本日のアフレコの終了後、みんなでクリスマスパーティーがあるそうで、魔法戦隊 マジレンジャーのキャスト&スタッフのみなさんもちょっぴりワクワク。ここ撮影所も、にわかにジングルベルムードが漂っておりました。
さてそんな中、お話を頂いたのは『魔導騎士 ウルザード』『天空聖者 ブレイジェル』そして『小津 勇』を演じる、磯部勉さんです!
1年間で、これだけの変化を遂げた人物はいないのでは!?と、思うほどの役どころを、どう演じてらっしゃったのか!? 悪い魔法が解け、ウルザードから父親になったホントの気持ちとは!?
塚田プロデューサーに補足を頂きつつ、お楽しみ下さい♪
アテレコって、けっこう戸惑いますね(笑)。特に、今回のウルザードにはかなり大きな刺激を受けました。最初はその“本来の姿”を知らずに演じていましたら、どんな精神構造なのか、何で出来ているのか(笑)、とか。どんなしゃべりをすれば良いのかを探りながら声を出していました。 共演者の方々と掛け合いながら「このセンが良いのかな」と、徐々にウルザードに近づけたとは思うんですが、最初はやっぱり、戸惑って演じていたのかもしれないですね。
マジレンジャーは、いつも本当に一生懸命で、ドジ(笑)。そんな人間味の溢れる連中との対比としてウルザードがいたわけです。確固たる魂の恐縮的な存在だから、その対比は、はっきりしないといけない。ウルザードのキャラクターが砕けてしまうと、せっかくの存在が台無しになってしまいますからね(笑)。
でも、結局、私“人間”が演じるわけですから、いくらウルザードが“魔導騎士”という、非人間的生物であったとしても、どこかで人間らしくて良いんじゃないかな、とは思ってました。『何がしゃべっているのか』が分かった方が面白いのでは、と思ったんですよ。あの仮面の下にあるはずの素顔が、声を通じで垣間見えるような感じで挑戦してみても良いのかな?と。彼は『機械で創られた怪人』ではなく『マジトピアにいるはずの魔法使い』だったわけですから、あの仮面の下に素顔があるんじゃないかな、と。だから、声にしても機械的なところは必要ないんじゃないかと思ったんです。
表情が仮面に隠されてましたから、沈黙するシーンが難しかったですね。彼(ウルザード=日下秀昭さん)はねぇ、良い芝居をするんですよ、これが(笑)。だから、僕も負けないようにと思ってやってました(笑)。 表情が無い分、何かを込めないとセリフだけでは負けてしまいそうになるんです。ウルザードから声が浮き上がってしまう、と言った方が良いかな?
ウルザードがマジレンジャーのお父さんだってことは、はっきりと知らされてなかったんですよ。でも、子供って何か感じるんだろうね。知人のお子さんが「きっと、ウルザードはお父さんだよ」って、3話だか4話くらいで言ったそうなんですよ。 ウルザードの仕草とか、言葉の端々で感じるんでしょうね、「この人はお父さんだ」って。言葉ひとつで裏切ってしまうこともあるんだろうなぁって……ドキっとしました(笑)。
塚田P「最初は、マジレンジャー対ウルザードで良かったんです。最初から『ウルザードは、マジレンジャーの父親』ということを磯部さんに伝えてしまったら、きっと父親としてマジレンジャーを見てしまうんじゃないかなって思ったんです。基本的には魔法による呪縛で父親ってことは忘れてしまっている……だから、最初から父であってはいけなかったんです……」
……なるほどねぇ……。 はっきりと『父親』と分かってから、お父さんだった頃の記憶が出てくるんじゃないかな、とは思って期待していたんですけど、それが想像以上にいっぱい出てきたので、すごく面白かったです(笑)。この仕草は子供への愛だなとか、本当に敵だとしたら、これはしないだろうな、とか。このセリフは裏の気持ちだな、とかね。毎回「うまいこと作ってるなぁ」って感心してましたよ(笑)。