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早いものですね。干支も一回り以上しちゃいましたね。他のメンバーの方々とか、会われたりとかはするんですか? 「ええ、します、します。未だにみんな仲はいいですよ。つい先月も能見さんや和田さんには会いましたね。羽村くんとはメールをしてますし。リンの高橋さんは辞めちゃってますけど、みんなまだ役者をやってますしね。やっぱり当時の話は出ますよ。スタッフさんの話とかも。"みんな何をやっているのかなぁ"って。"●●さんは今、監督らしいよ"とか、そういう話をしますね」 当時のスタッフさんで、現在もやられている方というと......? 「渡辺(勝也)さんは当時はもう監督をやられてましたね。チーフの助監督と監督を兼任されていた時代ですね。今ではもうベテランの監督じゃないですか、さすがだなぁと。あと、竹本(昇)監督は当時は助監督でしたし、中澤(祥次郎)監督も当時のことを思えば"監督〜!?"って感じすよね。13年という月日にビックリしました。みんな出世されちゃってますからね。でも、ホッとしますね、渡辺さんとかにお会いすると。僕自身が20歳に戻っちゃったみたいな。当時お世話になった坂本(太郎)監督たちにもお会いしたいですね。今回はお会いできなかったので、お世話になった監督さんたちにお会いしたいなという気持ちになっちゃいましたね」 役者として育てて下さった方々ですもんね。お話しに花が咲きそうですね。久々に出演されてみて、またヒーローとして出てみたいと思いますか? 「ヒーローですか......ヨボヨボですよもう(笑)。博士とかで出たいですね。40くらいとか、もうちょっと年を取ってから。長官役とか? あとは本当に、逆に悪者をやりたいですね。『ビーファイター』のブラックビート(シャドー)役は気持ちよかったですからね(笑)。でも、ブラックビートはどこかカッコよさも残っている"悪さ"なので、本当に悪いっていう悪者役をやりたいですね。憎々しいというか、おどろおどろしいというか、迫力を出せればいいですね。例えばダイレンジャーで言うと、西(凛太朗)さんがやられていたシャダムみたいな感じで。ゴーマは他のお二人もすごく見ていて気持ちよかったですしね。僕の場合は顔に迫力がないですけどね(笑)」 そこはメイクの技術も上がってますし、それでカバーということで(笑)。 「それにしても今回は、本当にあっという間に終わっちゃいましたからね。でも、僕自身すごく若返れたという感じでした。あと思い出すことといえば、JAEさん。何人かにお会いできたんですが、僕はJAEさんには一生頭が上がらないので(笑)。(岡元)次郎さん、清家(利一)さんたち......。あと石垣(広文 )さんがボウケンジャーのアクション監督じゃないですか。石垣さんといえばキリンレンジャーの中に入ってくれていた方なので、すごく面倒を見てもらったんです。だから、お会いしたときは涙が出そうでしたね。アクションの稽古をずっと一緒にやらさせていただきましたから。"あの出来損ないが、こんなに大きくなっちゃたのか"っていう感じじゃないですかね(笑)。なんか本当に、あの方たちが良い意味で育ててくださったんですよね。ちょっとやそっとのことじゃ、へこたれないぞみたいなことを」
「あります、あります。当時言われたことを、そのまんま生徒に言っていることもありますね(笑)。僕らみんな必死でやっていたので、そういうことを。もちろん僕らに限らず、戦隊ものをやった方々って、みんな必死で1年間走り回っていたと思うんですけどね。そうですね、今は教える立場になった訳で、子どもたちに自分が学んだことを色々教えようとしているんですけど、まだ上手く伝えられていない気がするんです。なんかそういう歯がゆさがありますよね。それに、僕らも一生懸命走ってましたけど、やっぱりスタッフの方々が走り回ってくれたから、僕らも走らせてもらった、という部分がありますよね。だから、僕も教える時は、まず僕が走り回らなくてはいけないと思っているんです。ですから毎日クタクタですよ。学生たちもみんなクタクタだとは思いますけど(笑)」 ダイレンジャーさながらの熱血指導になるんですかね(笑)。知は穏やかな役でしたけど。 「情熱を燃やすという時期って、人生の中で何回も無いじゃないですか。で、僕は"今ここで燃焼しろよ"と言われたことを思い返して、それを生徒たちに伝えていきたいんですよ。その上で、それぞれの成果がうまく出ると良いですよね。"なんでこんなに一生懸命教えているのに"??って思っちゃったら負けだと思うんです。自分について来ないのであれば"もっと良い方法があるんじゃないのか?"と、常に考えていますね。そういうことに気づかせてくれたという意味も含めて、僕はこの戦隊シリーズに出られたことは、幸せなことだったんだなって思いますね。それに、一般視聴者として小さいときに番組を観ていた彼らは、そんな僕らの現場での苦しい経験は、何も分からないんですよ。ヒーロー役って、アクションとか本当に痛いじゃないですか。初めの頃はみんな下手くそなので特に。そんなことも知らないし、理解してもらえないので"えっ、そんなに辛かったんですか?"とか、あっさり言われちゃうんですよ。それはメチャクチャ腹が立ちますね。"大変なんだよ〜!!"って(笑)。でも反面、そういった経験談を話せるのも、また嬉しかったりはするんですけどね(笑)」
なるほど、生徒さんたちには、何が大事なことなのかを常に考えて、土屋先生の授業を受けていただきたいですね。私もアニメの専門学校を出て、アニメスタジオに入った時、社長の第一声が「専門学校で1年かけて学んだことは、うちでは1ヶ月で教えるから」と言う言葉でした。簡単に解釈すると、もうプロなんだから、1年目だろうが10年目だろうが、仕事の質に開きがあってはいけないんだな、ということなのかなと認識しました。それに、早く一人前になって稼がなくては、飯も食えませんしね。それは仕事を変わった今でも教訓として残り、若い世代に伝われば良いなと思ってます。本当はもっと色々なことがあるわけですけれど、そのひとつとして......。なんて、説教臭いことは置いといて、さて、もう少し今回の役のことについて聞かせ下さい。 「今回はボウケンイエローのお父さん役ということで、きっとお母さん役の方もイエローを演じた方なんだろうなと思っていましたね。で、たなかえりさんにお会いした時に"イエローなんですか?"ってお聞きしたら"イエローです"っていうことで、当たりましたね(笑)。残念ながら僕はメガレンジャーを観ていなかったんですが、メガシルバーの早川裕作を演じた金井(茂)さんは、ビーファイターの時にジースタッグの片霧大作を演じていらしたので、金井さんの話とかをしてましたね。あと、戦隊の女優さんって、みんな綺麗なんだなって思いましたね。今回のボウケンジャーの女性陣もそうですけど。あと男性陣もカッコイイじゃないですか。客観的に見て"綺麗だな、カッコイイなぁ、スゲ〜な〜"って思ったりして。でも考えてみれば"あれ、昔は俺もそこにいたのか?"なんて感じてましたね(笑)。 いや、ダイレンジャーの皆さんも格好良かったですよ。そんな若いボウケンジャーメンバーと話をしていると、ジェネレーションギャップみたいなものを感じたりしましたか?
青春時代の濃い1年間ですもんね! 「それは大きいですね。例え10年後にまた出させていただいたとしても、多分ずっと当時の話ができると思いますよ。死ぬまでずっと話していると思いますよ(笑)」 自分の中心に柱として根をおろす仕事に出会えたというのは、大きな財産ですよね。これからのますますのご活躍を期待しております。「気力」を駆使してどんな役にも「転身」出来るアクターで有り続けていただければと思います。さて、お時間がやって参りまいりました。一言シメの言葉をお願い致します!! 「土屋圭輔33歳、まだ走りまくりますよ。これからも応援してください!!」 |
| 構成/竹中 清(ブレインナビ) (c)2006 TV ASAHI・TOEI AG・TOEI (c)Toei Company, Ltd. All Rights Reserved. |














