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「蓮の部分はもちろん、自分の中にあるんですね。それをクローズアップしている。でも、そういう部分だけでは人間に見えない部分があるから、素の部分というのも入れ持って蓮になっています。僕の性格と何が違うかというと、僕は大阪人なんで気取れないんですよね(笑)。どうも照れくさくてダメなんですよ」
と、顔を照れ笑いいっぱいにして言った。
「集団行動をすると、大阪人の仕事というか、笑いを取りたくなるんですよね(笑)。そこはね、やっぱり「僕のパートや」みたいのがあるんですよ。制作発表でも雰囲気が硬かったら「これ誰か崩すヤツは…おらへんな。俺や」みたいな。やっぱりあるんですよ」
 人を笑わせるのが好き、といったサービス精神というよりは、血が騒ぐと言ったところか。
「大阪弁は極力使い分けるようにしてますね。大阪人であるということは僕、結構好きなんです。仕事関係の方と会うときは、極力よそ行き言葉を使いまして、でも友達と遊んでいるときは完全に大阪弁なんです」
 確かに大阪弁になるとイメージがぐっと砕けてくる。その素顔は、蓮よりも遙かに明るい印象だ。
「素顔はお笑い担当、蓮は気取り担当ですよね」
と、笑いながら言う。
「普段あのキャラでおれって言われたら、ちょっと困りますね。むしろ意外性を見て欲しいというのがあります。「あの人のコラム見た? すごかったよ。あの人が書いているとは思えない」って言うくらいの。僕の顔が見えないラジオやHPのコラムという物を目の当たりにしたときに、「信じれない」って言うくらいになって欲しいんです。それは、すごい僕の理想としている形であるんですよね。常に良い意味で期待を裏切る」
 これらの言葉は、彼が視聴者やファンに対して挑戦しているようにも思えた。撮影現場でもお笑い担当だというが、おどけている反面でこんなにも真剣に自分のやりたいことを考えている。本当にしっかりした人だという印象を受けた。


 ここで、3人の監督についての印象を伺った。
「監督に対してそれぞれのイメージも、まず“楽しい”ですよね。ひとつの仕事をいろんな監督と出来るっていうのは、やっぱりすごい勉強になるし、田崎監督も石田監督も長石監督も、それぞれ特徴的な方たちなのですごい、勉強になりますね。田崎監督はすごい几帳面な方で、1日のワリボンも的確に出してくるんですね。朝、みんなに配ってくれて、どっちからカメラが来て、どうしてこうしてっていうのが、ここでカットを割って、とかすごい細かくあってその日のロケに挑むんです。石田監督はね、目をつむってね「こうして、こっちから…う〜ん、オッケー!」って、イメージの方なんですね。どこでカットを割るっていうのは石田監督しか知らない(笑)。
 極端な話、監督によってキャラクターの付け方も違ってくるわけですよ。それがむしろ、話数がどんどん進んで行くにしたがって、人間の幅になっていくんじゃないかなと、思うんですけどね」
 では、隣の部屋で取材を受けている共演者、須賀さんの印象はどんなものなのだろうか? 撮影が進んで、一緒にいる時間も長くなった今、須賀さんの印象は最初の頃とは変わってきたのではないだろうか?
「それはもう、随分変わってきましたね。それはお互いに随分変わってきた、と思いますけど。最初はやっぱり、仲良くできるのかな? っていうのがありましたね。オーディションや顔合わせの時って、お互いにまだ硬いので。「もし、気が合わなかったら1年間、どうしよう」と思いました。でも話していくうちにどんどん、仲良くなっている状態ですね」
 仲が良くなるのは大変良いことだが、キャラクターの設定上ライバル同士の彼ら、逆に仲が良すぎると悪影響が出たりしないのだろうか?
「たぶんそれはないと思いますね。むしろ、そのシーンのことをふたりで話し合える。仲が良いから芝居でも殴れない、そういうことは無いので。仲が良いからこそ、当たってしまっても許してくれるやろなってあるし」
 その須賀さんへ何かメッセージはないかと聞くと、かなり困った表情で…
「照れくさいんですけど(笑)。さっきも一緒にお好み焼き食べに行ってました(笑)。でもふたりの関係ってすごくいいと思うんですよ。ふたりで話し合うし、家に帰ってからも電話したりして。「こういう動きのあるアクションのシーンとか、憶えてる?」とか、情報交換しながら、「明日も早めに行ってメイク終わらせて、ロケバスの後ろを陣取って、ふたりでセリフを憶えよう」とか、「掛け合いの練習をしよう」とか言ってます。監督に出来るだけスムーズに撮って欲しいのと、シーンの価値を出来るだけ上げたいっていうので。ふたりともまだ経験が浅いですから。ふたりで共通してよく話すのは「最高に良い作品にしたいな」。変な話、『ハリケンジャー』には負けたくない、とかそんなこともゆうてますからね。やっぱり同じメイクルームを使う、同じ日曜の“7時半”対“8時”ということで、いくら同じところで作ってて同じところが配給していても、そこはやっぱりライバルなんですね。
 僕らは一体感もあるし…。この前もロケバスの中で熱く語ったんですけど、僕らふたりの絡みっていうのがやっぱり一番の見どころだと思うので、それをおおもとにストーリーが進んで行くから、ふたりのシーンは煮詰めていこうって。常に集中してやっていこうとかね、意外に真面目に話しているんですよ」
と、優しく微笑んだ。ロケバスの中で真剣に取り組む姿が浮かんできた。
「須賀くんのことを、ライバル視しててすごいんじゃないんですか? って言われるんですが、ライバル視はいつでも出来ると思うんですよ。『龍騎』が終わってからでも。でも、終わってからも仲良いと思うんですけど。でも、お互いライバル視はどっかで絶対しているんですよ。だからと言って落とし合っても仕方ないわけで、ふたりで作品を高めないといけない。やっぱりふたりでひとつの作品を高める為に、お互いがどんどん伸びていくこと。そこがライバルとして一番の根底にあることですよね」

 ライバル同士、お互いを高めあって作品を高めようとしている。作品に掛ける真剣な想いが伝わってくる。蓮と真司のツーショットは目が離せない。


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who ◆松田悟志(まつだ・さとし) 1978年12月16日生まれ。射手座。大阪府出身。血液型B型。身長181cm。体重68kg。B106/W74/H93
趣味:小学生の頃からハマっているという「ルアーフィッシング」は、筋金入り。
芸歴:1998年第11回ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテスト最終選考会に出場。その後ドラマやVシネマに出演。2001年『恋を何年休んでますか』や日本テレビシナリオ登竜門大賞受賞作品『青と白で水色』、この2月に放映された『警察医・花井吾朗の殺人カルテ』にも出演した。
レターのあて先:〒160-8501 東京都新宿区四谷4-28 大木戸ビル サンミュージック出版 SOUND MISSION
公式ホームページ:http://www.sunmusic.org/satoshi_matsuda/
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構成/すねやみえこ
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