。東京に来てからも、仕事の無い年末は実家に帰っておせち料理を作っていたんですね。女同士だとどうしても「あーだ、こーだ」ってなっちゃうんですよね(笑)。父親が「どうでもいいから、早くしてくれ」とか「喋ってないで、作れ」とかってすごい言われて(笑)」 しかし、おせち料理までつくれるとは! これは女性としてはかなりポイントが高いだろう。 しかし、そんな料理上手で一見しとやかな彼女だが、お転婆な面をちゃんと思春期にも発揮してた。 「中学校のときはバレーボールをやっていて…バレーボールだけ!やっていたくらい、大好きでした。キャプテンをやっていて、どうしたら強くなれるんだ?っていう会議を常日頃開いているような部でした。「高いところからのスパイクを返せないといけない」って、校舎の2階の窓からボールを投げて下で受けるってやってたら、「そんな高いスパイクを打つ中学生はいない」ってすごい怒られて(笑)。飴をなめながら練習してやっぱり怒られて、校庭じゃなくて学校の周りを10周走らされたんです。すごい時間がかかるんですよ、田舎だからすごい広くて」 と、なかなかのやんちゃぶりを教えてくれた。かなり体は動かしていたようなので、体力には自信有りのようだが… 「自信ありますね♪。中学の時は本当にやんちゃで、運動大好き♪」 う〜ん。今の彼女からはちょっと想像しにくいほど、かなり活発な女の子だったようだ。本人曰く、 「そういうのを知っている人には、とてもセクシーなお姉さんとはかけ離れてる、とか言われちゃう(笑)」 と、美緒さんの周りの方々は、ウェンディーヌと美緒さんのギャップを感じていたようだ。これは本人も認めるところらしい。 |
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構成/すねやみえこ (c)2002 TV ASAHI・TOEI AG・TOEI |