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| セリフに苦心したシーンの撮影は深夜十二時を回る。本番は雨降らし。 |
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| ゲッコウ様にぶら下がるシーンの合成素材が最後の撮影。 |
「(私は)セットでのグリーンバックが最後の撮影でした。次の日がみんなのオールアップだったんですよね。だから一緒に終わりたかったなって。一人だけ先でショックでした(笑)。今日のアフレコも一日先に終わってしまったんですよ。あと、(撮影では)最後の最後でセリフが喋れなかったんです。『あんたてばいつも余裕見せてさ、くすぐったい口先だけのジョーク飛ばすのが、ボウケンブルーじゃなかった?』ってセリフがあって…… 今なら言えるんですけど! 雨に濡れたらスカッとトンじゃって、何回も失敗しちゃったんです。蒼太クンやスタッフさんたちにスッゴイ迷惑をかけて合成素材以外の撮影を終えたんです。本当に最後の最後で。一年間やっててそんなの無かったんですよ! 『何やってんだよ!!』って感じでした。楽屋で練習してた時から『無理かも』と思ってたら案の定言えなくて。みなさんに御迷惑をおかけして焦ってしまい、蒼太クンも(寒くて)プルプルしてるから『悪いことしたな』って、それだけは心残りでした。
(オールアップして)花束をもらった時は、何か早いなーと思いました。去年二月から途中参加させてもらったんですけど、実を言うと当時は慣れない現場で最初の二ヶ月位は行くのが憂鬱だったんです。人見知りは激しいし、シズカちゃんというキャラをどう演じたら良いかも解らないし。だけどだんだんとキャラが確立して、『もっとシズカちゃんを面白くしたい』って気持ちになり、スタッフさんとも仲良くなり、今ではもう大好きな現場なんです! 皆さん面白いし、同世代の方たちと共演させてもらうのも初めてだったのでどんどん仲良くなりました。終わっても仲良くしていきたいと思ってます。
もっとシズカちゃんを演じたかったですね。やり残したことですか? ……シーンの中でヘルメットを取ってみたかったです。パカッと。『あたしこうなのよ、パカッ』みたいな(笑)。あと、シズカちゃんはどこか子供っぽいところがあるので、恋愛というか恋心が芽生え始めるっていうのもしてみたかったですね。
ボウケンジャーの出演は、とても勉強になったなと思いました。現場では、けっこう監督さんとかと相談せずに勝手に動いたりしちゃうんです。『よーい、スタート!』って一回やってみて、それで何も言われなければそのまま続けていたので、ほとんど自分で考えました。どうやったら面白いかな? ってずい分考えました(笑)。だからシズカちゃんには愛着が湧いてて、これで終わりかと思うとさびしいです。こんなに自分で考えて動いた現場は初めてだったので、ホントにシズカちゃんには愛着があります。
でも! シズカちゃんをやったことによって、他の現場でも全部『面白くしたろ』と思っちゃうんですよ。切ない系のお芝居の時でもそんな事を思ってしまって、『ダメやアカン、これはそんな内容じゃないんや』と自分で引き返したりすることも最近多いんです(笑)。シズカちゃんを演じられて、メチャメチャ良かったと思うんですけど、そこだけがどうなのかなあと。なにかずっと(隣に)シズカちゃんが付いてきそう(笑)。」 |