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太陽照りつける8月10日。この日も残暑厳しい……というか夏真っ盛りの1日だったのですが、9月3日公開の映画『仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼』で、戦国時代の強力な魔化魍“ヒトツミ”を演じる安倍麻美さんにインタビューをお願いしました。この日は集中的にインタビューが行われていたようで、このヒーローネットのインタビューで3本目だったとか。そんないそがしい麻美さんに、アレコレとうかがってみました。
映画の出演は初めてだという麻美さん。ましてや人間じゃない役ということでの出演でしたが?
「最初は何で私なのかな? という不思議な感じはしました。ヒトツミって変身した後の姿がものすごく怖いんですよ。背も高いし。その私とのギャップが面白いということで選んでいただいたみたいなんですけど」
ヒトツミの着ぐるみを見て、キャスティングに納得がいったという麻美さん。まだできあがった作品を見てはいないという答えでしたが、出演シーンはどんな“絵”に仕上がっているのでしょうか……。
「想像がつかないですね。変身がどんな風にかっこ良く仕上がってるのかとか、あと、ヒトツミが巨大になるところで、遠近法を使った撮影を行ったんですけど、それがたいへんでした。脚立を積み上げている上に乗って演じるんですけど、下を見るのも恐ろしくって、安定感のないところに厚底の下駄だったんで、そうとう怖かったです。カメラが回っていないときは支えの棒を持っていられるんですけど、本番になると無くなるので一気に不安になったりしてました。その状態ではるか彼方にいる方たちと芝居を合わせなくてはならないので、大変なシーンでしたね」
特撮の大変な一面をしっかり体験したということで、現場はどんな感じだったのでしょうか?
「現場は、監督もカメラマンの方もすごくやさしくて、良い雰囲気でした。映画は初めてで、これまではドラマの経験しかなかったんですけど、その時と違っていたことがありました。京都の東映太秦映画村でロケがあったときに、一般のお客さんが観覧する中で撮影があったんです。ずらっと並んだ観客の方の前でお芝居をするのは初めてだったので、ドラマとは違う緊張感を味わいましたね」
観客の前での芝居、それは舞台で芝居をしているような感覚だったようで……。
「もうひとつ大変なシーンがあったんです。歌を歌いながらまりをつくシーンがあったんですけど、まりが毛糸をまいたものでボコボコしている上に、地面もデコボコしていたので、つくと真っ直ぐはね返ってこなかったんですよ。あっちこっちに行っちゃって、歌を歌いながらなので、なかなかそのテンポと合わなくて……そこのカットは心配です……」
観客の見守る中で、何度も取り直したというそのシーンは、なかなかうまくいかないので、ちょっと恥ずかしい思いもしたとか。自分の芝居とは別の部分での苦労っていうのもあるわけで、映画撮影は大変なんですね。
もう少し現場の雰囲気を教えていただけますか?
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「海にも撮影に行ったんですけど、そこで待ち時間の間に、他の方の撮影を見ていたんですけど、戦闘シーンの撮影もあったんですよ。火薬も使っていたので音もすごかったし、すごい迫力がありましたね。波打ち際でのアクションなんかもかっこよくて」
かっこいいカット続出の予感! で、当然、着ぐるみのヒトツミとも対面したと思いますが、第一印象はいかがでした?
「最初見たときは、おっかないなと思いましたね。大きいし顔もふたつあるし、これ子どもが見たら泣くんじゃないかなって思いました」
撮影が進む内には、一緒に写真撮っちゃおうかな、っというくらいには馴染んだ(?)らしいのですが(笑)、ふだん見慣れないものでしょうから、けっこう気味悪かったことでしょう。スーツアクターさんが入って動くと、何ていうか魂が宿るし……。
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構成/竹中 清
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