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通された会議室は、先日放映された『Sh15uya』のビデオ鑑賞会となっていた。これは到着が遅れた私たちを待つ間、放映を見逃してしまったというスタッフのためのものだった。もちろん、今回お話を伺う新垣結衣さんも、真剣な表情で画面に見入っていた。
『Sh15uya』の出演者インタビューの中での2番目となる新垣結衣さんは、ご存じの通りエマ役である。画面で見るとおり、スレンダーで背が高くカッコイイ。その上、素顔はとっても恥ずかしがり屋で可愛らしい女性だった。
ビデオを見終わったところで、早速お話を伺うことにした。
「撮影はもう終わってしまったと伺いましたが?」
と、尋ねると
「はい、ついこの間。あとはアフレコのみです」
と、少しホッとしている様子だった。撮影が終わった彼女は、この機会に美容室に行けたことを喜んでいた。
「久しぶりに美容室にも行けたので(^_^)v。ちょっと綺麗に前髪とかをケアしてもらいました、髪は伸ばしているので切りはしないです。撮影中はアクションでバッサバッサと(振り乱して)、血が付いたりでしたからね(笑)」
と、少し伸びた髪が撮影期間の長さを物語っているようだった。 |
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長いようで短かったであろう、この3ヶ月間。撮影クランクインとクランクアップで、彼女の中にはどんな変化があったのだろうか。
「始まるときは、3ヶ月って結構長いんじゃないの?って思っていたんです。台本を見ててもまだまだ残ってるっていう感じだったんですけど。スタッフさんと仲良くなるにつれて、現場での撮影の合間のお話とかもすごく楽しくなってきて、その頃に後1ヶ月なんだと思ったら、すごく短い!と思いました。1週間があと4回くれば終わっちゃうんでしょ?って思って。すごく寂しい気持ちに駆られました。スタッフが大好きになってしまったんですね(笑)、だから、余計に寂しいな」
と、スタッフ達と濃い3ヶ月間だったことを伺わせた。とはいえ、まだアフレコも残っている現在、まだ終わったという実感は無いようだ。
「まだ、アフレコも打ち上げもあるし、そうやって考えるとまだ終わってないんだろうなって思うんですけど、多分打ち上げの後、家に帰ったらすごく実感してくるんじゃないかなと。イヤですね〜(苦笑)」
と、想像するだけで悲しくなるようだった。
では、
「まだアフレコが残っていると言うことですが、アフレコは多かったんですか?」
と尋ね、撮影の話に路線変更。
「毎回、ピースと戦っているシーンとかですね。最初は何回もテストをして、どこで合わせないといけないとか全然分からなくて、感覚が掴めなかったんですけど。田崎組で1回、鈴村組で1回アフレコをやって、そしてまた次に田崎組でやったときに、田崎監督に『一回目で声が出るようになったね』って言われて、『本当ですか?』って嬉しくなっちゃって(^o^)。それからもう結構慣れてきたかな」
と、戸惑いながらも、上達の速さをアピール。その調子でアクションも上達は速かったのだろうか?
「アクションのほうはいかがでしたか?」
と尋ねると、
「得意なのか得意じゃないのかも分からないくらい、スポーツはやっていないので(苦笑)どうなることかと思ったんですけど。やっぱり最初は筋肉痛とかで(笑)、大変だったんです」
と、こちらはかなり苦戦していたらしい。
撮影前の練習ではかなり楽しくできていたらしいのだが、いざ本番となると…。
「楽しいばかりじゃないな、と(苦笑)。本番は綺麗にやらないといけないのでなおさらでした(苦笑)。ギャングの子たちとは違ってエマは戦士で、しかも相手がピースだから綺麗に見えるように」
と、かなり注意して気合いを入れて臨んでいた。
新垣さんは特撮作品には初挑戦。それだけに初めてのこと、分からないことがたくさんあったという。
「全然何も分からないまま始まったので…。一応マージスーツはこんな感じだよというのは、デザイン画を見せてもらっていたんですけど。自分がこれからどんなことをするのか、まったく何もわからなくて。ただエマというキャラはマージしてピースと戦う、だけど、まさかこんなの(CG合成の武器)が出るとは(笑)。一応そういう武器があるのは知ってましたけど、全然想像できなくて。しかも、これを私がどんな風に動かすのかも分からなかったので、全然何も考えずに。始まって、ビックリでした(笑)。演技も何もないところで、何かあるようにやらないといけなかったし」
と、本当に想像以上のことが起きていたようだ。そして、彼女の中で“特撮”とは、
「グリーンバック! カラ舞台!ですよね(笑)。カラ舞台って言われたらどきます(笑)。覚えました(笑)」
という印象になったらしい。 |
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またそのCGとの合成シーンの撮影では、
「もう、想像するしかなかったです。足の上げ具合で武器の刺さるところも違ってくるし、そういう微妙な調節とかがすごく難しかったです。蹴りのときに、足もCGで伸びるじゃないですか。それがピースに刺さるというときに、筋肉がないので足を上げたまま止めてられないんですよ(苦笑)。だから足にもワイヤーを付けてもらって、足を上げたところでピタッと止めてもらったりしてて(苦笑)。結構大変でした」
と思わぬ所で撮影秘話を教えてくれた。そしてそのワイヤーには大変お世話になったようだ。
「見せ場の一撃とかにはワイヤー使ったりしてますね。でも、結構高所恐怖症で(苦笑)。練習の時に気合いで『ヤー!』って言うのが、それが悲鳴に変わっちゃったりして(笑)。結構恐がりなので、色々ありました」 |
と、ワイヤーでのジャンプは恐怖心との戦いでもあった。とはいえ、大きな怪我もなく、撮影は順調だった。
「怪我はありませんでしたけど、人を殴っちゃったことはあるんです。カイザーナックルという武器を手にはめて戦ったんですけど。その武器を鉄製じゃなくて、木製に代えたんですよ、練習のときは危ないから。そしたらそれで相手の人を思いっきり殴っちゃって、バキッて割れて。手を少し怪我しちゃったんですけど。相手の方は全然大丈夫で、慣れているみたいでした」
と、これまたびっくりな話だ。
またアクションシーンの相手、片言の不思議格言を言うピース役の、マーク武蔵さんとの打ち合わせが気になり尋ねると、
「大丈夫ですよ、マークは日本語ペラペラですから(笑)」
と、聞き唖然。あの片言日本語は役作りだった。
「すっごい優しい方ですよ。アクションは私素人なので、マークさんが合わせてくれて」
そうは言っても、背も高いしちょっとは怖かったのでは? としつこく確認するが、
「いえ、全然優しいです。怖くないです(笑)」
と、完全否定。ピース役ではないときのマークさんに是非お会いしたいと思った。 |
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