そして眠い目をこすりながら精一杯背伸びをしてドラマを観ていた少女は、いつしか自分が演じることへの憧れを抱くようになった。
「中学生の途中くらいで同世代の人がドラマとかに出ているのを観て『いいな』って、すごく漠然とした憧れがありました。その当時は宝生舞さんや深津絵理さんが好きでしたね。そしたら、たまたま中学を卒業してすぐ今の事務所の方に声をかけられて」
と、思っていれば夢は叶うかの如く、タイミング良くチャンスが舞い込んだ。しかしまだ高校生。ご両親が心配したはず。
「父親は『本当にできるのか?』って心配してましたけど、私も結構頑固なので『やる!』って言い張って(笑)。母親にはそのちょっと前くらいに『芸能界に興味がある』って言っていたので、すぐ理解してくれました」
こうして無事芸能界に足を踏み入れた江川さんは、高校の1年目は札幌に在住、仕事の度に東京へ出かけるという日々を送った。そしていよいよ2年生になる頃、東京へ上京。転校もし本格活動開始となる。 |
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雑誌『ヤングマガジン』のグラビアでデビューしていた江川さんだが、そのときのことをふり返ると、
「最初はよく分からないまま、戸惑いというかどうしたらいいのか分からないけれど撮ってもらっているっていう感じでした。すごい緊張していたのを覚えていますね」
そしてできあがったグラビアを見た感想は、
「すごい顔が違うと思いました。メイクとかもしてますし、髪型ひとつでもすごく変わったりとか、発見がいっぱいありましたね」
と、仕事を通して新しい自分を発見した江川さんは、まずは自分を知ってもらいたいと思っていた。そのためには雑誌やドラマ、バラエティと何にでも挑戦した。中でも一番思い出深いのは、バラエティ番組の『人気者でいこう(ANB)』。
「日本人の女の子だけで韓国に行って、合宿をしながら韓国語で歌を発売しようっていう企画でした。1年半くらい韓国と日本を行ったり来たりしてました」
このときに韓国語をマスターしたことが、現在の『ハングル講座(NHK教育)』レギュラー出演に繋がっている。もちろん学んだことはそれだけではなく、彼女の成長に大きな影響を与えた。
そして、今後の活動の目標にはやはり大好きなドラマがあった。
「もっとドラマや映画、いろいろな作品に出演していきたいなと思いますね。『東京ラブストーリー』のように、都会の普通の会社を舞台にしたドラマがすごい好きで。まず観るのがすごく好きで、だからすごい憧れもあって自分もやってみたいというのがあります。今いる自分の環境と違うところの日常生活を描いている、そういうドラマをやりたいな。普通のOL役をやってみたいですね」
と、OLに憧れている風にも取れる発言に、こんな質問をした。
「女優になっていなかったら、OLになっていたと思いますか?」
すると、
「どうかな…、性格的に無理ですね(苦笑)。飽きっぽいんですよf(^_^;。ころころ毎日変わっていくようなお仕事のほうがあっていると思います」
と、言う。その時々でいろいろな人間を演じられる女優業が、まさにピッタリだったのだ。
現在はダーツにはまっているという江川さん。フットサルに夢中の『剣(ブレイド)』メンバーとも楽しんだことがあるそうだが、
「そのときは竹財くんと対決したのかな? そしたら私が勝っちゃったんですよ(笑)。そしたら『もう、お前とはしない』って言われて(笑)」
と、なかなかの腕前を披露したようだ。
さて、気になる栞の今後を尋ねると、
「栞は自分のことが、父親のことが一区切りついたので、今までみんなにサポートしてもらった分、あとはできるだけお返ししたいなって思っています」
と、終結に向かって『剣(ブレイド)』はこれからも益々目が離せない。 |
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