橋本仁さんとの出会い・・・これはもう何年前になるのだろうか・・番組「仮面ライダークウガ」が2000年1月スタートだったので、1999年の秋ぐらいだろうか・・・丁度その時担当していた戦隊シリーズ(「救急戦隊ゴーゴーファイブ」だったと思うが)で歌ってくれた歌手の結婚披露宴にプロデューサーの高寺氏と出席していた時に、アーティストの“BETCHIN'”(※1)という3人組のアカペラ・コーラスグループがお祝いに歌を歌っていたのですが、その中のリードヴォーカルが橋本仁さんでした。
そのグループ“BETCHIN'”は3人だけで伴奏もメロディーもやるグループでしたが、橋本仁さんは非常に高い声でフレーズを大きく歌う歌い方が特徴でした。伸びやかなその歌声に魅了され、そして何よりもリズムがとってもよかったことが今でも強く印象に残っています。
一瞬にして「この人に歌をお願いしたい!」ということを高寺氏と共に感じました。そして、翌年に制作される「仮面ライダークウガ」のエンディング「青空になる」を歌っていただくことになったのです。みなさんの中にも記憶に残る一曲となっている方が多いのではないでしょうか。放送当時、たくさんの方からご好評をいただきとても嬉しかったことを覚えております。
その後、「仮面ライダークウガ」(※2、3)や「仮面ライダーアギト」などの他の仮面ライダーシリーズ(※4)の挿入歌をお願いし、平成ライダーに無くてはならないボーカリストとなりましたが、そのお付き合いの中で、「仮面ライダーアギト」の3rdエンディングCDに収録されている、RIDER CHIPSの楽曲「Sitting On The Dynamite」や「Touch」の2曲もお願いいたしました(※5)。
この2曲はそれぞれ特徴の違う2曲でありましたが、特に2曲目の「Touch」はROLLYとのツインヴォーカルの楽曲で、大きなフレーズのため、リズム・音感が相当良くないと中々歌いこなせない曲でした。然しながら、この難しい楽曲をROLLYと二人で見事に歌い上げてくれました。優しい歌声のハーモニーが心に響くとCDを聞いた方からメッセージを頂戴した名曲です。
最初に彼の歌を聞いた時、どうしてこんなにリズムがいいのだろうと思ったのですが、彼と付き合うにしたがって、ライブを見たり、CDを聞いたりして、彼のレパートリーをだんだん理解するようになっていったある日、彼から「ライブに来ないか」とお誘いをうけ、原宿のライブハウスに出かけました。そしてそのステージを見て、ああ、なるほど・・ここに彼のリズムの原点があったんだなと感じたのでした。その音楽は・・・「サルサ」! この音楽のステップを彼はステージの上で観客に向かって実に楽し気に、そして判りやすく指導していました。僕も観客の中に交じって一緒にステップを踏みながら「これがリズムなんだ・・心と体で感じて表現するんだ!」と感激して魅了されました。
最近では、テレビでよく彼を見かけるようになりましたが、今、“オルケスタ・デ・ラ・ルス”(※6)で大活躍中です。テレビの中の彼は、やはり華麗なステップを踏みながらリズムが素晴らしい・・・
また、ご一緒させていただく日を楽しみにしています。みなさんも機会がありましたらぜひこの「リズム」を体験してみてくださいね。
※1 BETCHIN'(ベッチン)
http://www.aquio-wonder.net/
プロデューサー・富樫明生が送り出した男性3人のブラックボーカルグループ。メンバ−は数々のセッションをこなしてきたJinとTommy、そしてA・T(ラップを歌わないので、「m.c.」はつかない)という、いずれもキャリアと実力を兼ね備えた3人。

※2 仮面ライダークウガ ソングコレクション
「power of soul」「Blue Higher」「Edge of Green」「青空になる」

※3 仮面ライダークウガ ソングコレクション2 Say Alright!、BEATCHASER2000、Into the blue sky(「青空になる」英語ヴァージョン)

※4 仮面ライダー響鬼 ブックCD “仮面ライダー響鬼バトルイメージソング”「極めれば音撃!!」

※5 仮面ライダーアギト 3rdエンディングテーマ DEEP BREATH 「Sitting On The Dynamite」「Touch」
※6 オルケスタ・デ・ラ・ルス
http://laluz.jp/
1984年に結成された日本人サルサバンド。北中南米、ヨーロッパなど世界22カ国でもツアーを行うなど精力的な活動を行っている実力派。
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