| |
 |
|
 |
と、ここまでお話を伺ううちに、さりげなぁくのぞくライバル意識(?)がちょっぴり気になって「撮影の時はレギュラーキャストと話したりしました?」とお訊きすると、
「戦隊ヒーローものの変身前のカッコいいお兄さんたちって話し掛けちゃいけないような気がしてたんですよ。子供と同じで、話しちゃいけない、触っちゃいけないみたいなノリがあったのでおとなしくしてたら、向こうから話し掛けてこられたので、すごく楽になって。『普段何やってるんですか』って訊かれたので『お笑いとかやってますよ』って話したりして(笑)」
と答えてくれたダンディさん、もしかして人見知り!?さらに、
「このシーン撮影の後に、ステージに出演して、また戻ってきて撮影だって言っていたので、結構な忙しさだな・・・っていうような話もしましたね。ただ、ウメコとジャスミンと話す機会がなかったのだけが心残りです(笑)」
とおっしゃった残念そうな様子に、“いやいや、今日のアフレコで話す機会もありますよ、多分”とフォローしたものの、実際どうなったのかは不明だ(笑)。
続けて、撮影現場の雰囲気についてお尋ねすると、
「非常にやりやすい現場でしたね。雰囲気が良かったです。実際に撮影して分かったんですけれど、みんなチームなんでしょうね。もちろん、どの番組もそうなんでしょうけど・・・照明さんもカメラさんも含め、みんなすごくよくまとまっていて。“面白そう”だと思ったことをどんどんやっていくんだなと思いました。
普通は監督さんは『ああして、こうして』って言うんでしょうけれど、流れさえあっていればダンディさんの好きにやってください・・・っていうのがあって。僕、普段バラエティが多いので、お芝居や演技ってまだまだやり始めたばっかりで不安もあったんですけど、監督さんは『ダンディさんのやりたいようにやってください』っておっしゃってくださったんです。
逆に、僕が変身した後の怪獣の動きとかも、『ダンディさん、怪獣に動きをつけてください』っていうことになって。カメラさんも、普通、カメラさんはご自分が映したいものを追うんでしょうけど、今回は僕の好きにやらせていただいたんですよ。非常に楽しい現場で、なおかつ一致団結して一つの物語、作品を作ってる、すごくまとまってるなっていうのを感じました。すごくテンポのいい現場でしたね。逆に僕がテンポを崩していたかも(笑)。僕、テンポ遅いんですよ〜」
|
|
|
|
そして、この日は撮影した動きにセリフを合わせるわけだが、意外にも事前に練習はあまりしないのだという。
「抑揚が単調になりやすいので、それは気をつけようと思ってますけれどね。ただ、あまり練習はしないんですよ。自分で分からなくなっちゃうので。自分なりにはがんばりますけど、実写の声とアニメとかの声って違うじゃないですか、抑揚が。普通だったらしない言い方をしますよね。例えば、普通『ちょっと待ってくれよ』って単調に言うところを『ちょっと待ってくれよ』っていう風に言ったりとか(と、“ちょ”と“待”にアクセントを置いた言い方をするダンディさん)。そういうのって教えてもらわないと出来ないと思うし、教えてもらわないで出来たらたいしたもんだっていう気もするんですよ(笑)」
では、「これまでアフレコなどのレッスンをされたことはありますか?」と質問を向けると、
「いや、ないんですよ。一番最初にやったのは長編ものだったので台詞も多くて、ましてや人じゃない役だったので結構苦労しましたね。言い訳にしたらいけないんでしょうけど、去年、大忙しのバタバタの中でやったので、今思うと反省してる面もあるんです。もちろん、その時はその時で一生懸命やってたんですけど。
だから、今回せっかく、子供の頃から見ていた戦隊に出られるわけで、ましてやゲスト主演みたいな形で出させていただくからには、バッチリやり遂げたいですね。できる、できないか、バッチリかどうかは別にしても、『バッチリやりました』っていう気持ちだけでも画面に出れば、すごく良いなと」
と語る真剣な表情から、間もなく始まるアフレコに賭ける意欲がひしひしと伝わってくる。 |
 |
 |
さらに、ダンディさんは
「今、売れている人よりも、本当はもっと面白い人とかいると思うんです。でも、売れてる人は何かしら違う部分があって売れているわけであって。で、僕よりももっと演技やアフレコの上手い人もいると思うんです。僕は(そういう人よりも)上手くできないかもしれないですけど、上手くできないなりに『ダンディっぽくてイイ感じだったよ』っていうのが出てれば、すごく幸せだなと思います」
と訥々とした口調の中に、静かな決意がにじむ。
「役とご自身のキャラクターが合っていればいいなと?」と問い返すと、なぜかダンディさん、笑いを含んだ微妙な表情に…。あらら!?
「いや、怪獣を最初に見たときにね、ちょっとゴッツイ怪獣だなぁって(笑)。でも、見てるとね、愛嬌があるんですよ。最初は『ウワッ』と思いましたけれどね(笑)。『なんだろうなぁ・・・』と思いましたけど、撮影してるうちに、『これはこれで愛嬌があるな』と」
さらに、このイーアル、お酒が大好きなアリエナイザーなのだが、
「台詞に『ウイーッ』ってあるんですけど、僕、酔っ払っても『ウイーッ』って言わないんですよ(笑)。だから、どうしようかなって。見てる子供達にあの怪人は酔っ払ってるなと分からせるために、後でみんなと相談して上手くできるようにしたいですね。
普段でも僕、ロレツ回ってないんですよ(笑)。今、低めのトーンで話してますから大丈夫なんですけど、もっと通るように大きい声で話すと、口の中が大忙しで自分でも何を言ってるのか分からなくなっちゃうんですよ(笑)。ただ、今回はありがたいことに長台詞はないので、NG出てもポンポンやっていこうかなと。頑張ります(笑)
で、自分なりにやってOKが出ればいいですけれど、そうでなくても教えていただいてやっていくうちに上手くできればいいかなと。自分の中で、一つの勉強になればいいかなと思ってます」
と言った後に、“まじめな意見になっちゃいましたね”とテレ笑いするダンディさんなのだった。 |
 |
さて、一通りご出演の感想を伺ったところで、話題はダンディさんが子供の頃見ていたテレビ番組のことに…。インタビュー開始前、ヒーローネットのパンフレットを見ながら雑談していた時、ダンディさんの口から出てきたのは、『不思議少女ナイルなトトメス』等のどちらかと言えば女の子ターゲットの番組ばかり。男の子がよく見るような特撮ものはご覧にならなかったんですか?…とお訊きすると、
「いや、そんなこともないですよ。ほんっとに失礼な話なんですけど、『ナイルなトトメス』が、ヒーローものと同じ東映が作ってるって知らなかったので、ちょっとびっくりしてしまって。子供の時って、どこが制作してるかなんて見ないじゃないですか(笑)。見るのっていったら、仮面ライダーのバイクがSUZUKIだっていうようなことでね(笑)。それぐらいしかね、クレジットが出ていても見ないので、(さっきパンフレットを見た時に)『ああ、そうなんだ!』と思ってちょっとひっかかって」
と笑った。「(『不思議少女ナイルなトトメス』等は)『がんばれロボコン』の流れなんですよ」と言うと、ダンディさんは
「ああ、ロボコン見てましたねぇ。島田歌穂さん出てましたよね、ロビンちゃん。『ねぇ、ロボコン』って言うんですよね」
と懐かしそう。もちろん、戦隊シリーズや仮面ライダーもご覧になっていたそうで、『仮面ライダーV3』を皮切りに、好きだった番組の名前がなだれをついて溢れ出した。
|
|
 |
|
 |
|
|
|