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放送終了を迎え、少々寂しい思いをしているファンも多いかと思いますが、まだまだセーラー戦士たちの物語は続きます。様々なゲストを迎えてお送りしてきたこの対談インタビューも、ファンの志気をさらに盛り上げるためにもとスペシャルプログラムを用意しました。
その愛くるしさで評判を呼んだセーラールナ役の小池里奈ちゃんと、セーラームーンの世界になくてはならない重要キャラ・ルナの声を演じていた潘恵子さんによるルナ×ルナ対談です! 今までありそうでなかった今回の企画は、きっとファンにも興味深く読んでいただけるのではないでしょうか? 作品の内外について、楽しく語って下さった2人のルナの話をどうぞ! |
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――まず潘さんにうかがいますが、『セーラームーン』が実写化されることを知っていかがでした?
潘 去年の6月ぐらいだったかな。原作の武内直子先生が私の家に遊びにいらしたことがあって。それでいろいろお話している時に、アニメの『セーラームーン』って朝の早い時間に再放送してても子供たちがテレビにかぶりついて観ているんだなんて話をしてて、「また新作が観れるといいですね」って話している時に、先生が「実写になる企画が進んでいるの」って教えて下さって。その時は、猫は実際の動物を使うかも?なんて話してたんですけど、何にせよ新作が作られるのは楽しみだなぁって。その時は、私が参加するなんて思いもしないで、全く別次元のことだと思ってたんです。それで8月の半ばぐらいになって「オーディションテープを録ります」という連絡が来て、何だろう?と思ったら、「ルナだ」って。「え、ルナってなに?」なんて驚いちゃって(笑)。そうしたら、先生がお話してくださった実写企画の方だということで、アニメとは違って、また新しい脚本でお話が進むということで、そのオーディションだと。それで1、2話の準備稿かな? それでセリフを録りまして。
――今回はルナが立体化して動くということになった訳ですが、それをご覧になってみていかがでした?
潘 今回のルナは普段はぬいぐるみで、人目があるところでは動かないんだけど、必要があると動いたり話したりするという新しい解釈になったんですね。普段は動かないんだけど、それがフッと生命を宿して話し出すという、その「フッと生命が宿る」という部分でセリフをどう切り出すのか、というところが最初は掴みにくくて難しかったですね。毎回そのシーンから始まるわけではないし、モノローグのみという時もありますから、今までクタッとしていたルナがフッと起き上がって話し出すという部分で、セリフを乗せることに慣れるまでが大変でした。だから、俳優さんとの掛け合いということでの雰囲気も最初は掴みづらかったし、最終的に私が声を入れるのはアフレコでという形になることも多かったので、新しいルナに私が馴染むまでがちょっと大変でした。CGのルナはとっても可愛いなって思いましたよ。そのルナに声をあてていくのも面白いなと思いながらやりました。アフレコに行ってもCGがキチンと出来上がってない状態の時もたまにあって、もちろんそれはそれで状況を説明していただいて私なりに演じるんですけど、後で完成画面を観てみると、やはり微妙なニュアンスの違いがあったりもして、ちょっぴり残念に思う時もありました。普段の縫いぐるみのルナは助監督さんたちがパペット式に操って下さるんですけど、それに関してのアフレコの苦労というのは特になかったですよ。大変だったのは助監督さん。腱鞘炎になったりしないかしら?って(笑)。
――キャラクターとしてアニメとの違いを考えられたとかありましたか?
潘 私の中で何か意識した訳ではなかったんですけど、最初にアニメでルナの声をやり始めた頃からもう10年以上経っていることもあって、私の声の質が少し変わっちゃっていたんですね。最初のうち監督さんからも、「ちょっとお母さんっぽくなっちゃってますね」ってご指摘をいただいて(笑)。それは適確な指摘をいただいたなって思ったんです。ルナはうさぎとは友達というか、あくまで等格なんですよ。決してお母さんじゃないし、先々のうさぎの行く末とかを知っている訳でもないし、決してうさぎの上の存在になることはないんだと。今回のうさぎ役の沢井美優ちゃんがお芝居未経験ということはないにせよ、彼女を包んであげるような、アニメの時と同じようなフォローする、見守る立場なんだという感覚がちょっと残っていてそれがもろに出ちゃっていたんです。だから、最初に「ルナはお母さんではない」という指摘をいただいたことはすごく良かったなと思いますね。
――では、小池さんにもお話をうかがっていきましょう。実写としてスタートした『セーラームーン』のことは知っていましたか? ルナという猫のキャラクターにはどんな印象をもってました?
小池 知ってましたし、放送も観ていました。ルナについては、うさぎちゃんたちに何かを教えたりするような、先生みたいな感じだなって思ってました。
潘 あ、やっぱり指導するキャラクターだと思われてたんだ(笑)。
小池 いえいえ、先生というか、いろんなことを知ってて教えてくれるお姉さんみたいな感じだと(笑)。
潘 良かった(笑)。番組を観ててどうだったの?
小池 最初は実写になると、変身シーンとか戦うところなんかが「どんな画面になるのかな? 衣装はどんな感じになるのかな?」ってちょっと想像がつかなくて。それで放送を観たらすごくきれいな変身シーンだったり、戦うところもクルクル回ったり、側転してたりしてすごいなぁ!って(笑)。妖魔を殴ったりするのも実際には殴らないんだろうと思ってたら、ホントに戦ってるみたいに叩いたりしてたのでビックリしました(笑)。
潘 私の場合は、ミュージカルの舞台を最初から観ていて、実際に俳優さんがセーラームーンの世界で動き回るとこんな感じになるんだという感覚はあったんですけど、でも、テレビを通して作品を観ると「あ、生身なんだ!」いうことにちょっと驚いたような部分はありましたね。やっぱり舞台とも全然質が違っているし、ホントにすぐ隣にいる女の子が戦士になっちゃったんだという感じが強くあって、それが印象に残りました。衣装とか合成なんかの色彩もとっても綺麗だなと思いましたね。撮影現場に行って、4戦士たちがそれぞれ使うウィッグを撮影のカットごとに結わえて整えているのを見ると衣装や小道具に注意を払うのも大変だろうなぁとは思ったんだですけど、とにかく4戦士たちがみんな可愛くて、それぞれのキャラクターにピッタリはまっていましたから、作品そのものに特別違和感を抱くようなことはなかったですね。
――それぞれの女の子たちについてはどうでした?
潘 もう、美優ちゃんは「そのまま!」って感じ(笑)。14才の中学生の女の子を等身大で演じてたし、うさぎらしいホケッとしたところもそのまま持っているし(笑)。特別何かを作って役に臨むというんじゃなくて、素の部分をうまく投影させながらキャラクターになりきって演じているというのは素晴らしいなと思いましたよ。
――やはり、なるべくしてなったのがあの5人のキャスティングだったんですね。
潘 ホントにそう思いますね。美優ちゃんに「オーディションはどんな感じだった?」って聞いたら、「最後に何か一言ありますか?」って言われて、「私、セーラームーンやりたいですっ!」って答えたそうですね。多分それがアピールになったと思うんですけど、ストレートにそう言ってしまうところがまた月野うさぎだなぁって(笑)。私が美優ちゃんに現場で会った時は、セーラームーンのコスチュームの時じゃなくて、うさぎの部屋でパジャマ姿だったんだけど、すんなり『うさぎがいる』って感じましたよ。 |
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