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まずは『カブト』の撮影が終わった実感があるのか伺った。
「ありますね。『カブト』の撮影が終わって違う作品の撮影をしていたので、仕事として切り替わっているというか。それをやっていなかったら実感はまだ湧かなかったんだろうなと思いますね。簡単に言うと、任侠映画みたいのを自分、よくやっているじゃないですか。そっちから『あ、山口スケジュール空いた、来いよ』みたいな(笑)、そんな感じでしたね」
では、水嶋ヒロさんたちと会うのは久しぶりだったのだろう。
「いえいえ。フットサルで」
『カブト』のキャスト達で作るフットサルチームがある。山口さんもそのメンバーなのだ。
「あいつら体力あるんですよ(苦笑)。祐基(佐藤祐基さん)からメールが来て『山さん、強制的にメンバーに入って、背番号10で決まりですから』。で、『ちょっと待て。10なら入らない。81なら入ってもいいよ』ってメール返して。「8(は)1(い)」って感じで(笑)、まあ、ノリで」
と、意外な程気さくに話してくれる山口さん。田所役やVシネ等で観る山口さんの怖いイメージとは違い、明るい笑顔で話すその姿に安心すら覚えた。よし! では田所修一役のことから聞いて行こう。
「田所修一とご自身の似ているところはありますか?」
と尋ねると、
「自分、結婚してから役者って仕事に対して、地に足を着けて行かなければ行けないと思っているんです。田所を演じてみて彼は地に足を着けているというか…、それは役者という仕事に対して自分で思っていたところなので、そこをすごく強調して自分なりには芝居していたんですよね」
では、自分と違うところは何処だと思うのだろうか? 実は明るいところだろうか?
「ははは(笑)。そんなこと無いですよ、最後の田所は明るいですから」
と言って、最終回のあの自転車で出前を運ぶシーンの話をしてくれた。
「監督が『どんどん明るくやって! ガラッと変わりましょう』って。本当は転ぼうと思ったんですけど(笑)。撮影が結構急いでいるロケだったので、雨とか降ってきたら困るなってことで出来ませんでしたけど」
ところで、一番気になることをまだ伺っていなかった。これまでの山口さんと言えば、Vシネなどの任侠映画に出演している時の怖〜いイメージがある。その山口さんと子供向けヒーロー番組はやはり結び付かない。出演を決めたきっかけはなんだったのだろうか。
「お話を頂いたときには、マネージャーに『仮面ライダーの話が来ているんですけど、どうします?』『やらないよ!』」
と、即答したという。
「プロフィールを見てもらえば分かるじゃないですか(笑)。俺みたいな役者が、こういう子供に夢を与えるような作品に出て良いのだろうか? どっちかと言ったら、拳銃撃つとか刀でぶった切るとか、血とか、死ぬとかそういうアウトロー系の作品が多い中で、いきなりお話が来たので『え〜! 大丈夫?』って思ってしまったんですね。いけないんじゃないの?って思いましたね。そしたら、うちの社長・竹内力から電話がかかってきて、『はい、やります (即答)』って。はははは(笑)。一撃でした(苦笑)」
竹内力さんに感謝だ。そして出演を決めた山口さん。あの熱演ぶりを見れば 案ずるよりも産むがやすしだった事は一目瞭然だ
「初めの話だと田所は半年位で、加賀美と対立して死んじゃうみたいな、そういう話もちょっと聞いていたんですよ」
と、秘話を語った。さらに、実はネイティブワームだったという設定に関しても、
「正直言うとそれは『ワームになりたい』って言っていたんです(笑)。そしたらプロデューサーや監督さん達が…。あと、ゼクトルーパーの恰好もしたいとも。そしたらそれもさせてくれて、どんどん要望が…(笑)。楽しくやらせてもらいました。ワームになったらワームになったで戦っても良いんですけど、加賀美と岬に対して裏切りたくないと、要望も言ったんですよ。それも聞いてくれたのかなって思います。
初めは半年で終わるかも知れないって言われていたのが、こう長引くと、やっぱり自分自身も田所っていう役に対して、ZECTカーの中にいる田所チームに対して愛着が湧いてくる、みたいな。そう言うのをすごく感じましたね」
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