――――― 武蔵さんの舞台、本来はリングですが、今日はステージでしたね。
人の前で動きを見せるっていうのは良くあることなので、本当は慣れてるハズなんですけど……。今回は、ひとりの「キャラクター」として、みんなから「どんな動きをするんやろ?」って興味の眼差しを感じました。
最強のライダーって肩書きがありますから、迫力、格闘家としてのリアルさ、その辺を出さなくては、と思いながらステージに立ちました。
まぁ、一言で言いますと「緊張しましたっ!」ってコトなんですけどね(笑)。
――――― 試合前に行われる記者会見の時に、緊張されることは……?
……ないですね(笑)。「K−1ファイターが、どのくらい芝居出来るんやろ?」みたいな見方をされると思ったので、構えてたのかもしれないですね。
記者会見も、見た感じだけを言うと「制作発表と変わらへん」と感じられるかもしれませんけど『何かを発言する』と言う緊張感が無いんですよ。何が起こるか分からないのが記者会見なので(笑)。例えば、相手がつっかかって来るとか、挑発をして来るかもしれないとか。相手がいてこその記者会見なので……。いざ勝負となると、もちろんたくさんの方が応援に来てくれるんですが、試合中は相手のことしか見てないって状況で、緊張する感覚は無いんですよね(笑)。
記者会見も試合も、同じリングの上と思っているんですけど……。今日の制作発表は、自分のリングじゃなくて、完全なアウェイだったんで、緊張してしまいました(笑)。
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――――― 『黒崎一誠』と言う役柄には、すんなり入れましたか?
アクションがすごく多かったので、助けられました。自分がたくさんセリフがあったら困惑したかもしれないんですけど、セリフよりアクションの方が多かったんです。だから、普段やってることをやれば良いかって思ったんですけど……ご存知の通り、普段自分がやってることって「魅せる」ための動きじゃなく「当てる」ための動きなんですよ(笑)。
そんなんで、立ち回りの時に「当てないようにする」のが大変でした(笑)。
でも、K−1ファイターである自分をキャスティングして頂いたからには、スタントやアクションの方々以上に「本格的な戦い」を見せられたら良いなと思いました。実際はどのくらい出来たのかちょっと不安ですけど(笑)。
――――― ご出演シーンは、ご覧になったんですか?
撮影の後にチェックする時、自分が動いてる姿を確認したくらいで、実際に上映される画面はまだ見てないんで、すっごく気になってます(笑)。
アクションに関しては、どのくらいやるのか分からなかったんで、とにかくセリフだけは練習しておこうって思って。会社の人に協力してもらって、家にまでおしかけて付き合ってもらいました(笑)。本番は、監督から細かく指示をしてもらって……「もう少し、怖い感じで」とか「静かな感じで」とか。 本当に、思った以上にアクションが多かったので、自分の土俵と変わりなかったですね。でも、かなり汗だくになりました(笑)。 白いマントを翻しながら、蹴ったり殴ったり……クールな感じでやってますけど、実は、汗だくです(笑)。相手の方と、最初はリズムが合わなくて
―― ボクが足を引っ張ってしまってたんですけど(笑)―― 申し訳ないなぁと思いながら、何度も何度もやり直して頂いて、受けてもらったって感じですね。
自分が出来ることは、出し切ったつもりです。 K−1代表として、もう少しキレイな技が出せたら良かったんですけど、満足してます。
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――――― 『劇場版 仮面ライダーカブト』のお話が来た時は驚かれました?
「仮面ライダーの映画への出演が決まりそうだ」って、事務所から話を聞いて。ぱっと頭に浮かんだのは『ショッカーの親分』。「ボスやな」と(笑)。もしくは『怪人
ムカデ男』的なモノだろうなと思ってました。 先ずは「出たい!」って気持ちが強かったです。 敵だろうが、味方だろうが関係ない(笑)!って。
今、K−1ファイターとして格闘技の世界で自分が戦っている原点って、仮面ライダーに代表される『ヒーロー』なんですよね。 子供の頃って単純に「強いからカッコイイ」って考えますよね。それが、物語を通して主人公の優しさに触れて「ただ強いだけじゃなくて、人を守るために戦ってるんだ」と理解して「守る=強さ」「守れるから、頼られる」。それが本当のヒーローなんだって思って「大きくなったら、ヒーローになりたい」って、純粋にテレビを観てました。 「仮面ライダーを見てたから今の自分がある」なんて言ったら大げさかもしれないですけど、男の子なら、だれでも一度は夢見ますよね。「ヒーローになりたい!」って。 でも、成長するごとに「変身して悪と戦うなんて、叶えられない夢のまた夢なんや」って。
まさか、今、そのライダーになれるなんてまったく思ってませんでしたから(笑)。 だから、携われることが夢のようでした。 格闘技やってて良かったなって(笑)。
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