


登場直後のゴウ兄さんは、抱えているものの多さからか、まさに“一匹狼”といったキャラクターでした。(23話)まずは、ゴウに出会うまでの経緯から教えて頂きました。そもそも三浦さんは、どのような道を経て役者を目指されたのでしょうか?
「スカウトですね。もともと僕の両親も、若い時にこういう仕事をやっていたんです。そして、大学に通うために東京に出た時、親がやっていたこともあり興味があって、『どうしようかな?』と思った時に声をかけてもらったんです。最初は趣味感覚でモデルみたいなことや、ドラマのオーディションを色々受けましたね。でも、2005年に三輪明宏さんの舞台に出たんですけど、そこで三輪さんからいろんなことを教えてもらいました。会場もデカイですし、お客さんも多い。それに舞台は、終わったらすぐお客さんから反応が返ってくる。その時のスタンディングオベーションにものすごく感動して。それが役者になるということの決め手ですかね」
舞台に出たことが転機という三浦さんですが、映画にも並々ならぬ興味があるとのこと。それも役者になる大きな理由の一つだったようです。
「映画がすごく好きなんです。映画やドラマって、いろんなメッセージを送ることができるじゃないですか。観ている人は、それを自分にリンクさせて、泣いて救われたり、笑ったりする。そういった感情の伝わるものはいいなと思ったので、自分の芝居で一人でもそう感動してもらえると嬉しいなと思ったんです。それからですね、(役者に向けて)頑張ろうと思ったのは。なので、僕が一番やりたいのは映画ですね。主役をやりたいという気持ちは特に無いんですけど、観ている方に何かを伝えたり、感じ取ってもらえるような芝居をしたいんです。でも、人の感情を動かすことは大変だと思うので、そのためにも自分の力をもっと付けなければと思います」
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かなりハッキリとしたポリシーをお持ちな三浦さん。ゲキレンジャーのオーディションも、そういったことを意識されながら受けたのでしょうか?
「実は僕、戦隊やライダーのオーディションを3〜4回受けて落ちているんですよ。なので、ハッキリ言って受かる自信は無かったんです。ゲキレンジャーも、最初の3人のオーディションを受けて、1次か2次審査で落ちてたんですよ。で、『また、追加メンバーがあるから』って言われて、そのオーディションを受けたんです。年もいってるし、長男なんでこれ以上親に迷惑かけられないし、あと、体の悪い祖母に自分の姿を見てもらって、少しでも元気になってほしかったので、『そろそろ何としても作品に出なきゃ!』と思ってました。そんな気持ちもあり、役者生命を賭けてオーディションを受けさせてもらいました」
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ご自身の中では、後が無い感じだったんですね……。そういった決意を込めて受けた、オーディションの手ごたえはいかがなものでしたか?
「オーディションでは、ゴウとケンの設定があったんですが、その時、『ケンは僕じゃないな』と直感で思ったんです。まあ、それをやるのが役者なんですけれども(苦笑)。『どちらかというとゴウだろうな』と思いながらやりました。で、2次・3次と審査を重ねていくうち、ゴウしかやらせてもらえなくなったんですよ。他の方は結構いろんな役をとっかえひっかえやっていたのに、僕だけゴウだったので、審査員の方は僕にゴウのイメージを見ているんだなと思って、『これはいけるかな?』と。それが分かってからは無我夢中でやりましたね。最終オーディションの時は、自分がどういう演技をしたのか覚えてないんですよ。合格の知らせは、最終オーディションをしたその日に聞いたんです。後でプロデューサーには、『あの時は満場一致で三浦くんだったよ』って言ってもらえて、役者への道も繋がったし、親族にも報告できるしで本当に嬉しかったですね!」
なつめの危機を前に、ゴウは力の使い道を悟ります。正しき想いと共にジャケットを羽織り、ついにビースト・オン!(25話)
想いがついに実を結んだわけですね。それにしても、設定があったとはいえ、オーディションの時点でゴウのキャラがかなり見えていたようですね。
「そうですね。自分の中ではクールで、何か陰を持った人間なんだろうと思いました。なので、オーディションの時もそういう芝居をしたんです。その後、プロデューサーからゴウのことを教えてもらったら、大体は合っていたんです。クールでワイルドでちょっと古臭くて、不器用ながらストレートな人間という基本的なところは変わってないですね」
そうして、いよいよ現場に入るわけですが、登場したての頃のゴウは、狼男にもなるので大変だったのでは?
「やっぱり最初は探り探りでしたね。狼男になるとは聞いていたので、その勉強をしなくちゃと思って、参考に幾つか映画を観たんですけど、やっぱりどうしようかと思いました(笑)。でも、とにかくやるしかないので、苦しみだすシーンでは、どアップで大口開けて、顔崩しまくってやってましたね。あと、狼男への変身シーンもありましたけど、『叫んでるところが狼っぽかったよ』ってスタッフの方に言ってもらえてすごく嬉しかったですね。その後は、キャラも自分で掴めてきました。あと、最近は平和だったので、それまで硬かったキャラを少しは崩してもいいだろうと思って崩しましたね。まあ、やりすぎちゃったところもあるんですけど(笑)。でも、ラストに向けてのゴウは、またハードなゴウでいきたいなと。やはりゴウは、強さを求めてる人間だと思うので、その執着を見せたいとプロデューサーとも話してました」

思わず、「若旦那!」とでも言いたくなるような京都編での着物姿。三浦さんは時代劇も似合いそうですね。(33話)

ランのお見合いをぶち壊しに行った時はハードロッカーに。ゴウのハードなイメージにはぴったりの扮装でした。(37話)








