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では、ここで北条さんのデビュー作を伺おう。これがお堅いところで、『中学生日記』(NHK教育)。中学2年生の夏から高校1年生まで出演していたというが、
「事務所に入る前なんですよ。お母さんが勝手にオーディションに応募して(笑)。オーディション受けたら受かっちゃって。受かったからにはやるしかないなって思って、2年間やり続けてきたんです。もうひとつの学校みたいですごく楽しかったですね。友達もできて尚かつ演技の話もできて楽しかったです。やっていくうちに芝居の楽しさがどんどん分かってきて、もっと続けられたらいいなと思っていたら、偶然事務所にスカウトされて。本当に運が良かったですね」
と、とても謙虚。 |
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しかしちゃんと学生生活は送れたのだろうか?
「『中学生日記』の撮影はそこまで忙しくなかったから、学校が終わってから行くって感じだったんです。たまに収録が無いときもあったし、部活もそこそこやってたんですよ」
その部活とは…サッカー? いえいえ、それは趣味。部活で頑張っていたのは、水泳だった。そしてこれが後にTVドラマ『ウォーターボーイズ』に役立つのだ。
「そうですね(^_^)。やってて良かった(笑)。でも『ウォーターボーイズ』はすごいキツかったですね(苦笑)。水泳をやっていただけに1番厳しいポジションに付かされて(笑)。できるでしょ?ってことで、プールの縁から縁への潜水とかさせられたりして(苦笑)」
う〜ん、できたらできたで、また新たな苦労があるものだ。が、『ウォーターボーイズ』も学校が舞台、とても楽しめたようだ。
「すごい楽しかったですね『ウォーターボーイズ』も。毎日がキツかったけど、みんなといられてすごい楽しかった」
と、嬉しそうにふり返る良い思い出となったようだ。そして、実はこの『ウォーターボーイズ』には、仮面ライダーが出演していたのを皆さんはご存じだっただろうか? 『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダーインペラー・佐野満役、日向崇さんだ。同じ水泳部の部員役として出演していた。そのことは当然北条さんも知っていて、
「ずっと、『いいな、いいな、いいな』って日向くんに言ってましたよ(笑)。『ちょっと、変身ポーズやってよ』って(笑)。『このぉ、仮面ライダーがぁ』とか言って(笑)。そのときからずっと仮面ライダーになりたいって言ってました(照笑)」
と、羨ましく思っていた。が、それがまさかの仮面ライダー役GET。オーディションで合格したときはやはり喜びひとしおだったことだろう。
「あまり大声は出せなかったので、心の中で燃えてましたね。『よっしゃー! やるからにはカッコ良くやらなきゃな!』って。僕もそうだったけど小さい子はカッコイイのに憧れるんで、やっぱりカッコイイ役を演じたいなと思ったんですけどね。睦月は最初はちょっとダメですけど、だんだん正義感溢れるすごいカッコイイヤツになっていくんで(^_^)v」
と、この先の成長ぶりに期待を寄せる。 |
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さて、そのオーディションでは仮面ライダー大好きぶりが発揮された。
「オーディションの時も本郷猛の真似をして、首にピンクのストールみたいなのを巻いて、すっごい狙っていきましたからね。審査員の方に「それは狙ってきたんですか?」って言われて、「ライダー大好きなんです。意識して巻いて来ました」って言って、ライダー大好き、大好き、大好きってオーディションで言ってそれで押し通しました(笑)」
と、屈託のないライダー大好きパワーを全開にして、役を勝ち取ったらしい。これは昨今ささやかれていた、ライダー好きはオーディションでは落とされる、という噂を払拭したことになる。しかもこの若さで、平成ライダーではなく本郷猛の真似とは…。
「ココは1号で狙えば、と思って(笑)」
とこれまた屈託のない笑顔で笑う。 では、ライダーになった北条さんを取り巻く周りの反応はどうだったのだろうか?
「お姉さんの反応はいかがでしたか? 喜んでくれましたか?」 |
と、真っ先に尋ねてみた。それは何故かというと、子供のころから北条さんと一緒に『仮面ライダー』を観てきたお姉さんは、実は北条さん同様、仮面ライダーファン。そのお姉さんの反応は…
「『嘘! あんたじゃ無理じゃない?』って言ってたんですけど、でもすごい嬉しかったみたいですね」
とちょっと照れ笑い。また、ご両親はというと、
「お母さんは『本当に?』ってビックリで。お母さんは『仮面ライダー剣(ブレイド)』にハマっているわけではなかったんですけど、僕が台本を読むようになってからは、ハマっちゃったみたいで観てますね。最近の『仮面ライダー』は大人向けになっているじゃないですか。それがすごいおもしろいらしくて」
と、息子演じる睦月が登場する前から、しっかり番組をチェックしているという。
「お父さんは『お前が変身できるのか?』って言ってましたね(苦笑)。お父さんもやっぱりヒーローが好きだったみたいで、今回の『剣(ブレイド)』について『結構カッコイイじゃん』とか言ってましたね。
お父さんは『ウルトラマン』とかがすごい好きですね。そうだ、僕が小さい頃タンスの上、高いところにウルトラマンの人形がブワーっと置いてあったんですよ。全部違うウルトラマンが並んでました。あれはお父さんのコレクションで…あれ、どこへ行ったんだろう?(笑)。すごい気になりますね〜(?_?)」
と、北条さんのお父さん(45歳)はやはりヒーロー世代。『仮面ライダー』の再放送といい、お父さんの世代といい、北条さんはライダーになるための生活環境がものすごく整っていたようだ。 |
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では、その育った生活環境をもう少しふり返っていただこう。
「小さい頃は外で遊んでましたね。ゲームというよりは外で遊ぶほうでしたね。休みの日でも『仮面ライダー』を観たあととかに、外に遊びに出たりしてました」
もちろん、ヒーローごっこをしていた?
「う〜ん? でも、仮面ライダーのベルトを巻いて遊んでたりはしましたね。小さい頃は…戦隊の靴とか履いてましたね。青い、つま先に戦隊の絵が描いてあるのを。あれをすごい欲しいって言って買ってもらった覚えがあります。幼稚園に行くにも履いていた覚えがありますね。寝間着も買ってもらったことがあります、戦隊ものの。『科学戦隊ダイナマン』でしたね。毎日嬉しそうに着ていたのを覚えています(笑)」
というが、もちろんこの『ダイナマン』も再放送で観ていたものだ。そのほかにも、
「『機動刑事ジバン』とか『超光戦士シャンゼリオン』とか…ジバン、カッコ良かったなぁ。『鳥人戦隊ジェットマン』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』とか『ビーファイターカブト』とか…」
と、その作品名は留まるところを知らず、どんどん出てくる。ヒーロー番組にどっぷり浸かって育ったのが実証された。そして当然仮面ライダーシリーズの再放送があったことは前出の通りだが、それに加えて、高校生になったころにはわざわざビデオを借りて観ていたライダーシリーズもあったと言うから、やはり極太の筋金入りのようだ。 |
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