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連休明けの7月19日、劇場版マジレンジャー『インフェルシアの花嫁』のアフレコがあるというので、東映撮影所のアフレコルームをたずねた。なんと天空大聖者マジエルを曽我町子さんが演じていらっしゃるという。魔女ベルバラやへドリアン女王など、東映作品では悪役の女王などの役が多い曽我さんだが、今回は善側の長。いったいどんな天空聖者を演じられるのだろう? 期待に胸膨らませ、アフレコ終了後にお話を伺った。
録音ブース内でしばしアフレコ風景を見学。この日はマジレンジャー5人とのシーンのアフレコ。劇中に登場する「一角聖馬ユニゴルオン」が言いづらいらしく、発音のチェックをする橋本くんたちに、曽我さんがアドバイスするシーンなどもあった。さすがベテラン! 曽我さんのアフレコはあっという間に終わってしまった。
さて、インタビューは、曽我さんが何故この世界をめざしたのかといった辺りから、お話が始まった。
「役者になろうと思って習い事を始めたんじゃなくて、あたし内気だったんです」
開口一番、意外な言葉が飛び出した。今回のインタビューはあの堂々とした芝居の裏に隠された曽我さんの内面に関しても迫ることとなった。
学校での研究発表会で、あがってしまった曽我さんは、考えていたことがほとんどできずに壇上を降り、聴衆から失笑を浴びた。これが曽我さんにある決意をさせた事件だったと言う。
「自分を表現できなくてはこれから何をやったって、みんなに伝わらない! と思ったんです。そこで、それとはぜんぜん違うことをみんなの前でやってやろうじゃないか! と決心したんです」
その時曽我さんが思い出したのは、小学校5〜6年くらいに出場したNHKの音楽コンクールのことだった。当時は綺麗なソプラノボイスだった曽我さんは、あがりながらも歌いきった後に拍手をもらったことを思い出した。どう歌ったかも覚えていないくらいあがっていたが、とにかく拍手がもらえた。そこで、当時まだそんなに流行っていなかったが、パワーのあるジャズを歌ってやろうということで、大久保の日本ジャズ学校などで学んだ。そして、リベンジのために再び講堂に生徒たちを集めた。
「あいつまた失敗するよっていう雰囲気の中、ジャズを思い切って歌いきったら、校長先生はじめみんな口を開けてポカ〜ンって。その顔を見たときに、舞台で何かを演じてこんなに人が驚くの? お〜っもしろい!! っていうのが、この道をめざしたきっかけですよ」
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