
『忍風戦隊ハリケンジャー』のゲスト出演以来、4年ぶりとなる戦隊のご出演。まずは、久しぶりの戦隊の感想から伺ってみました。
「今回はアクションシーンとかがなくて、ホントに芝居部分だけだったので、そういう意味では新鮮で面白かったですね。前回、ハリケンジャーに10年ぶりくらいに出させて頂いた時は、まさか崖から飛ばなきゃいけないとは思わなかったので(笑)。あと、爆発があるとも思わなくてビビッてましたけど、今回はそれがなかったので、のびのびとやらさせて頂きました(笑)」
アクションと爆発がないのが新鮮というのは、特撮ヒーロー作品ならではの感想ですね。では、今回のお話を聞いたときはどう思われたのでしょうか?
「今回のストーリーの中心には大御所俳優さんがいて、僕はそちらに絡むというお話だったので、マネージャーの役柄よりも、その人がどういう人なのかということが気になりましたね。最初は大御所俳優さんとしか聞いていなくて、まさか駄洒落を言うキャラクターとは台本を読むまでは分からなかったんです。なので、実際に演技する時に振り回されるのか、リードされるのかとか気になってましたね。台本を読んで『ああ、こういう感じか』と」
最初に相手ありきの役ということを意識されたということですね。役作りではどういった点を意識されましたか?
「丹原さんと一緒にいる時は上辺笑いをして、さくらさんといる時は神経質でカリカリしている芝居を使い分けたいなと思ってましたね。あまりそんなにクドくやってはいないんですけど、マネージャーとしての上辺の『よろしくお願いします』って言うのと、さくらさんに対して『早くしろよ〜(面白い表情で)』と言って差を出したりとか」
そういった切り替えの面白さは、能見さんの得意とするところですよね。完成作品でもしっくり合っていました。ちなみに登場シーンがずっと一緒だった森下さんと共演したご感想を教えてください。
「僕はほとんど森下さんと一緒でしたね。大先輩と楽しくやらせて頂いたという感じです。アドリブとかも、やろうかなと思ったところはありましたけど、雰囲気的にない方がいいかなと。最後にデンベイくん(37話の怪人)に襲われるシーンで、森下さんが『かたじけない、悪者たちをかたじけてくれ』って言うのがあるんですけど、そこで『もういいから!』とかリアクションを入れようかなと思ってたんですけどね。やっぱ周りは緊迫していて、大御所俳優だけがそういう事を最後まで言う方がいいかなと思って、リハの時だけでやめました。本番ではやってないですね」
今回アドリブは、キャラクターの立ち位置的に抑えられたとのこと。それはそれで見たかった気も。前面に出てくるキャラクターではないだけに、ハジけた芝居は多少抑える必要があったようです。
「台本を読んだときに、『コメディチックかな?』という雰囲気がありましたね。でも、コメディタッチのものをやる時って、さじ加減で面白さが決まるじゃないですか。舞台であれ、ドラマであれ。それをどこまでやろうかなっていうところを気にしていた感じです。衣装合わせの時にちょっと監督と話した時は、『ちょっと神経質っぽい感じ』と言われたんです。やればやったでドーンとハジけることもできるんですけど、あんまりやっちゃうと、全体の雰囲気を壊しちゃうのかなと思ったので、やや抑え気味かもしれませんね」
次は撮影中のエピソードについて教えて頂きました。戦隊OBだけに、懐かしい顔との再会も多々あったようです。
「撮影はここ(撮影所)で1日だけあって、あとはロケですね。そうそう、デンベイくんが大御所の指輪を取っちゃって、そこにボウケンジャーが来るシーンというのがあるんですが、もともと台本上は、そこに僕はいなかったんですよ。でも、やっぱりいた方がいいんじゃないかって話になって、そのシーンに出させて頂くことになったんです。そのおかげで、久しぶりにJACさん達(現・ジャパンアクションエンタープライズの方々)に会うことができたんです。それが嬉しかったですね〜。あと、一番最初のシーンをセットで撮っている時だったんですが、今は仮面ライダーカブトをやっているJACの高岩(成二)さんが、撮影終わってセットまで顔出してくださったんですよ。そうしたら、「たっちゃん久しぶり〜! 老けたね〜」って(笑)。それがちょっとショックでしたね。ダイレンジャーが終って13年経ってますから『やっぱそうか〜』って。でも、わざわざ来てくれて嬉しかったです。高岩さんが来てくれて。最近年賀状のやり取りくらいしかしていなかったので。ダイレンジャーの時とか、ハリケンジャーもそうだったんでけど、実は高岩さんと一緒に仕事したことがないんですよ」
親しく再会しているのに、高岩さんとの共演がないとは以外。では接点はどこにあったのでしょう?
「なんの接点なんでしょうね(笑)。ダイレンジャーをやっていた当時は、「(特捜ロボ)ジャンパーソン」の方に高岩さんがいらっしゃたかも。でも、たまにダイレンジャーの方にも来ていたかもしれませんね。あと高岩さんの奥さんがホウオウレンジャー(のスーツアクトレス)をやっていたので、そこから飲みに行く機会とかあって。番組が終わってから仲良くなりましたね。でもホントに久しぶりですよ。ハリケンの時にちょっと挨拶した以来ですから」
スーツアクターの方々といえば、ダイレンジャーの頃と比べて入れ替わっているはず、他にも懐かしい方とお会いしませんでしたか?
「ハリケンの時からあまり変わっていなかったので、全員知ってる人でしたね(笑)。キリンレンジャーをやっていた石垣さんとも久しぶりでした。アクション監督になられていたのにはビックリしました。僕はアクション監督といえば、ダイレンやハリケンをやっていた竹田(道弘)さんのイメージが強いので。ハリケンでは竹田さんのアシストに石垣さんがついている感じでしたし」
再会のお話が続いたので、次は今回の監督である竹本監督について伺ってみました。ダイレンジャー当時は助監督をされたいただけに、能見さんは感慨深いものがあったようです。
「竹本監督懐かしかったですねー。前回のハリケンジャーの時は渡辺監督だったんですけど。渡辺監督は当時デビューされていたので、『どうもお久しぶりです』って感じだったんです。竹本さんは前から監督をされてるのは知ってましたけど、いざ会うと『竹本さんが監督か〜』って思って。監督した作品に出れるというのは嬉しいですよね、やっぱり」
やっぱり同じ作品で頑張ってきた人の作品に出れるというのは嬉しいですよね。ちなみに竹本監督のみならず、スタッフの皆さんもキャリアアップされていたり、入れ替わっていたりしていたとのこと。さすがに13年の歳月は大きかった。
「当時からいらっしゃるスタッフももちろんいるわけですけど、やっぱり変わって、初めて会う方が多かったです。あと、若いっていうのにビックリしましたね。『スタッフさんの平均年齢若っ!』と。僕らの頃は、もっと年齢層高かったような気がしたので。でも、不思議なことに撮影の松村さんは僕のこと覚えてくれてましたね。挨拶した時『能見って…何レンジャーだっけ?』って言ってて。『あ、覚えてるんだこの人』って。嬉しい限りですよ。でも松村さんってダイレンジャーやってなかったんですよね(笑)。もしかしたら1、2回撮って下さったのかもしれませんね)








