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第03回 黄川田将也(仮面ライダー1号・本郷猛役)インタビュー

久しぶりに着たライダースーツの感想はいかがでしたか?

「着心地は久しぶりだなって感じだったんですけど、また新たなモデルというか、戦ってきた傷跡があちこちにあったり色もちょっとグレーに変わったりしてたんですよね」

マイナーチェンジしていたんですね。

「そうなんですよ。あれから2年経って本郷猛も戦い続けたその後、という話なので。マスクを見たのは結構後だったんですよね、ボディのほうが先だったのかな。なので、『おー! こういうダメージの感じなんだ』って思いました。前回と何処がどう違うのかって自分の中でも考えてその場で見たんですけど、結構分からないもので(苦笑)。その日家に帰ってDVDを観て『ここが違う、あそこが違う』っていっぱい出て来ました。なのでそう言う間違い探しじゃないですけど、変化したところを探すのも一つの楽しみであるのかなと思いましたね。自分がこうやって楽しんでいるので、お客さんも楽しめるんじゃないかな」


では、本郷猛の役作りの基本は変わらないんですか?

「変わらずですね。でも、今回は学校の先生という設定なんですけど、前よりもちょっとおっちょこちょいだったり、優しすぎるが為にちょっと生徒になめられたりする部分があったりするので、そこら辺は結構難しかったですね。前作の本郷猛は美しい物が好きで、一本気で真っ直ぐでって言う役作りで良かったものが更に、、自分が改造人間になったと言うことを知った上で生活して行った今、現在があるという、その空白を埋める実感というのが結構大変でしたね」

バイクも前作と同じだったんですか?

「はい、でもダメージが追加されてて結構カッコ良かったですよ」

自分の知らない間にどんな戦いをしていたんだろうって感じですね?

「そうそう! それをお芝居で埋めて行くのがもう大変だった、本当に。『何があったんだろう?』って、もう想像するしかなかった感じですね」

2年分を埋める、より密な設定を自分の中に作らないといけないんですね。

「そうですね。苦労しましたね。それと本郷と一文字の関係性だったり、生徒の子達との関係性だったり、っていうのもなかなか難しかったですね。今回の作品はどこかホラーでもあり、日常的な僕の役回りとしてはちょっとコメディっぽい部分もあったりするので、『プッ、おっちょこちょいだな』って言う所もあったりという、本当に微妙なラインですよね。だから、切り替えのタイミングが…、変身してから切り替えるのか、その前から徐々に出していくのか、って言うのは監督と相談しながらって感じでしたね」

今作は監督が田崎竜太さんに替わりましたが、それによる違いはありましたか?

「やっぱり違いましたね。監督が違うと、同じキャラクターでも見せ方がこんなに違うんだなって感じました。前作の長石多可男監督はすごく任せてくれるというか、『思った通りにやってくれ。NOだったらNOと言うから』って言う感じでした。実際現場ではあまり『NO』とは言われなかったので、それがすごく不安だったんですけど、でもスタッフさんは『長石マジックがあるんだ』って言ってて。実際出来上がったのを観たら本当にすごい作品になっていました。今回は正反対の監督と言うか、すごく細かく芝居を付けていただいたりしていたので、それはそれで全く違う環境、同じ作品ではあるんですけど、現場の雰囲気とかも前作とは違っていたかなって感じはしますね。前作は前作でものすごく面白い部分があったりしたんですけど、今回は監督に引っ張ってもらったって感じです」