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これまで、プロデューサーや作曲家の方々について色々と書かせて頂きましたが、今回より若干趣向を変えて、「アーチストたち」について書かせていただこうと思います。
音楽は人間が創るもの。
音楽にはメロディーとリズムとハーモニーが重要な要素となってきます。もちろん、いい曲であれば、第一段階はOKでしょう。でも、そのいい曲に命を吹き込むのが、演奏者であり、歌手であります。「アーチスト」には(前回書かせて頂いたRIDER
CHIPSのメンバーような)演奏をする方々も含まれますが、まずはボーカリスト・歌手の人たちにスポットにスポットを当ててお話しをしていきたいと思います。
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歌手はその個性によってその曲の性格を最終的に決定づける役割を持っています。どんなにいい曲であっても、歌手によってその曲が「名曲」にまで昇華するのか、いい曲ではあるが「普通のいい曲」で終わってしまうかが決まってしまうと言っても過言ではないでしょう。
僕は今までにたくさんの歌手の方と仕事をさせていただきました。1000人の歌手の方がいれば、1000通りの表現があります。僕の役割はその歌手の方が持っていらっしゃる力をなるべく効率良く引き出させていただくことだったと思います。そのためには深い信頼関係の中でお互いに作業を進めていく必要がありました。だから、スタジオの中に入った時はもう、ある程度、信頼関係は出来上がっていて、あとは音楽をお互いに楽しめるのが望ましい形だと考えています。 |
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然しながら、中にはスタジオに入ってからお互いの信頼関係を築いていったこともあります。そんな、作業の中でも、「この人・・・素敵な方だな」と感じ・・・、その歌手の力量や人間性を感じ、感動し、また、次回の録音が楽しみにしている・・・こんな関係が今も続いている歌手の方がたくさんいらっしゃいます。私がその歌手の方に何かを感じたとき、それを聴いて下さる方かたにも、やはり何かが伝わっていくのがわかりました。だから、録音の際にはできるだけ、その歌手の方がもっている「味」をたくさん引き出させていただくことに専念しました。その作業は相手をよく理解することから始まります。その人の、考え方や、感じ方、そこには詩や音楽に対するお互いの理解の違いも共感もありました。そういう作業を積み重ねていくことはお互いに理解を深め、向かい合っていく作業でありました。時には、相反したり、時には深く理解しあったり、認め合ったり、認められなかったり、そんな作業の連続でした。でも、そこにはいつも人間がいて、人間同士だから出来るすばらしい一瞬だったと思います。そんなたくさんの歌手の方に心からの感謝の気持ちをこめながら、書き進めていきたいと思います。
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さて次回は、
藤岡弘、さん
・レッツゴー!! ライダーキック〜2000 Ver.〜
・君と共にライダーはいる(ナレーション)
についてのお話をさせていただきましょう。
お楽しみに・・・ |
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本地大輔(ほんじ だいすけ)
1963年大阪生まれ。東京芸術大学音楽学部器楽科チェロ専攻卒。日本コロムビア入社。avex音楽ディレクターを経て、現在は(株)インターチャンネルに所属。戦隊から仮面ライダーまでテレビ等の中で使用される数々の楽曲のディレクションを行う。クラシックへの造詣をバックグラウンドに持ちながら、自らが求める「音による幸せ」を具現化しようと日夜奮闘中。不惑を全う出来ない40歳。
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