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そうそう、斉木さんは1988年から1991年までの魔法少女シリーズに、連続して出演していたんです。当時も一緒だったというが、『ボウケンジャー』でもメガホンを取っている坂本太郎監督。 「坂本監督は『ちゅうかな』シリーズでずっと一緒でした。あの人はね、ビックリしたのは、僕がちょっとふざけて『こうやってやったら面白いんじゃないかな』っていうことを、リハーサルで絶対ダメだろうなと思ってやるんですよ。で、本番はちゃんとやるんです。そうすると坂本監督が『斉木さん、なんでさっきのやらないの?』って。『いいんですか?』って言ったらね、『いいんですよ!』って、僕のやることを全部認めてくれたの。それでもこれはダメだろうと思ったのが二つあって、ひとつはね、ロケで子供たちと一緒なんですけど、悪人が攻めてきて子供を連れ去ろうとした時に、僕が子供を差し出すんですよ(笑)。子供の影に隠れて『僕は助けてくれ』って言ったんです。これはダメだろうと思ったら、OKだったの。もうひとつは食事のシーン。『ちゅうかないぱねま』でヒロインの島崎和歌子(いぱねま役)と喋っているんです。『お父さん、今日は早く帰って来てくださいね』って言われて『うん』って言うのを、カメラはこっち(斉木さんの背後)から撮ってるんですよ、ヒロインをね。僕は、わざわざカメラに向かって『うん』って言ったんです。これもダメだろうと思ったんですよ。普通は切り返して撮るじゃないですか。切り返しが面倒くさいから、こっち向いて(カメラのほうをふり返って)『うん』って言ったんです。それも、OKだったんです! 『ここは何でも有りなんだな。こんな楽しい現場はないな』と思ってね(笑)。だから僕はもう大好きだったんです、あのシリーズ。こういう現場に来さしてもらうのは、本当に嬉しい♪」 坂本監督が斉木さんを夢中にさせた張本人だったとは。そして今回の『ボウケンジャー』出演は実に16年ぶりになるという。さらに当時をふり返ると、 そうそう、会員の方ならご存じのことですが、あの、おばちゃんキャラの島崎和歌子さんは、『魔法少女ちゅうかないぱねま(1989年)』のヒロインだったんですよね! ところで、当時の現場の雰囲気は今も維持されているんだろうか? 「今のほうがよりどんどんプロフェッショナルになっていて、これ(『ボウケンジャー』)は第30作でしょ? スタッフたちの技術が時代とともに、皆さん上がってるじゃないですか。オンエアを観てビックリしましたもん『すごい画面になってるな』と。全然違和感無いんですね、合成。合成の見事さ。昔は何か光線を走らせるにもピアノ線とかいろいろよく使ってましたし。でも、現場的にはあまり変わってないですよ、『ここでこうなりますよ』って説明を受けて芝居するだけですから。その芝居に合わせて合成ですから、後で作業する方のほうが大変だと思いますよ。でも、すごいですね、CGって。今のTVの画面も映画の大きな画面もほとんど変わらないんじゃないですか。それくらいカメラの性能も上がってますし、受像器も上がってますしね。昔のほうは今から見たら本当に手作りって感じで、今はもうプロフェッショナルの集団が作っているって感じです。子供たちの目も肥えてますから、それに対応しているんですね。時代はそういうところに感じますよ」 では、初々しい共演者たちの印象はどうだろう? 「みんなカッコイイよね。昔はあんなカッコイイ人、あまりいなかったよ。今の子たちはみんなカッコイイよね。普通にカッコイイ。私の時代だったらみんなスターになるようなスタイルの良い子が、渋谷にゴロゴロ歩いてるもんね」 彼らのお芝居はどうだろう? 「うまいです! メチャクチャうまいです。僕が一番下手だもん。アフレコなんかやらせると、口と全然合わないもん。だって、経験ないじゃない。僕がアフレコをやったのは23歳の時に1回だけですから、そういう意味では素人ですよ」 経験がない? 『ちゅうかな』シリーズはアフレコではなかったのだろうか? 「あれは、同録でしたから。あの当時も戦隊ものは総てアフレコだったんですけど、『ちゅうかな』シリーズは同録だったんです。だから楽だった(笑)。ただ、待ちが多くてね。飛行機待ちだとか、焼き芋売り待ちだとか。ロケが多かったですから、光が丘とかああいうところで。今は待ちは全くないですね。撮影自体は楽です、アフレコは大変です(笑)。自分の間が分からない(笑)。アップなら分かりますけど、引き画だと自分の口が分からないんですよ。それは僕も彼らもスタートラインは同じなんです。彼らはうまいですよ、勘が良いですね。意識して撮影に臨んでいるのかもしれないし。僕はその場の雰囲気で言っちゃうほうですから、あとで苦労するという(笑)。やっぱり時代なんだろうね。みんなTVも良く観ているし、良く知ってるんですね、芝居を。だから上手ですよ、僕らの時代から比べれば」
「滅多にないですね。ただ、こうすればいいのにな、って言うのはありますよ、確かに。それは場数の問題、慣れですからね。さりげなく一言二言は言いますけど、僕が口出したらきり無いもん(笑)」 さらに、『ボウケンジャー』出演を喜ぶ声を聞かせてくれた。 「出ていること自体が嬉しい、画面に出ているってことが一番嬉しい。それにね、僕いろんな仕事をやるんだけどこの(『ボウケンジャー』の)反響が一番大きいんです。すごいなと思うんです。どこに行ったって、『あ、ボウケンジャー!』としか言われないんだから。すごい! つまり小さいお子さんと一緒にいかに親が観ているかなんですよ。30歳代くらいの女性もそうですし、お父さんも日曜日だから観ているっていうものあってね」 |
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