 |
公開を9月3日に控えた劇場版ですが、7月後半に音楽メニューの打ち合わせを行い、昨日8月3日に無事にオケの収録が行われました。(注1)2日目の今日は、先程からトラックダウンが粛々と進められています。
今回の劇場版用のBGMは、新たに28曲のBGMと挿入曲が書き下ろされました。
BGMに先行して、挿入曲の録音がされたのですが、今回の挿入曲はまさにスーパー戦隊シリーズに相応しい壮大な曲になりました。(注2)
今を去ること3ヶ月位前の話でしょうか。突然塚田Pが、相談を持ちかけてきました。今年の劇場版では、テーマ曲に壮大なバラード曲を制作したい、ということです。
まぁ、魔法がテーマだし、去年の戦隊と比較してもファンタジーの要素も多い作品なのでそれもありかな、と思っていると、さらにボーカルには「水木一郎・串田アキラ・影山ヒロノブ」の3人を起用して朗々とマジトピアを褒め称える賛歌を作りたい、とうのです。大概のことには驚かない僕ですが、この時ばかりはさすがに耳を疑いました。とはいえ、チーフプロデューサーの要望なので、音楽制作部としては、なんとかその要望に応えなければなりません。早速、楽曲制作の仕込みに入りましたが、やはり自分の中で?マークが付いたままで仕事を進めていると、中々うまく進行しません。それでも紆余曲折しているうちにようやく、3人をキャスティングしたかったプロデューサーの意向も掴めてきて、なんとかボーカルダビングの現場に辿り着きました。それまでの仮歌(注3)には、わりと爽やかな声質の歌がのっていたので、初めに影山さんのボーカルがダビングされると、それまでのイメージとは全く違うイメージの曲に変わっていきます。そして、串田さん、水木さんの順番で次々に歌が重ねられていくと、ただでさえ大袈裟な伴奏が(注4)ますます大袈裟に、そして熱く聞こえてきます。トラックダウンが終わって完成した音を聞いた時にはスタジオにいた関係者全員が仰け反っていました。僕も、ハリケンジャー以降、たくさんのスーパー戦隊ソングを作ってきましたが、大袈裟さについては1、2を争う出来栄えかと思います。
この楽曲は、9月7日に発売が予定されているアルバム「魔法戦隊マジレンジャー 劇場公開記念盤 キャラクターソングアルバム 魔法組曲 天空聖界と魔法使いの歌」(注5)に収録されることになっています。劇場本編では、映画用にサイズ編集されたテイクが使用されていますが、CDにはフルサイズが収録されることになっています。
劇場サイズでは聞くことの出来ない大サビの部分は、水木一郎・串田アキラ・影山ヒロノブの3人のボーカルが産み出した奇跡のフレーズと言っても過言ではない仕上がりになっています。このコーナーにアクセスしていただいているお客様にとっては、押さえておかなければならない1曲に仕上がりました。是非この機会にCDをお買い求め下さい。 |
 |
(注1:当たり前のように音楽の録音が公開のちょうど1ヶ月前に行われたことが書かれているが、これは決して正しいスケジュールではない。日本のキャラクター番組制作の現場は、特撮・アニメを問わずギリギリの進行で進むことを美徳とする傾向があるが、これも正しいこではない)
(注2:挿入曲のタイトルは「Song For Magitopia」 作詞は主題歌を手掛けた岩里祐穂さん、曲とアレンジは山下康介氏、ここまではまぁ、普通の陣容であるが、ボーカルに水木一郎・串田アキラ・影山ヒロノブの3人がキャスティングされた。楽曲のトラックダウン時に完成した音を聞いた塚田Pが「マジトピアってどんなとこ?」と問うほどの出来上がりらしい。一体どこまで熱い歌に仕上がったのだろうか。ヒーローネットの読者にも是非5.1chの大スクリーンでその衝撃を体験して欲しい)
(注3:オケを録音してボーカルダビングを行うまでの間、歌手や制作関係者の参考音源として別の歌手が仮に歌を歌っているテイク)
(注4:ちなみにこの楽曲が大袈裟なのは、特撮・アニメソング界の大御所3人が熱唱している、という理由だけでなく、そもそも楽曲と演奏自体がこれでもか!と言わんばかりに大袈裟に出来ている。確かに「マジトピアってどんなとこ?」と聞きたくなるのもわかる)
(注5:それにしても長いタイトルである。今年のキャラクターソングアルバムはどんなことになっているのか?) |
 |