暦では秋になったとは言え、まだ暑い日が続く9月初旬。上野駅で待ち合わせをした彼女は、ギャングの格好などしていなかった。応援団長、カミナリさま、パンク少女、探偵・・・・の格好もしていなかった。もちろん赤い仮面も着けてはいない・・・。あれから12年、社会現象まで巻き起こしたヒロインは、現在は北関東のとある街でご町内の平和と安全を守っている。
* * *
1990年1月から同年12月まで全51話、フジテレビ系で毎週朝9時から放送されていた『美少女仮面ポワトリン』。その主人公、美少女仮面ポワトリンに変身する村上ユウコを演じた花島優子さんは、22歳で結婚し、今では2人のお子さんを育てるお母さん。この日は5歳になる下のお嬢さんを連れて、インタビューのために上野までおいでいただいた。
上野公園の入口にある喫茶店のオープンテラスは、木陰の下で気持ちがいい。(だけどちょっとセミがうるさいぞ)


東映ヒーローネット(以下、THN):かなりお若い頃にご結婚されたんですね。
花島優子さん(以下、花島)そうですねぇ、上の子はもう小学校2年生になりますから。
THN:お子さんたちはお母さんがポワトリンだったということをどのように思っているんでしょう?
花島:この子(当日いっしょにいらしたお嬢さん)は大好きみたいです。「私もポワトリンやりたい、(ポワトリン)プティットはなんで私じゃないの?」ってビデオを観て言ってますから。おもちゃも昔のがあるので遊んだりしてますね。
THN:上のお子さんは?
花島:男の子なのでしらーっとしていますね。私が“あの人は今”みたいなTV番組に出たときにいっしょに出たことがあって、学校で話題になったらしくて、それがすごく嫌だったみたいです。目立ったり注目されたりするのが嫌いな子なので。やっぱり好きなのは、戦隊とか仮面ライダーですね。2人目が妊娠8ヵ月のときなんか、後楽園ゆうえんちまで電車に乗って『(電磁戦隊)メガレンジャー』のショーを見に行きましたよー。
THN:普通にいちファンとして?
花島:そうですよ、妊婦なのに朝早くから並んで大変だったんです(笑)。私もメガブルーが好きで握手してもらって感激しちゃって。きっと昔はこうやって私もファンの方たちと握手していたときには、みなさん感激してくれていたのかなって思いましたね。
THN:でも、その時は花島さんだって周りにバレませんでしたか?
花島:ああいうところにいくと、気がつくお客さんはいますね。「もしかしてポワトリンですか?」って。
THN:社会現象にまでなったキャラクターですものね。花島さんは当時、ポワトリンが社会現象化していくことはどのように感じていましたか?
花島:不安でしたね、イメージが強すぎて。一応はアイドルですから、別の番組で歌を歌うときには、なるべくかわいい服を着ようって努力をしていました(笑)。特に番組が終わった後は、自分がどういう方向に進んだらいいのか分からなくなってしまって、どこへいっても「ポワトリン」って言われるのが嫌でしたね。
|
 |


「愛ある限り戦いましょう、命、燃えつきるまで!」 花島さん演じるポワトリン。番組の枠を越えて活躍した国民的ヒロインだ。

オリュードしたキャラクターの一部。 (※それぞれの写真をクリックすると拡大します)


爽やかな若奥様といった感じの花島さん。


ポワトリンとポワトリンプティット。

|