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| ん!?これが戦隊オープニング?というクールな楽曲で、ヒットチャートを賑わせているサイキックラバー。オリコン最高順位20位を記録し、現在もロングヒットとなっているCD『特捜戦隊デカレンジャー』だが、このスタイリッシュなオープニング主題歌が誕生するまでにはどのような経緯があったのだろうか。そして、サイキックラバーの二人の素顔とは…?東京・新宿のスタジオにて、90分に及ぶロングインタビューを敢行してきた。 |
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スーパー戦隊シリーズの主題歌・挿入歌は毎年、実力派のアーティストが担当してきた。昨年の遠藤正明さんと影山ヒロノブさんしかり、一昨年の高取ヒデアキさんしかり…。今年もエンディングテーマはささきいさおさんという大ベテランが歌っている。そんな中、まさに彗星のごとく登場したと言えるフレッシュな2人組サイキックラバーに、まずはどんな経緯で今回の登板と相成ったのか訊いてみた。
YOFFY(Vocal、Melody
Maker)「去年の夏くらいに、(所属レコード会社の)コロムビアの担当ディレクターと『サイキックラバーももっと曲作ったりしたいな』っていう話をしていて、コロムビアといえば戦隊ものですから『僕らに戦隊の曲作らせてくださいよ』ってお願いしていたんです。で、来年の戦隊を予言しようっていう話になって、オリンピックイヤーだからスポーツ戦隊ゴリンジャーとかいって(爆笑)、陸上レッドとかバスケブルーとか(笑)。なんとなく、曲は作っていたんですね。そしたら、去年の11月に、『来年はデカレンジャーで、都会的でスタイリッシュなイメージなんだけど曲作ってみる?』って言う話を本当にもらって、本格的に曲を作ったんです。まあ結局、それはボツになっちゃったんですけど、ちょっと悔しい思いをして…。
で、12月年末にライブをやった時に、コロムビアの方がみんないらっしゃってたから『何だろうなあ』なんて思ってたら・・・。ライブの後に『戦隊の主題歌を歌うことに決まったから』って事務所の社長に言われて、『えーっ!!ホント!?』みたいな。」
IMAJO(Guiter)「曲はいくつか作ってたんですけどね、ことごとく…(笑)。」
デビュー作となった『超ロボット生命体トランスフォーマー』では作詞作曲も手がけていた彼らだけに、まず曲のオファーがあったのもうなずける。今回は演奏での参加となったわけだが、「最初にデモテープを聴いた感想はどうでしたか?」と尋ねると
YOFFY「素直にカッコいい曲だなあっていうのがあって。去年のアバレンジャーはめちゃくちゃちびっ子にわかりやすい曲だったんですけど、今年はかっこ良いなあっていうのはありました」
と極めて素直な答えが。ただ、その“カッコ良さ”ゆえに子供たちの反応が心配だったとも二人は言う。
YOFFY「コード進行がモダンで、いわゆる“戦隊”っていう感じじゃなくて、都会的っていえば都会的な。エンディングがささきいさおさんで、すごくジャジーな感じじゃないですか。だから、今年はちびっ子ついてこれるのかなぁ…?みたいなのはありましたね。音楽的にはすごくカッコいいんですけど、子供受けっていうのを狙ってない感じがして。だけど、歌詞ではすごい考えてるんですよね、ワンツースリーってかけ声があったり。あのパートはライブでもえらい盛り上がるんで助かるよね」
IMAJO「助かる、助かる!!今までアバレンジャーとかハリケンジャー、お子さんの気持ちがっちりでしたからね、どうなることかと思いきや…」
ちなみに、「子供向けに気を使ったところはありますか?」と訊くと、
YOFFY「お子さん向けっていうわけでもないんですが、やはり『ワン!!!』っていうところと、あとはねサビの掛け合いの部分と、最後の締めの『デカレンジャー』っていうところですね」
IMAJO「“ジャー”にこだわりがあるって、ささきさんもおっしゃってましたよ。この間、対談でお会いした時に(YOFFYと)二人で『あの“ジャー”は良くて、この“ジャー”は良くなかった』って言ってるんですよ、最初なんの話してるのかなって(笑)」
YOFFY「戦隊ものの番組名って絶対に“ジャー”がつくじゃないですか。だから、その“ジャー”をいかにカッコ良く発声するか、発音するか気をつけましたね。同じ“ジャー”でもカッコいいカッコ悪いっていうのが、やっぱりあるんですよ。レコーディングの時、ディレクターに『ちょっと今の“ジャー”熱さが足りないなあ』とか『固くない?』ってアドバイスされたりして。最後の“ジャー”は何度も録り直しました」
と『へぇ〜』な聴きどころが飛び出した。この“ジャー”の歌い方をマスターすれば、アナタもカラオケでYOFFYさんっぽく歌える・・・かもしれない!?ちなみに、サビの後半はブレスがなくてかなり苦しいらしい☆
とまあ、余談はこれくらいにして・・・、実際のところは戦隊らしい“熱さ”と、都会的な“クールさ”のバランスをとるのに苦労した面もあるという。特に、YOFFYさんは自分自身の歌の持ち味と、戦隊ものの従来のイメージのはざまで随分考えたという。
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YOFFY「Aメロの“光の都会の〜”というところも、もっとクールに歌ってくれって言われて録り直したんですよ。最初は戦隊だからと思って、熱く熱く歌ってたんですけど、今完成されてるものっていうのは肩の力を抜いてクールに歌っているものなんです。都会的でスタイリッシュで…っていう企画意図に沿ったものになってるかなあと思ってるんですけど、結局、コーラスをがんがん重ねていくうちに『やっぱ熱いね』なんて
(笑)。
とにかく、戦隊=熱いっていうイメージが、ささきいさおさんが『ゴレンジャー』を歌ってらっしゃった時からありました。僕自身の歌って熱血っていう感じじゃないから、はたして戦隊に合うのかが心配でしたね。1月末のプレミア発表会で歌うまで実感がなくて、会場で一日流れててお客さんが口ずさんでいる姿を見て、やっと免許皆伝みたいな。プレミア発表会は“ああ、僕が歌ってもいいのかな”って思えた日でしたね」
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IMAJO「やっぱり、異色と言えば異色だと思うんですよね、今までの戦隊ものからすると。これまでずっと、熱い歌で来てたわけですから」
YOFFY「こぶしに近いビブラートで歌う人が多かったじゃないですか。そういう方々に比べると僕の歌はさらっとしてる方なので、みんなに熱さが足りないって怒られるんじゃないかって心配してました」
一方、歌だけでなくサウンド全体のこだわりも気になるところだが、アレンジ面ではかなりサイキックラバーらしいテイストが押し出されていると、二人とも満足げな様子だ。
IMAJO「今まで僕らの音楽を聴いていただける機会とか、あんまりなかったと思うんですけど、昔からやってるライブはかなりハードなんですよ。YOFFYの歌があってコーラスがガツンと出るような。今回もそういったテイストは残ってる…というか、反映されてると思うんですよね。
あと、今までの戦隊シリーズのなかでは一番ギターがザクザク入ってるんじゃないですかね」
YOFFY「ハードなギターとコーラスワークっていうのが僕らのサウンドの特長なので、コーラスアレンジはわりと自由にやらせてもらいましたね。ここにこういったハーモニーが入って…みたいな。例えば『ゲットアップ
! デカレンジャー』という間の手も、最初もらったデモテープには入ってなかった部分なんですけど、ああいうふうに付け足して僕らなりにサイキックラバーの色で、なおかつ聴いた人にインパクトを与えられるようなものにしようと思って、ぎりぎりまでがんばりましたね」
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