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7月10日の日曜日。梅雨の晴れ間というか、この日は異様に暑かった。筆者はどちらかといえば雨男。これは麻美ちゃんはバリバリの晴れ女に違いない……と思いながら、取材場所である東映撮影所に向かった。
到着すると、ヒーローネットスタッフが、麻美ちゃんは現在「特撮ニュータイプ」(角川書店)の取材中だと言う。「写真撮影中だけど見学します?」ということで現場に行ってみると、麻美ちゃんの他に、芳香役の別府あゆみちゃんとヒカル役の市川洋介くんが写真撮影の真っ最中。こりゃ晴れる訳だ、マジシャインがいるもの……とさらに変な納得をしながらしばし見学。3人とも番組の衣裳を着用していたので、目の前には麗が、芳香が、ヒカルがいる。ふつうにいる。いくつになってもこういうのって感動する。そして、3人の座談会が行われた後、いよいよヒーローネットのインタビューに突入した。
この日は朝から番組のロケがあって、その後に取材が2本入ったことになる麻美ちゃん。超忙しい! でも、元気いっぱい。若さってステキだ。
まずは外に出て写真撮影から開始。広報部長てるこさん(東映公式HP参照)も交え、ヒーローネットでは私服に着替えていただいての撮影。麗とはまた違った可愛さを感じさせる、ストライプ柄のキャミワンピースに白のカーディガンという姿で登場した麻美ちゃんは、レフ版(モデルさんの顔などに落ちている影を消すためなど、光を当てるための反射板)のまぶしさと格闘しながら撮影を終え、インタビューへと移ることに。
まずは、麗役を半年あまりやってきて、どう役の上で変わってきたのかと言うことを聞いてみた。
「最初の役作りは、すごくまじめでおとなしい子とか、設定で考えられている限られたことしか考えてなかったんですけど、撮影が進むにつれて麗の性格描写が出てくる4、8話辺りから、ただ真面目なだけじゃない子なんだなと思い始めましたね。それまでは台本もただ覚えなきゃって感じだったんですけど、麗というキャラクターに入り込みやすくなったんですよ」
「演技」自体が初めてだった彼女は、それまで麗と甲斐麻美は別のモノ……演じようと一生懸命だったが、8話辺りを境に、自分の一部分として麗を受け入れ、素直に演じることができるようになっていったのだという。
「8話で麗がすごくウジウジしてるじゃないですか。それまでは、しっかり者のお姉さん的なキャラクターだったのに、この回で“妹”の部分が出せたことが大きくて、これで演じる上での幅が広がったんです。麗という人間が解ってきたっていう感じでした」
ここでちょっと気になり、彼女自身の家族構成を聞いてみると、姉と弟に挟まれた次女だという麻美ちゃん。役柄ともよく似ている。役作りにも役立っているのだろうか?
「家族大好きなんですよ(笑)。姉弟ゲンカなんかが起きると仲裁する役でした。麗もそんな感じじゃないですか。似てるんじゃないかって思いますね。お母さんもスゴイ好きで、お手伝いしたり買い物したりするのが好きだったんで、友達みたいな感じなんですよ」
麗との共通点を見つけられるようになったのは、この家族関係が大きく役立っていると言う麻美ちゃん。そんな家族LOVEな麻美ちゃんが演じる麗たち小津兄弟の前に、新しい仲間が現れた。天空勇者マジシャイン=ヒカル役の市川洋介くんである。さて、ヒカル先生は馴染んでいるのかな?
「最初は6人目ってどんな人だろうね、って言ってたんですよ。年も離れてるとか聞いてたので。やっぱり兄弟みんな不安だったと思うんですよ。最初は確かにぎこちなかったんですけど、みんなでご飯食べに行ったりしてるうちに、18歳と25歳なのに気が合うというかノリが合うというか、良く喋るようになったんですよ。イッチー(市川くんの愛称)は“合わせてるんだよ”って言うんですけど(笑)。真剣な悩みにも大人なのでちゃんと意見を返してくれたりとか、けっこう話題が尽きないですね。」
さらに、市川くんは日本各地のひとり旅を経験しているのだということが判明。<青春18きっぷ>などを活用し、麻美ちゃんの故郷である熊本にも行ったことがあるようで、名物の話で盛り上がったりしたらしい。話が鉄道につながるあたり、マジシャインっぽい……。しかもけっこう冒険家? 麻美ちゃんに冒険談はあるのだろうか?
「冒険ですか? ……うちは、危ないことはさせてもらえない家庭だったので、高校でも門限は6時でしたから。破ってたんですけど(笑)。早く帰ってきなさい! っていうのが毎日でした。だから、冒険っていうのはないですねぇ……」
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