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先ほど、アフレコの様子を拝見させて頂いてましたが、お上手でしたね。以前にもアフレコのご経験はあるんですか?
「そうですね、『サイレン2』というゲームでヒロインをやらせて頂いた時に。自分の動きに合わせたアフレコですと『バトル・ロワイアル2』の時、軽く経験がありますという感じです」
なんと、ここにもバトロワ出演者が! この映画には、ボウケンピンクの末永遥さんをはじめ、『マジレンジャー』のマジグリーンこと伊藤友樹さん、『デカレンジャー』のデカピンク役・菊地美香さんなど、その後東映ヒーロー作品に出演された方が多いのです。何か縁みたいなものがありそうですね。
ちなみに坂本監督も、「アフレコを自然にやっている」と褒めていらっしゃいました。
「本当ですか!? 嬉しいです。私もオールアフレコの作品を体験したのは初めてなので、上手く出来るかどうかちょっとだけ心配していたんです。でも、自分の中でイメージしたセレネーがちゃんとあったので、やってみたら自分がまた入っていけたという感じでした。楽ではないんですけど、ポンポンとテンポよく進められたかなと思います。あと、やっぱりレギュラーであるボウケンジャーの皆さんはベテランじゃないですか。なので、その足は引っ張りたくないという思いもありました」
この話を聞いて、アフレコに心配していたということにこちらが驚かされました! なにせアフレコはかなりスムーズに進行して、予定より結構早く終了していたのですから。それにしても、キャラクターをすぐ自分に呼び戻せるというのはさすが女優さんですね!
今回のセレネーというキャラクターは、怪盗というなかなか無い役どころだと思うのですが、役作りで意識された点は何ですか?
「台本を読んだときに思ったのが、『一匹狼』という印象ですね。1人で戦っていくんだっていう。そういうキャラクターのイメージが頭の中に浮かんだので、そこから合わせていくというか……イメージしたものを形にしていきました」
なるほど! 『一匹狼』という言葉を聞いて納得。それであの勝気なキャラクターになったわけですね。でもラストでは、『実はかぐや姫かも!?』と思えるような描写がありましたよね。結構演じるのは大変だったのでは?
「いえ。小さい頃に聞いていたかぐや姫のお話とはかけ離れて考えたので、そんなに苦労はしませんでしたね。お話自体は幻想的なので、なるべく考え過ぎず自分の感じた通りに演じました」
逆に考え過ぎてしまうと、演技の足を引っ張ることもあるということですね。ところでセレネーは、お話の中でブルーの蒼太との絡みが多かったですよね。蒼太を演じている三上真史さんの印象や、蒼太とセレネーとのやりとりで意識したことについて教えてください。
「三上くんは純粋な少年という感じでした。無垢というか…年上なんですけど、すごいなんか可愛らしくて。全くブルーのキャラクターとは違うと思いましたね。一緒に演技をしたところでは、意志が強くてそれまではどんな相手にも表情が変わらなかったであろうセレネーが、とっさにお花や宝をスッと渡してくれるような、真っ直ぐに自分をさらけ出すブルーに対し、迷いというか戸惑いが多分あったと思うんです。でも、それが戸惑いなのか、ドキッとしているのかはセレネー本人には分からないと思いますけど……。セレネーも本当は純粋なんだけど、それまではそれを隠して生きてきた。でもブルーと出会うことで、今までコントロールしてきた自分の心がコントロールできなくなる瞬間を見せる。そういうギャップは上手く出せたかなと思います」
ブルーの優しさが、セレネーの強さに隠された内面を表出させていく……。ある意味ロマンティックな展開ですよね。隠されてしまった『自分らしさ』を思い出させてくれたといいますか。ところで最初に撮影されたのは、そのあたりのシーンだったんですか?
「洞窟内でブルーに助けられた後、蒼太と初めて話すところですね。一番最初が吊り上げられてトンネルから抜けたところというシチュエーションだったので、すごく入り込み辛かったんです。その時は、セレネーは人に対して突き放して生きているということをすごく意識して演技してました。でも三上くんが、すごく一生懸命純粋に演じてくれるから、演技とはいえ突き放すことが申し訳なかったですね(笑)」
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| 構成/関根祥雄 (c)2006 TV ASAHI・TOEI AG・TOEI (c)Toei Company, Ltd. All Rights Reserved. |














