――クライマックス直前ということもあり、まずは奥村さんが見てもらいたい樹花のポイントを教えてもらいました。
「樹花は最後まで元気だったので、最後もやはり元気な樹花を見てほしいっていうのがあります。あと、セリフはあまり無かったんですけど、みんなで賑やかなシーンもあるんです。そこでの樹花も見てほしいですね
――徹頭徹尾、元気というところが樹花らしいですね。ちなみに写真を見ていただければ分かる通り、この日の衣装はフリルのついた可愛らしいもの。これはその時の格好なのでしょうかと質問してみると……。
「いや、今日は天道家の最後の撮影だったんです。みんなで集まった時はいつもの格好でした。」
――撮影後、天道家のセットは解体されたそうです。インタビュー後には奥村さんは、プロデューサーさんと一緒に無くなることを寂しがられていました。やっぱり、1年間通い続けたセットだけに思い入れも深いご様子。話題は変わり、次はカブトに出演されるまでの経緯に。
「『仮面ライダー』がすごい昔から続いてるということは知っていたんですけど、そのオーディションに行った時は受かるだろうとは全然思わなかったので、受かったというお話を聞いた時は、驚いたとか嬉しかったというより、ビックリしすぎて唖然としました。2役受けたんですけど、元気な子の方だったので」
――ちなみに『仮面ライダー』に出演した反響の大きさは後から感じたとのこと。劇中ではあんなにハマっていただけに、元気な子ということで驚かれたているのがちょっと意外。では、撮影が始まってみて、“元気で明るい”というキャラクターを要求された時の感想はどんなものだったのでしょうか?
「初めて演じた時は、役を作るのが難しかったですね。ただ明るいから明るくするってだけではダメだったみたいで……明るいなら明るいなりに演じるのが結構難しい。でも、暗い役じゃなくて明るい役でよかったという感じはします」
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――普段は底抜けに明るい樹花。でも、ただ元気なだけではダメというのが奥が深い。確かに、劇中ではお兄ちゃんに不安な顔や、剣にたこ焼きをあげる優しいところを見せたりと、年頃の女の子らしい様々な演技が要求されることが多かったですよね。そして、樹花といえば何といっても「おはよ〜〜」。あの挨拶の誕生秘話について教えてもらいました。
「最初に、『元気にポーズをつけて言うから』と(石田監督に)言われたんです。ポーズは自分で考えてっていわれた時にどうしようって思って、その場ですぐ決めたって感じだったんです。ポーズとか考えたことが無かったので思いつかなくて……。『もう、これにしよう! これしかない!!』みたいな(笑)。このポーズ(敬礼しながら)が元気な樹花っぽいなと思って、これになりました」
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――あの挨拶はインスピレーションの賜物だったというのは意外。奥村さんの直感は正しかったのは本編を見れば一目瞭然ですよね。直感でイメージが合うということは、樹花との共通点があればこそ? 次は樹花との共通点について語ってもらいました。
「似ているところは、やっぱり元気なところ、明るいところとかですかね。あと、動き回るというかはしゃぐっていうか……やっぱりそこが似てるかなって思います。逆に違うのは、う〜ん……樹花は何が起きても落ち込まない感じだったんですけど、私はたまに凄いショックなことがあったりすると、『あぁ〜……』って感じに沈んじゃったりするんです」
――結構素の奥村さんも樹花に近いとのこと。では、同じ女の子から見て、樹花のような子はどう見えるのでしょう?
「結構いい感じだと思います。(劇中で)友達とか結構出てくるシーンが何回かあったりしますし。樹花はずっと元気だったり明るかったり面白かったりするので、やっぱり友達は多いんじゃないかなって思います。自分の近くにいたら友達になりたいです(笑)」
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――やっぱり同年代の子から見ても人気者のようです。さすがジュカリン! 地が近い奥村さんも人気者なのでしょう。話題は移り、共演者の方々との様子について。
「お兄ちゃんとも会ったらよく喋るんですけど、最近はまたひよりさんに会えたのが嬉しかったですね。やっぱり(劇中で)最初に出会った女の人だったので。今日は最後だからってこともあって、お昼を一緒に食べたりしました。あと、昨日ゴンちゃんの撮影が最後だったので、帰る時に一緒に駅まで行ったりとか。あと、加賀美さんや蓮華さんともよく喋ったりしますね。全体的にみんなと喋ってます。序盤はお兄ちゃんとのシーンばかりでしたけど、お話が進むにつれて岬さんとか会う人が増えていったので、自然と話す機会も増えたという感じです」
――現場でも人気者だった奥村さん。思い起こしてみると、樹花はカブトの登場人物の中で他の登場人物に最も愛されているような気もします。それだけに共演者の方々と演じていて楽しいシーンも多かったようです。
「昨日なんですけど、みんなで集まっていろいろワイワイやってシーンを撮ったんです。そこはもう単純に『楽しかったな〜』って感じでしたね。あと、岬さんとプールに行ったのも楽しかった。あと、学校のお話の時(37・38話)は、同じ事務所の子と久々に会って話すことができたので嬉しかったです。やっぱり最初は、ずっと家で『おはよ〜』って言って食べてるだけなのかなって心配していたんですけど、段々外に出るようになりましたね。ようやく学校のシーンも出た時はホッとしました(笑)」
――食べるシーンの話が出てきたところで、樹花のあの気持ちのいい食べっぷりについて伺ってみると……。
「ジャガイモを食べる時は、口の中にすごい入ってて喋れない状態で大変でしたね(笑)。あと、スパゲティーを食べた時も口の中が一杯で。本当にお腹一杯になるくらい食べてましたね。何て言うか、もうこれ以上食べれないというくらい、ずっと食べてたので(笑)」
――どうやら食事のシーンは、奥村さんにとってある意味一番ハードな撮影だったようです(笑)。食べものといえば、樹花は終盤にお兄ちゃんから料理を教えてもらっていましたが、奥村さん自身は?
「あまりしないですね。でも、家庭科の授業は好きです(笑)」
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