「僕が先に撮り終わって帰るときにも、
『(森次さんの物まねで)帰っちゃうの? なんで帰っちゃうの?』
『いや、あの、終わったので…』
『そうなの? 観て行きなさいよ』
『え、あ、じゃ、観ていこうかな』
『嘘だよ(笑)。帰っていいよ(笑)』
とか言うんですよ(笑)。本当に良い人なんですよ」
と、森次さんはからかいながら和ませてくれる人だった。
「ホント、お茶目ですよ。テストのモニターチェックしているときも『なんだ、このおかしい人』って言いながら自分を見ているんですよ(笑)。いやぁ、おもしろいですよ。雨のシーンも『濡れちゃうでしょ? 濡れちゃうね? 一緒だね』とか言って、濡れても全然文句も言わないんです。『寒いね』とは言うけれど全然不機嫌ではないんですよ。あの方はとっても素敵な方ですよね、お茶目で」
と、またもやべた褒め。この辺りに長く愛されるヒーロー役の秘訣が隠れているのかも知れない。
シーン的には少なかったが、森次さんのことが少しでも理解できたり発見があって良かったという窪寺さん。さらに、『剣(ブレイド)』の半年ほど前に出演した『美少女戦士セーラームーン』でも、素敵な共演者に恵まれていた。
「共演した杉本彩さんも話しかけるまではすごい緊張しましたけど、話したらすごくいい人なんですよ。全然偉ぶらないし、話しかけたら何でも答えてくれる人です。どの現場に行っても役者はいい人ばっかりですよ、基本的に。と言っても2つの現場しか行ってないですけど(笑)。でも、やっぱり役者をやる人間って人柄が良いのかなって感じます」
『セーラームーン』で窪寺さんが四天王のひとり、クンツァイトの役で出演されていたのは、お解りになっただろうか? あまりの印象の違いに私は人から教えてもらうまで分かりませんでした。(申し訳ないですm(_
_)m)
『セーラームーン』では比較的早めの13話からの参加だったが、『剣(ブレイド)』は大詰めの41話からの参加となった。これはやはり心配も多かったのではないだろうか?
「そう! それは最初すごくありました。やっぱり40話もやっている人間たちの中に入り込むっていうのは、小学校で言うと5、6年生で転校するみたいな感じで(笑)。不安というか、仲良くなれるかな?と思いつつも『まあ、ライダーとは敵役だから、ちょうどいいや』と思いながらも、結局最後には仲良くなったというか。話しやすい人間たちだったんで、そういう意味でもすごく人柄がいいですよ、彼らも。いい人ばっかりです」
と、案ずるよりも産むが易しで、心配は吹き飛んでしまった。 |