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「オーディションの最終まで行って落ちるのが多くて、受けるのをやめていた時期もあったんですね。その時にライターの仕事だったりとか、裏方に回ったときもあって(笑)。弱ってましたね、精神的にも。あきらめてしまいそうな状態になっていて。その時マネージャーさんが『あきらめるんじゃない! 最後、受けてみろ!』と言ってくれて、行ったのがこの『ボウケンジャー』だったんです」 ならば、合格の知らせを聞いたときはかなり喜んだことだろう。 「もう……ああ、思い出しますね(ウル)。自分の部屋にいたんですけど、マネージャーは電話でちょっとじらす訳ですよ(笑)。合格を聞いたら、もう嬉しくて嬉しくて。人生を救ってくれたんですよね、ボウケンブルーが。これに受からなかったら、人生が全く違っていたので。まだ、受かったことを誰にも親にも言っちゃいけない状況だったので、もう、言いたくてしょうがなかったですね(笑)。『よっしゃ!』と一人で叫んで(笑)。(涙が)頬を伝わりましたよ、本当に。あのときの自分は本当に死にそうでしたからね。あのときマネージャーに『あきらめるな』って言ってもらわなかったら、受けにも行ってなかったかもしれない。本当にありがとうございました」 と、側にいるマネージャーに改めて感謝する三上さん。 「オーディション中は今までとはちょっと違って、本当の自分を出しましたね。失う物はない、と言う勢いで(笑)。気取らず、三上真史で勝負しました」 とはいうものの、やはり緊張や不安はつきもの。 「最終オーディションは緊張しましたね。また、ここまで来てここで落ちたら……どうしよう(泣)って。最終で落とされる程ツライ物はないので(笑)。周りのみんなは就職が決まって行ってましたし。だから本当に運命的というか。神様はいたんだな(笑)。捨てたもんじゃないな、と思いました」 ご家族は喜んでくれたのだろうか? 「喜んでくれましたね、やっぱり。心配を掛けたので。7歳上の兄の娘が2歳くらいで『マジレンジャー』を観ていたみたいで、兄は『えー!!』って驚いていました。役者やっているのは知ってましたけど、『どうせお前なんか』って言ってたんですけど、今は『グッズくれよ』って(笑)。僕がいきなり役者を目指すって言ったとき、両親はビックリしたと思うんですよ。『勉強はどうしたんだよ?』って。『資格を取って独立する。起業するから』って言って家を出てきたんです。元々ハングリー精神というか、無謀な挑戦が好きなほうなので(笑)。挑戦することが好きであきらめるのが嫌いな人なのに、あの頃はさすがにあきらめそうになってて…。でも、受かって本当に良かったです。だから、今楽しいです!」 と、全身に喜びを溢れさせる三上さん。どん底を経験した三上さんだからこそ、今はこんなに元気で明るいのだろう。そういえばそのパワーは、ボウケンジャーお披露目の『プレミア発表会』にも現れていた。 「だって、夢のようでしたよ、あそこにいることが。信じられなかったですね。撮影が始まるまで、騙されているんじゃないか?って(笑)。なくなっちゃったらどうしようって」 ということで、夢から現実になるまで時間がかかったと言う。 「クランクインして……、放送始まったときが一番実感が…『うわ、出てる』と思って(笑)」 と、撮影が始まっていてもなお、「放送されるまで何が起こるか分からない」と、半信半疑だったという。それほど夢のような出来事だった。しかもこの戦隊シリーズの重さも分かっていた。 「嬉しいですね。一生残るじゃないですか。ヒーロー物の歴史はすごい物があるので、そこの一員になれたっていう誇りもあります。自分の中で『レンジャー(戦隊シリーズ)受かるぞ!』って言うのを目標に、ゴールにしていたんですけど、やっとこれでスタートに立ったってことで、またここから頑張って行きたいと思います。だから、何でもやります。やるからにはこれから全力で命がけで行きます! 休みもいらない、っていつも言ってるんです(笑)。とにかくチャレンジして行きたいですね。そう言う想いで、雑誌でも挑戦企画みたいな連載を持たせて頂いているんですよ」
「いやぁ、そういうのが好きなんです。どんどん追い込んで行くのが好きなんです。逆に、忙しくないとダメなんでしょうね。映画の時はすごかったですね。30日間連続で休みなし。でも、それほど幸せなことはないですね(笑)」 そこまでハードだと身体を壊さないかと心配になるのだが…。 「不思議なもので風邪とか引かないですね。最初の頃は慣れないのもあって、少し引いたりもしたんですけど、慣れてくれば。メンバーみんながそうですね、風邪引かないですね。忙しいと思わないのかも知れないです。RED(高橋光臣さん)とかとも良く話すんですけど『休みが無いことは良いことだ』みたいな、そういう考えなので(笑)」 と、パワーが溢れ出している感バリバリだ。 |
そして、 「共演者の方達ともすぐにうち解けたんですか?」 と尋ねると、 「最終オーディションで一緒だったんですよ。何人かでいろいろと組み合わせを変えてやったんですけど、あのメンバーが一番しっくりきたんですよね。特に男3人はアドリブもオーディション中にやったりして。自分が悪いんですけど、セリフが一度ポーンと抜けちゃって。その前に何回もやっているはずなのに何故がその時抜けちゃって、違うセリフを言ったら『何をやっているんだ、お前は』みたいなアドリブでRED(高橋光臣さん)が来てくれて、そしたらBLACK(齋藤ヤスカさん)も良い感じで来てくれて…あのときの組み合わせなんですよね。後で聞いたらみんな、このメンバーが良いなと思ったって言ってました。しっくり来ましたね」 |
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