――――― 『間宮菜月』となった中村知世を観た時、どんな風に感じましたか?
えぇ!? そんな前のコトから!?(笑)
最近、毎日いろんなことが起きてて、1日1日の内容が濃すぎるから、過去の記憶を忘れていっちゃうんですよ〜。でも、『ボウケンジャー』の第1話が放送された時は、もちろんオンタイムで観ました。
う〜ん……(考えて)。 初めて「ボウケンイエロー・菜月」としての自分を見たのは、アフレコの時でしたね。 出来たばっかりの1話が入ったビデオテープを貰って……。 そうそう! 遥ちゃんと一緒に楽屋で観たんです。
自分が演じている『菜月』を見て、テレくさいって言うか、今後の課題がいっぱいになりました(笑)。ものすごく不安になりましたよぉ。反響が怖かったです。「今年のイエロー、ヤバイ」とか、言われるかもしれないって思うと、凹みました(笑)。
――――― 『記憶喪失』なんて、すごく難しい設定ですもんね。
正直に言うと、菜月のキャラをどう演じて良いのが分からない部分もありました。
最初に菜月が記憶喪失なんだって聞いた時は「記憶喪失かぁ……。不思議っぽくてイイなぁ」なんて、楽観視しちゃってましたし(笑)。最初は、本当に難しかったですね。表面上はただ「元気!」で良いんでしょうけど、心の中には不安を抱えてる。でも、普段はそんなこと感じさせちゃいけない……。
『記憶喪失』についての認識が薄かったんだって反省して、そこからは、もっと奥深い感情とか性格、菜月というひとりの女の子について考えるようになりました。
記憶喪失のこと、気にしてない感じですけど、ひとりになった時は、きっと考えてるんだろうな、とか、いつもはすっごく元気で、子供っぽいんですけど、ブレスレットを触ってたり……。 そんなしぐさとか行動を見ると、表に出さない分、すごく深いところで悩んでるんだろうなって。
ブレスレットとか、菜月を知ってる人の登場とか、そんな場面に触れるたびに、菜月と一緒に驚いてます(笑)。 これから先のこと、菜月がどんな理由で記憶喪失になったのかも、何も聞いてないし、聞かされてないので、私も一緒に過去を探してるんです。
台本を読むのも楽しみだし、毎回のオンエアーも楽しみだし、聞いてないからこそ持てる一体感を、観て頂いてるみなさんと共有出来るのも、楽しいです(笑)。 |
――――― そんな菜月ちゃんと仲良くなれたのは、いつ頃でしたか?
3話くらいからです。(Task.3『覇者の剣』)
蒼太さんがメインで、菜月がウェイトレスさんの格好をして「どぉじょー(どうぞ)」なんてやった回です。 その時、やっと「あ。菜月って、こんな子なんだ」って、分かってきました。そしたら、すごく楽しくて。今では普通に出来るようになりました。
私と似てるところもたくさんありますけど、基本的には違うかも。
服を着て、髪を結わくと変わります(笑)。 髪型を変えるのはすごく良かったです。
普段は髪を下ろしているので、2つしばりにすると菜月スイッチが入りますね(笑)。
あと、最初の頃「ハザードレベル」って言えなくて! 「ハズードゥレヴェル」みたいになっちゃうんです(笑) 。
「あ! ハザードレベルは……」ってセリフがあったんですけど、言えないんですよ! 何回も何回もやり直しさせられて……。今まで知らなかったけど、私って『ハザードレベル』が言えなかったんだってかなり落ち込みました(笑)。 でも、みんなはもっと大変! 菜月は、ちょっぴりおバカ(笑)な設定なので、「それって何なの?」って聞くと、さくらさんとかチーフが「これは……」って教えてくれるんです。 菜月の名誉の為に言っておきますけど! 質問するのも大事なんですよ! ちっちゃい子にもちゃんと分かるように、菜月が「それなぁに?」って聞いてるんですから!(笑)
……そんなキャラなので、かなり助かってますね(笑)。 |
| ――――― ヒーローになって、何か変わりましたか?
今まで、子供たちと接する機会が無かったのに、今では、子供たちの存在が気になって気になって……(笑)。
プライベートな時に、レストランでご飯を食べてると、隣の席の子が「ボウケンジャーがね」って、話をしてたり、街中でアクセルラーの音が聞こえたり(笑)。 みんな観ててくれてるんだなって。 子供たちを意識するようになりました。
本屋で雑誌を見てたら、お父さんと男の子が私の横を通り過ぎながら「ボウケンジャー載ってるかな??」って。 思わず、身を乗り出して、どんな本を見るのかなって覗いちゃったりして(笑)。
――――― そんな時は「菜月ちゃんだ!」って声をかけられるんですか?
それが、残念ながら髪を下ろしてると、全く気付かれないんですよ(笑)。 それもそれで寂しいんですけど、でもその分イベントで「菜月ちゃーん」って言われるとすっごく嬉しいんです。
お父さんはなんとなく分かる方もいらっしゃいますけど、多分、確信が持てないんでしょうね。声をかけられるまではないんです(笑)。 |