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レギュラー・時空(タイム)スリッパー・ベラ坊の『タイムカプセル〜グッズの記憶』
今回はなりきりグッズの定番商品だった、セルロイドのお面についてあれこれと思いだしてみようと思います。今でも見かけるお面ですが、昔は縁日の定番で、よく買ってもらいましたねぇ……。
前回はベラ坊2号の登場で、80年代オモチャの紹介をお届けしました。今回はまた、わたくし1号がお届けしますが、また2号の登場もあるかと思いますので、よろしくお願いします。それでは……。
セルロイドのお面。縁日の露店に並ぶ様々なキャラクターの顔。陳列用に建てられた木枠に並ぶ数々のお面は本当に壮観で、縁日の中でも目を引いてました。見慣れたキャラクターのずらりと並んだ顔を眺めていると、なぜか幸せな気分になったものです。飾ってあるものだけでなくて、奥に在庫もあったのでしょうが、当時はそんなことも分からないので、欲しいキャラクターのお面が売り切れてしまわないか、焦って縁日に向かったものでした。同じ型を使って、色違いなんていうお面もありましたよね。今で言うとゲームの2Pキャラみたいな(笑)。縁日って、お面とあと綿菓子の袋の絵を選ぶのが楽しみでしたね。両方好きなキャラがあった時は幸せな気分に浸れましたね。そして、縁日は両親の機嫌がよければプラモデルを買ってもらえるか、否か!? という駆け引きの場でもありました。まぁ大抵はもっと安い物しか買ってもらえませんでしたけどね。
なんて、そんな露店の定番商品のお面ですが、みなさんもひとつくらいは買ってもらった思い出があるのではないでしょうか? 今回紹介しているのは、『ジャッカー電撃隊』のビッグワンと『忍者キャプター』の水忍、そして不思議コメディの面々たちですが、それこそ実写ヒーロー物からアニメキャラまで、本当にたくさんのキャラクターがこのセルロイドのお面になっていますよね。
不思議コメディのお面たち。ペットントンやロボコン、ぼっくんは、顔だけじゃなくて体もモールドされてますね。ペットントンはまだしも、ロボット2体は顔だけじゃなんだか分からないですからね(笑)。ポワトリンはマスクのせいか目が大きくできなくてリアルな感じなのでしょうか、ぱいぱいと乙姫がアニメチックな顔をしているので少々違和感あり。ネムリンは劇中よりも石ノ森先生のデザイン画の方に近い作りですね。
人類が作った最初のプラスチックと言われている「セルロイド」ですが、最近は可燃性のため徐々に代替物質(プラスチックや塩化ビニールなどの化学素材)に置き換えられてしまっているようです。昔は、映画やカメラのフィルムやメガネのフレーム、それこそアニメのセル画もセルロイド性でした。レコードもかな? フォノシート(ソノシートは朝日ソノラマの登録商標です)がそうでしたね。あの透明で薄いレコードです。それに大正10年に作られた「青い目の人形」という歌(作詞:野口雨情、作曲:本居長世)でも歌われているように、アメリカの少女を模した人形やキューピー人形なんかもセルロイド製の物がありましたね。セルロイドは硝化綿(硝酸セルロース)と樟脳という自然素材から生まれるそうです。昨今のプラスチック製品とはちょっと違い、軽くて手触りも独特なものがあるように思います。
ベラ坊がこのセルロイドのお面をかぶって遊んでいたのは幼稚園のときがピークでしたね。当時は『ウルトラマン』が大ヒットしてましたから、もちろん「怪獣殿下」(26・27話)のオサムくんみたいにウルトラマンをかぶって遊んでました。スペシウム光線の十字の組み方が違うヤツがいると、ああだこうだとケンカになったりして……。何というかこのお面で思い出されるのは、顔に直接当たっていて、尚かつ口の部分に空気穴がないので結構息苦しいし、自分の息づかいが耳に響くんですよね。そんなあの独特なマスクをかぶった「世界感」ですかねぇ。それが「変身」した感を強めたりするんですよね。まさになりきり感。ジョワッとかヘアッとか、しゃべるとかけ声がお面に籠もるので、その反響した自分の声に興奮するというか……。とにかくよくかぶっていましたし、割れやすかったので結構買い換えてましたよね。何代目(?)くらいまで買ってたのかな? 科特隊の流星バッチとお面は何度も買い直してましたね。
現代の子だと逆に簡単に入手しづらい玩具なのでしょうか? 幼年誌の付録のお面なんかがその代わりを果たしているんでしょうかね? バンダイさんではヘルメット型の玩具も売っていますけど……。
おっと、ウルトラマンの思い出話になりそうな感じなので話を東映作品に……と思ったのですが『仮面ライダー』の時はもう小学4年生になっていたので、このセルロイドお面をかぶって遊ぶのは恥ずかしい年頃になってましたね。変身ベルトは欲しかったけれど、もうセルロイドのお面は卒業してました。それまでの東映ヒーローのお面というと『仮面の忍者赤影』『ジャイアントロボ』『キャプテンウルトラ』などもありましたが、なんか、化粧したみたいに頬紅と口紅を塗った感じの彩色(とにかく唇が赤い)が好きになれなかったというか(ジャイアントロボは別ですが)、番組は好きでしたけどお面には手が出ませんでしたね……。でもひとつだけ人間の顔のお面で例外だったのはテレビ漫画の『スーパージェッター』ですかね(これも東映じゃないしテレビ漫画ですが)。これには高級版と廉価版(?)があって、高い方はゴーグルというかバイザー部分が別パーツになっていて、稼動するようになっていまして、今思えば他愛もないギミックというか、単にゴーグルが上にめくれるだけなんですが、それが子 ども心にかっこよかったんですね。だからこのお面も買ってもらいましたね。ウルトラマンとスーパージェッターがベラ坊のセルロイドのお面歴ですね(笑)。
構成/ベラ坊
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