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と、素朴な疑問を尋ねると、 「もう40年もやっているとそれが普通だと思いますし、僕にとっては香港に行くなんていうのは、東京から大阪へ行くよりももっと近い感覚ですね。大阪に行くほうがまだ構えるかもしれないです(笑)」 と、まるで香港がご近所のような口ぶり。40年も通い続けると外国という意識もなくなるのかな? こうなると、香港を拠点にされたほうが便利だったりしなのだろうか? 「そんなこと、ないですよ。あそこでは生活出来ません」 と、きっぱり言い切った。香港全体が新宿の歌舞伎町みたいなところだという倉田さん。確かに繁華街で暮らすのはあまりお勧めできないですよね。そんな香港では暮らさないという倉田さんを呼ぶには、理由があった。 「向こう(香港の映画会社)も僕を使うのは楽なんじゃないですか? 飛行機代も送ってこないで自分で立て替えて、ひとりで向こうの空港へ行って『あれ? 迎えが来てないな』って、そういうの多いですよ(笑)。『どこのホテル? ああ、あそこなら迎えに来なくて良いよ、自分で先に入るから』って。」 どうやら、その理由はこのフットワークの軽さにもあるようだ。 日本と香港を股に掛けて活躍する倉田さん、そろそろ日本に比重を移しての活動などは考えていないのだろうか? 「それもないですね。いつも、無で素で。ここに仕事があればここで、向こう(香港など海外)に呼ばれれば向こうに行くし、今もフランス映画からオファーが来ていますけど、決まればフランスに行くし。どこへ行くにもひとりで行きますから。誰かを連れてとかということはないですし、特に海外はひとりで行ったほうが楽ですね。お付きの人って言ったって、彼らの通訳を自分がしなくちゃいけないですから。もう邪魔になりますよ(笑)」 と、このフットワークの軽さは衰えることはなさそうだ。 |
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