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選ばれて入学されたんじゃないんですか?? |
優柔不断でね(笑)。人に誘われるがまま、はいはいって言ってついて行ったら、それが受かってしまって……、どんな学校なのか、何をやる学校なのか、まったく知りもしないで、入ったもんで、びっくりでしたよ。「妙な連中が多いなぁ……」って(笑)。当時の役者って、みんな変わり者だったんです。妙になれなれしいヤツもいれば、世間と拒絶してるヤツもいる。そして、みんな、そんな自分に酔ってる(笑)。
とにかく「……えらいところに来てしまった」と(笑)。1年くらいは苦痛でしたね。
ある俳優さんのお芝居を拝見させてもらってから……ですね。
唐十郎さんの赤テントを見に行ったんです。アングラ劇団と呼ばれていた頃ですね。
そこで、不破万作さんが「水飲み男」ってのをやったんです。テントの中に、水道があるんですよ。水道だけがポツリと。そこに、変な音楽がかかって、変な踊りをしながら、パンツ一丁で不破万作さんが出てくるんですよ(笑)。蛇口をひねって、ただひたすら水を飲む。すると、たしかに胃が膨らんでくるのが見える……。アイツ、本当に飲んでる!!ってのが分かるんです。で、ある程度のみ終えたら、蛇口をきゅきゅって閉めて、また同じように変な踊りをしながら帰って行くんです。ただ、それだけなんです(笑)。
これを見てね……「役者って面白いなぁ」って(笑)。
役者になってから、不破さんに会ってね「私は、あなたの演じた『水飲み男』を見て、役者を目指しました」って言ったら「バカだねぇ、お前は!」って言われましたけどね(笑)。
それがきっかけっちゃぁ、きっかけでした。
役者って、アレでも良いのか、面白そう……。向こうに行ってみようかなって(笑)。
当時はまだ、大劇団に入るなんてのは「ひよった」って言われるんですよ。大劇団なんて入るやつは、ダメだ!って。でも、ボクは、コレで食べて行けるようになりたかったんですよね。それで、当時の親友と殴り合いの大ゲンカしてね。「貴様!! 俳優座なんて入りやがって!!!」って。その後、10年間も絶好したりして(笑)。今となっては笑い話ですけど……懐かしいな。……いや、ホントあの頃はそんな時代でしたね。70年代。すべてが面白かった時代ですね。
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そして今。 『魔法戦隊 マジレンジャー』に出演されてから変わったことは? |
子供とお母さんに声をかけられる。そして、手を振られる!! これは、今まで無かったですから、不思議な感覚です(笑)。
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どんな風にお声がかかるんですか??
ブレイジェル? それともウルザード?? それとも…… |
「お父さんだ!」って言われるんですよ(笑)。
やっぱり『勇さん』として出演してからの方が(声をかけられるのは)多いですね(笑)。
でも、唐突に「お父さん!」なんて言われてもねぇ、私も娘の父親で「お父さん」ですから、「……たしかに、私はお父さんですけど……何でしょうか……?????」ってね(笑)。何がなんだか分からないんですよ(笑)。そしたら、向こうもびっくりして「あの、マジレンジャーの……」って。「あ!そうですか!そうです!!お父さんです!ご覧になって頂けてるんですね」なんて言いながら、子供と握手するんですけど(笑)。
でも、あの小さい手に触れると「あぁ、ヒーローをやってるんだな」って、実感しますよね。
もぉ、これは酔っ払って歩けないな、と(笑)。この前も家族で食事に行ったんですけど、日曜日の夜だったから、家族連れが多くてね。ちょっと一杯、なんて思ったら「あ! マジレンジャーの……」って聞こえるんですよ(笑)。グラスを口まで持っていって、おっとっと〜って慌てて口から放す(笑)。お酒飲んじゃいけないかなぁ、珍味のつまみはイメージに合わないかなぁとか思いながらね(笑)、お刺身食べて誤魔化したりして(笑)。
でも……まずいんですかねぇ?お酒呑んだりするのは……???(塚田Pに)
塚田P「そんなことないですよ(笑)」 |