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「ちょっと、芝居とか自分の中では戸惑いはありましたね。でもスタッフさんには顔見知りの人も多かったし、ロケバスなんか乗ってると懐かしいなって感じがしましたね。“俺は、このバスのこの席に座ってたなぁ……”とか思い出してました。後、変わったといえば、東映撮影所が変わりましたよね。今はこうして綺麗な建物が建っていますけど、僕らがやっていた時は、ここを建てるというので、途中でメイク室が取り壊しになったんですよ。だから今はこうして綺麗になっているし楽屋もありますけど、当時は楽屋もなくてガオズロック(ガオレンジャーが待機する亀岩基地)のセットの裏に自分たちで座れるように、楽屋らしき場所を作ってましたから。そんな思い出でした、ガオレンジャー(笑)。だから楽しいです、ボウケンジャー! 楽屋もあるし(笑)」 それは大変でしたね(笑)。でも、東映撮影所が変わる節目の年でもあったわけですね。それも興味深いです。超人気作だった作品作りの裏には、そんな苦労もあったとは……。今回は水の民・ラギとしてのゲスト出演でしたが、最初脚本を拝見した時にはかなり出演シーンが多かったので、これはファンの方達にはたまらないエピソードになるのかな? と思いました。しかし、素面で演じられるシーが実は少なくて、ジャリュウの姿になったラギにアフレコするシーンの方が多かったと知り、ちょっと驚きました……。 「そうですね。僕もそう思ったんですけど、でも、逆にそのおかげで脚本だけに集中するという仕事ではなく、旧交を温めたり、ボウケンジャーのみんなと仲良くなったりという風に、撮影中は充実してましたよ。仕事ですから気楽に、ということではないんですけど、楽しんで演じられましたね」 この出演の依頼があった時は、どう思われました? 「まず、ガオブラック(酒井一圭さん)に出演するんだよとメールをしました。無反応でしたけど(笑)。僕は嬉しかったですよ、一戦隊ファンとしても。ボウケンジャーに会えるんだなって思って。それに、ちょうどボウケンジャーにはまってる世代で、いつも“ボウケンジャー、ボウケンジャー!”って言ってる小さな従兄弟がいるんですけど、お兄ちゃんはガオレンジャーだったんだよって言っても聞く耳を持ってくれないんですよ(笑)。でも、今度ボウケンジャーに会うんだよって話したら、“すごいっ!”って今、株が上がってるんです(笑)。だから絶対サインをもらわなきゃいけないんです。写真もいっぱい撮っておきましたから。そのために出演したと言っても過言ではないです(笑)」 |
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(笑)では、今回のラギ役はいかがでしたか? 「何だろう……“気持ち良い役”でしたね。ガオレンジャーを離れて、普通のお芝居とか映画とか舞台の仕事をやらせてもらったんですが、やっぱり、この仕事ほどメリハリを付けた“喜怒哀楽”を表現する仕事って無いですからね。あまり感情のブレを作りすぎるとやりすぎだって事になってしまうんですが、この作品はそういう事もなく、逆にやるならとことんやって良い! っていう現場なので、やりやすいというか、気持ち良かったんですよ。今日はアフレコだったんですけど、叫んできました」 先ほどアフレコ現場を拝見させて頂いて、さすがだなと。素人が言うのも何ですが、着ぐるみの芝居に、ピタッと合わせられるというのも凄いなって思いましたが。 「ホントですか? 僕としては、やはり最初アフレコの勘を取り戻すのに時間がかかって、どうやってたんだっけなぁ……とか、考えながらやっていたんですけどね」 いや、でもやっぱり1年間演じていたという経験値は大きく感じました。自分のお芝居ならともかく、ほとんどが着ぐるみへのアテレコ(アフレコ)なんですから。 「そう言って頂けると嬉しいんですけど……今回脚本を読んでからずっと悩んでいたのが、ラギというキャラクターの年齢だったんですよ。それが凄く分からなくて。それと、例えば敵役だったら声を太くするとか、悪者っぽい声があるじゃないですか。でも、ラギは人間だし……そこで、地声で演じてもいいのか、どうしたらいいのか悩みましたね。最終的にはガオブルーとはちょっと変わった感じというニュアンスにしたんですけど、監督からの指示もいっさい無かったので、不安で(笑)。第一声で、じゃあ、これでっていう感じだったので……」 それは監督としても、信頼して任せているという事じゃないですか? 「感覚が取り戻せたっていうことなんですかね? でも、声が1日で嗄れてるって事は、やっぱり何か訓練不足なのかなっていう気がしてますね」 ガオレンジャーの頃に、アフレコが掴めてきたなっていうのは、いつ頃だったんですか? 「中盤くらいですかね……声の出し方で、やっているうちに、ハァとかシャアーとかいう息づかいなどの引き出しが増えていくじゃないですか。そのバリエーションが増えるとやりやすくなっていくんですよ。だから今回みたいに新しいキャラクターでアフレコをする時は、やりながらラギというキャラクターの息づかいなども考えて演じなければいけないんです。……だから、アフレコに慣れてきたという感じを持ったのは、中盤くらいからだったんじゃないですかね。ガオレンジャーの頃は1日で2話分を録っていたんですが、今回は2日間で、1日1話ずつだったんです。だけど1日で声が嗄れるんですから、自分でもビックリしましたね。あれ? 声が嗄れてるぞって。これは訓練不足でしたね」 |
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| 構成/竹中 清(ブレインナビ) (c)2006 TV ASAHI・TOEI AG・TOEI (c)Toei Company, Ltd. All Rights Reserved. |
















